う月食堂＠札幌市中央区

う月食堂です。
狸小路の赤星の隣にあります。
こんな絶好の立地ながら、最近まで気づかなかった店です。
先日の赤星の記事でも、「う」の文字だけ見えます。



昔から長く続く、老舗の食堂です。
暖簾はなく、開いている扉から入りますと、、、
そこにはタイムスリップしたかのようなゆったりとした時間が流れています。

テーブル席に着き、壁に貼られているメニューを見ます。
定食11種類、丼物6種類、そば・うどん、チャーハン、チキンライス、オムライス、ハヤシライス。
ラーメンに味の記載はなく、ラーメンの他、肉ラーメン、チカララーメン、月見ラーメン。
これぞ食堂といった顔ぶれです。

ラーメンを食べました。（600円）



郷愁漂う外観です。
外観からは、醤油味のようです。
予想外の半濁スープに、予想外の甘めの味付け。
うどんのつゆと豚骨スープとがミックスされたような、そんな感じ。
不思議な味わいですが、物足りなさはありません。

麺は、加水率高めの麺。
緩めの茹で上がりが、またいい味を出しています。

具は、豚肉、少量のモヤシと玉ねぎ、メンマ、ほうれん草、なると。
チャーシューではなく、豚肉というのがまたいいではないですか。


ノスタルジック札幌狸小路食堂系


狸小路で昔ながらの食堂にタイムスリップしたいときには、こちら。

赤星＠札幌市中央区 ２

札幌中心部で、ワンコインでラーメンを食べることができるということで、有名なお店です。
赤星です。



場所は、南3西7。
狸小路のアーケードがちょうどなくなるところです。

2006年以来実に4年ぶりの訪問になります。
当時は旭川に住んでましたので、札幌に来てからは初になります。


前回は醤油を食べましたので、味噌にしました。
味噌。（700円）
おっと、味噌はワンコインではないんですね。
醤油と塩だけのようです。。。



白濁した鶏ベースの白湯スープ。
さらりとしたタイプです。
そこに、オレンジ色のピリ辛味噌ダレ。
やはりスープより味噌ダレが勝りますが、スープの旨味も感じることができます。
所謂、札幌味噌ラーメンとは異なる味わいです。

麺は、高加水率の中細麺。
つるりとした食感が特徴的です。
所謂、札幌麺とは異なる味わいです。

具は、岩のり、やわらか薄切りチャーシュー、大きめのネギ。
このネギ美味いですね。

そして、目の前に置いてある調味料「さばニンニク粉」を入れると、旨味が増します。
これはいいです。


さらに、ラーメンだけでなく、このラー油が美味いのです。
「ぽんぽこラー油」
さすがにラー油だけという訳にはいきませんので、餃子も一緒です。（400円）



具だくさん、さらに具が大きい、満足感も大きい餃子です。
これまた美味い。



餃子にはやっぱりビールでしょう。（500円）
ああ、堪らない瞬間ですね。
ですが、ワンコインの予定が軽く1000円越え。（汗）


ビールと餃子とらーめんと


狸小路でワンコインでラーメンを食べようと思って、ついついビールや餃子も楽しみたくなったときには、こちら。

五十番＠札幌市中央区

五十番です。



場所は南2西3。
狸小路のドン・キホーテの地下にあります。

暖簾に「東京」や「中華料理」の文字が見えます。
その通り、メニューも中華系のラーメン、セットもの、丼物など中華料理が多くあります。
特に中華系の定食が充実しており、概ね600円台とこの立地にして驚くべき価格です。

基本ラーメンは、価格設定がおもしろいです。
正油ラーメン　380円
昔風ラーメン　430円
塩ラーメン　　530円
みそラーメン　600円
正油の安さに目がいきますが、正油とみそとの価格差220円というのも見たことがありません。

正油ラーメンを食べました。（380円）



きれいに透き通ったスープです。
中華系の清湯スープといわれればそんな感じ。
東京中華そばといわれればそんな感じ。
札幌ではあまり見かけないあっさり系です。
値段が格段に違う塩とみそがどんな感じか、気になるところではあります。

