四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

児童相談所のあり方を考えるシンポジウム第二弾

2024年08月11日 | 教育・子育て

10日㈯12時から綾部市空手道連盟(会長:四方源太郎)総会に出席した。弁当を食べた後、阪梨學特別顧問にも出席いただき、役員の皆さんと議事について審議した。

 役員改選では引き続き、会長を務めることになり、副会長には理事長の井田匡昭さん、理事長(事務局長兼務)には保坂朋宏くん、事務局次長に牧野裕晃くんが就任することになり、事務局長の村上真哉さんは監事を務められることになった。

 総会の後、綾部駅を13時56分発の特急で東京に向かった。途中、嵯峨嵐山駅の手前で踏切の異常信号が押されたとかで10分遅れ、乗り換えを15分で取っていた新幹線にはギリギリ乗れた。

 17時40分頃に東京駅に着き、北千住駅で小源太と待ち合わせて食事。お盆には帰ってこないそうで、最近の近況を聴いた。

 来年の今ごろは3回生で、そろそろ就職活動の時期にもなってくる。そう思うと4年間の大学生活もあっという間だと思う。

 

11日㈰11時から文京区文京シビックホールにて、児童相談所のあり方を考える地方議員懇談会(代表:岩波初美千葉県議)主催児童相談所のあり方を考えるシンポジウム第二弾「児童相談所による親子分離の実態と専門職の役割」に出席した。

 児童相談所(児相)による「人権侵害」である「誤認保護」問題について考え行動しようとする地方議員の集まりが昨年、相次いで発足した。

 今回のシンポジウムの主催団体である児童相談所のあり方を考える地方議員懇談会神戸の木原功仁哉弁護士、京都の南出喜久治弁護士の呼びかけで集まった児相問題全国議員連盟(児相議連)の二つの組織だ。

 私は平成30年に児相による「誤認保護」の被害者から相談を受け、京都府の健康福祉部や児相とやり取りをした。この件は裁判所に申し立てた京都府が申し立てを取り下げるという結果になり、事実上、保護者の言い分が認められた。(京都府は双方が和解できたので取り下げたから負けていないと主張するが、結果として罪もない親子が8ヶ月の間、一切の音信不通状態で引き離され、裁判をしていなければ成人まで会わせてもらえないことになるところだった)

 その後、府議会の委員会や本会議等でこういった「誤認保護」を起こさない対策について質問し、その内容はこのブログでも書いていたので、それを見られた両組織の関係者からお誘いがあり、私は両組織に加入することになった。

※参考:2023年6月5日付blog「児童相談所のあり方を考える地方議員懇談会」

※参考:2022年2月1日付blog「一般質問①児童相談所業務に対する第三者の評価・検証について」

 組織に入って全国の議員さん達と交流する中で驚いたのは、私が相談を受けたような事例が全国では相当数あり、家庭をメチャクチャにされてしまった被害者が今もなおたくさんおられることだ。

 この問題の解決には事実をできるだけ多くの政治家や市民が知ることが必要だと思い、その力を大きくするために両組織の連携を図ろうと間を取り持った。

 今日の東京でのシンポジウムに当初は木原弁護士が来られて基調講演されると聞いていたのだが来られなくなったようで、冒頭にメッセージが読み上げられた。

 シンポジウムでは最初に東邦大学名誉教授で精神科医の黒木宣夫先生が「児童相談所の現場で今何が起きているのか?専門職に求められる役割とは」と題して講演された。

 午後からは当事者の方が4名、悲痛な経験をお話された。

 いかにして児相が子どもを連れ去り、どれだけ説明してもいっこうに児相に耳を傾けてもらえなかったか、どうやって子どもが帰ってくることができたか、その後はどのように子どもを守っているか、についてをお聴きした。保護者だけでなく、お子さんも話をされた。

 会場からも体験談を話される方もあったが、手紙を書いても検閲されて届けてもらえない、当然、面会はできない(児相からはやっていない虐待をしたと認めれば会わせると言われる)、「好きな絵を描きなさい」と児相職員に言われた子どもが親や家族の絵を描くと「なぜあなたはこんなものを描くの」と叱責されてビリビリに破られる(三匹の子豚の絵ですら、「これは家族でしょ!」と言われて破られたという話もあった)など「ここはどこの国で、いつの時代か?」という話を聴いた。

 こういった話は既存メディアではまだほとんど報道されたことがない。社会に知らせ、社会問題として扱われるようにすることが重要だと考えている。それもあって、前々号のげんたろう新聞では1面2面でこの問題を取り上げた。

 私はたまたま6年ほど前に相談があって、この問題を知った。最初は「本当に児相がそんなことをするのかな?」と思った。

 しかし、その後の京都府や児相とのやり取りを経て、そこには大きな問題があるというのが確信になっている。

 この問題は関わりにくい問題だ。でも、私は児相の問題に気がついてしまった。放ってはおけない。

 

 終了後参加された役員や議員有志の方々との懇親会にも出席した。


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