地球の胎動

このままでは地球はもたない。「時間は待ったなし。」と言う人もいるが、地球が再生の準備をし、予兆を我々に知らせているのかもしれない。
 残念なのは、我々が予兆の意味がよく分かっていないことだ。ある意味で地球は神仏のようなものだから、我々の理解とは別に自然の法則をもとに再生しているのかもしれない。
地震などの天変地異が再生にどういう意味を持つかは分らないが、世界が行き詰まっている困難な問題は地球再生の予兆や胎動に見えなくもない。
 地球的な視座を持てず、地球がこんなに壊れても、これまでの経済成長路線にしがみついていても、地球は待たず、 独自に動く。地球の自然治癒力、回復力のようなもので温暖化ガスを減らすには政策や技術より、原油が不足し、値段が高騰し、買えなく、使われなくなるのが1番効果的。
 物価高騰と景気後退が合わさった世界同時不景気も同じような意味で、地球の回復力になる。
 分け分らず、地球にに立ち向かう我々ははドンキ・ホーティのようでもある。ドンキホーティが怪我をしようとも、風車は風の力で何事もなかったように悠然と回る。
  連日に暗く先行きのないニュースが伝えられる中で、我々がが、そっぽを向いてあくせくしているのを振り返って見ると、地球が誰よりも強い最高の味方ではないかと、心強く思いたくもなる。
 だからと言って人間不信ではない。周囲には心温まることも数限りなくあるし、地球に呼応した動きも、以前とは比べ物にならないほど見られるようになってはいる。
 只、どれも、新しい芽のように小さいから、芽が大きく育つまでは、地球を頼りにする。

 

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