麺はさがみ屋製麺のもの。
これは札幌でよく見かけるタイプの高加水率麺です。

具は、チャーシュー、メンマ、ネギ、海苔。
個人的に苦手なタイプのネギです。


札幌中心部驚愕価格


飲んだ後のシメに食べるには、閉店時間が早いのです。

大公＠札幌市中央区

狸小路の少し北側にある大公です。
暖簾にも書いているとおり「創業44年」の老舗ですが、今回初訪になります。



場所は南2西5。
狸小路の横断歩道からすぐ見えます。

ラーメンは、みそ・正油・塩の順、各700円。
「大公のラーメンはスープの味がきめて　残らず全部お呑み下さい」と書かれています。
みそを食べました。（700円）



さらりとしたスープ。
味噌ダレが前面に出たタイプで、塩分はやや多めですが、なかなかいいではないですか。
昔ながらの札幌味噌ラーメンといった感じです。

麺は西山ラーメンのもの。
食べた瞬間に「あぁ西山ラーメン」と思わせる、そんな麺です。

具は、モヤシ、玉ねぎ、チャーシュー、メンマ。
標準的な顔ぶれです。


昔ながらのあっさり系札幌味噌ラーメン


飲んだ後のシメに、スープを残らず全部呑むと満腹です。

ほり米＠札幌市中央区

ほり米です。
のぶさんのところで見て猛烈に気になり、行ってきました。



看板の通り、寿司もあり、おでんもあり、居酒屋でもあるのです。

美味しい料理たちは、のぶさんやマンボウさんのブログにたくさん載っています。
手抜き。。。
どれも美味しいですよね。

そしてシメにはこちら。
おでんラーメン。（650円）



看板メニューであるおでんのダシから取られています。
あっさりした中に旨味が封じ込められた、美味しいスープです。

麺は、加水率高めの札幌麺でした。

具は、玉子や豆腐や牛すじなど、おでんの具だねです。
特に牛すじが絶品で、おでんとしても食べればよかった。。。
そして、薬味として付いてくる柚子胡椒がまた美味しいのです。
本場のものらしく、かなり辛めです。


絶品おでんラーメン


すすきので、お寿司を食べて、おでんを食べて、ラーメンも食べたいときには、こちら。

空＠札幌市中央区 ２

空です。



場所は、南3西5。
狸小路の少し南側にあります。

記事にするのは2回目ですが、〆ラーメンに重宝している店です。

前回は味噌でしたので、
今回は、醤油らーめんを食べました。（750円）



黒々としたスープ。
もの凄い量の脂と、もの凄く濃い醤油ダレの組み合わせ。
脂とタレがガンガン攻めてきます。
飲んだ後に身体が欲する、脂と塩です。

麺は、さがみ屋製麺のもの。
高加水率の中太麺。
これぞ札幌と思わせる、濃厚スープに負けない麺です。

具は、写真を見ますと、チャーシュー、味玉、メンマ、ネギがのっています。
が、驚く程なにも憶えていません。。。
飲んだくれは、全くあてにならないということです。


超濃厚札幌ラーメン


飲んだ後のシメに、純すみ系の濃厚札幌ラーメンが食べたいときはこちら。

とぐち＠札幌市中央区

とぐちです。



場所は、南4西4。
すすきのの36号線から少し北に入ったところにあります。
以前は「味の起平」→「三極ラーメン」→「麺蔵」があった場所です。

特選白味噌 レギュラー を食べました。（700円）



「今まで味わったことのない独特の味」と書かれています。
スープは濃厚で、背脂が浮き、ややとろみがあります。
ゴマの風味も効いています。
実際のところ、今までにどこかで味わったことがありそうな、濃厚札幌味噌ですね。

麺は、小林製麺のもの。
高加水率の中細麺は、典型的な札幌麺です。
濃厚でとろみのあるスープとよく絡みます。

具は、やわらかチャーシューの上に生姜。
炒めモヤシ、少量の玉ねぎと白菜、メンマ、刻みネギ、味玉。


どこかで食べたことがありそうな札幌系


飲んだ後のシメに、濃厚味噌ラーメンを食べることができます。

芳蘭＠札幌市中央区

芳蘭です。



場所は南5西5。
すすきののど真ん中にあります。

店の前には「昭和28年創業」「札幌ラーメン発祥の店」と書いてあります。

メニューは、正油・塩・味噌の順、各750円。
正油ラーメンを食べました。（750円）
「野菜を入れますか？」と聞かれましたので、珍しく入れてもらいました。
正油に野菜は入れない派のはずが。。。

