神道政治連盟京都府本部の40周年式典があり、京都へ行かせていただいた。
神道政治連盟は神社関係の方々で作られている政治連盟で、福知山の大原神社の林秀俊宮司が京都本部長を務めておられる。
式典後の研修会の講師が安倍晋三元首相なので、勉強にとお誘いいただいた。
安倍さんは4年前の府議選の時に自民党総裁であり、公認証は安倍総裁からいただいたが、お話をお聞きするのは初めてだった。
日本のこれからの大きな課題を二つ挙げられた。
一つは「借金を減らすこと」をおっしゃった。
・自民党政権時代には確かに巨額の借金ができたが、これは何度かの経済危機の際に、雇用を維持するための財政出動による借金で、最高でも5%強の失業率で止めた先進国は日本だけ。欧米は今でも10%を超えている。
・自民党政権下でも、今年度の民主党政権のように、税収を上回る国債を発行するという愚は犯さなかった。それをしたのは、終戦の翌年だけ。民主党はそれをバラマキに使い、景気には何ら貢献していない。
・株価を上げることが大事。株価は年金と密接なつながりがある。年金資金は株で運用しており、安倍政権下では約3兆円を稼いだ。年金の安定には株価を上げるようにしなければならない。
もう一つは、「中国との付き合い方」だった。
・外交とは、様々なメッセージを出し合うこと。弱気なメッセージを出せば、相手はどんどん攻めてくる。平和のためにも強気なメッセージを出す必要があるが、菅政権の外交は幼稚すぎて、中国など周辺国の思うつぼだ。
大変分かりやすいお話で、これから自民党がしっかり頑張って、日本を確かな方向に進めなくてはいけないということを改めて感じた。
もうこれ以上、民主党には任せておくのは、日本を路頭に迷わせることになる。