「札幌ラーメン発祥の店」とのことですが、所謂札幌式の調理方法とは異なる方法で完成しました。



黒々としたスープ。
スープはそれ程強くなく、どちらかと言えば醤油ダレが主体。
そして表面には結構なラードですが、見た目に反して意外とあっさり系。
塩分も強くはないです。

麺は、西山ラーメンのもの。
よく見かける、お馴染みの札幌麺です。

具は、シャキシャキの炒めモヤシ。
そんなに多くありません。

他、歯ごたえ抜群のもも肉チャーシュー、黒々としたメンマ。
ワカメの増殖率は大したことありません。


歴史的札幌ラーメン


飲んだ後のシメに、昔からの札幌ラーメンを食べたいときはこちら。

さの○＠札幌市中央区

さの○です。



場所は、南5西4。
すすきののど真ん中にあります。

塩らーめんを食べました。（700円）
人気おすすめNO1と書かれています。



黄金色に輝く透明なスープ。
鶏ガラベースかと思いますが、ほんのり和風だしも感じます。
塩分は控えめ、甘さは強め。
旨味があり、とても飲みやすいスープかと思います。

麺は、小林製麺のもの。
高加水率の中細麺ですが、色は白めで、何となく札幌らしくない印象です。

具では、脂身の少ないチャーシューに独特の風味があります。
メンマの大きさは、まばらです。
他、白髪ネギとキクラゲと味玉が入っています。


黄金透明甘系塩拉麺


飲んだ後のシメに、あっさり塩ラーメンが食べたいときはこちら。

一平＠札幌市西区

一平です。



場所は、琴似1-1。
有名店「てら」の並びに、ひっそり佇んでいます。

旭川「一平」が未訪のまま閉店されてしまい、それ以来宿題店となっていた、札幌「一平」です。
旭川「一平」の店主さんは、札幌「一平」のおじさんで、そこからラーメン作りを教わったそうです。
ほんとに歴史を感じる店で、1979年開店と30年もの歴史があります。



そんな歴史を感じる暖簾を潜りますと、、、



新しい暖簾が出迎えてくれます。
おお、藤原製麺ですか！

じょばんにさんのブログを見て、ここではかけラーメンを食べると心に決めてました。

かけラーメン　正油。（600円）



透明感のあるきれいなスープ。
豚骨ベースのあっさりスープは、全く臭みを感じません。
あっさりした中に、すっきりとした旨味を感じることができます。
これはいいですね～。
昔懐かしい旭川食堂系を思わせる、そんな1杯です。

麺は、藤原製麺のもの。
加水率高めの旭川麺は、札幌寄りに作っているのでしょうか。
ばつっと感より、つるっと感が強いタイプ。
個人的には、これをもっと低加水率の麺で食べたいなーと思ってしまいますが、
これはこれでスープによく合うと思います。

具は、ネギのみ。
スープを全く邪魔しません。
良いですね。


すっかり気に入ってしまって、かけラーメンの塩です。（600円）
あ、ツレカノではありませんよ。ベツノヒです。（笑）



塩ですと醤油では感じなかった、ほんのりと独特の甘みを感じます。
このスープのそのものの旨味なんでしょうかね。


塩も気に入ってしまったからには、味噌も食べない訳にはいきません。
かけラーメンの味噌。（600円）
もちろん、ベツノヒですよ。



赤味噌ベースのあっさり系です。
こってり味噌がお好きな方は、物足りなく感じるかもしれません。


琴似の繁華街にひっそりあっさり旭川系　Simple Asahikawa


あらゆるタイプのラーメンを食べることができる激戦区琴似において、もしかしたら私の一番の好みかもしれません。
あっさり旭川系がお好きな方は是非！