四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

綾部は雪、京都は晴れ

2025年02月19日 | 京都府議会

19日㈬朝から雪。先日に比べると若干少ないか。家の前と事務所前を雪かき。

 いつもよりは少し早めに綾部を出て京都へ。京都は全く雪なし。日射しで少し暖かいくらい。

 12時半から議員団会議13時15分から本会議で一般質問(初日)本会議後、常任委員会で議案の採決など。

 夕方には農林水産部に調査依頼していた案件について、それぞれの課長から報告を聴く。

 夜は京都泊まり。

 

20日㈭12時半から議員団会議

 綾部市明るい選挙推進協議会の呼びかけで「府政を見る会」の傍聴の方々が来られており、挨拶に伺った。

 13時15分から本会議で一般質問(二日目)終了後、予算特別委員会全体会で先議する議案の採決。

 公舎会にて、北部府議と知事らで懇談。京都泊。

 北部府議での二次会の後、舞鶴市の池田正義府議と歩いて帰る。「今から思えば1期、2期の頃は楽しかったですね。井上先生、池田先生と中丹3市が同期で僕は本当に良かったと思ってます。今から考えるとあの日々は人生の中でも相当楽しい時間でした。また今度、井上先生を誘って久しぶりに三人で飲みましょう!」などと話しながら。

 

21日㈮昼に蕎麦を食べに行こうとしたら、「人手不足で閉店」との貼り紙。府庁の周りでも1軒、また1軒と店が減っている。

 12時半から議員団会議13時15分から本会議で採決一般質問(三日目)

 その後は予算特別委員会の全体会と小委員会。来週から予算特別委員会が始まる。

 

 終了後、綾部に戻り、事務所で溜まっていた書類を整理した後、あやテラスにて日本財団「職親(しょくしん)プロジェクト」京都北部説明会に出席した。

 いわゆる更生保護雇用主の活動だが、神様のような崇高な活動をしておられる企業家の方がたくさんおられることを知った。

 良いお話を聴かせていただき、終了後は懇親会にも出席した。

 綾部、福知山、舞鶴、亀岡などから若手の企業家がたくさん参加しておられた。こういったつながりが盛り上がっていってほしいと願う。


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厄神さんと綾部市PTA連絡協議会

2025年02月18日 | 教育・子育て

18日㈫9時、上野町の若宮神社(四方義規宮司)境内にある厄除神社「あやべ厄除大祭」を参拝。「厄神さんまでは雪が積もる」と綾部では言い伝えられており、今朝もやはり雪が降っていた。

 祭礼の後若宮神社の禰宜や役員、綾部観光協会長、綾部商工会議所専務など来賓の皆さんとお茶をいただきながら、しばし懇談。

 事務所に戻り、手紙を書いたりした後、京都に向かった。京都は晴れていた。

 12時半から議員団会議。13時から代表質問(二日目)に出席。

 維新・国民会派上倉府議(伏見区)原発問題を質問してくれていた京都府は原発立地県ではないのにUPZを抱える唯一の都道府県であり、かつ立地県の福井県よりもUPZ内の人口は多い。綾部市も市域の半分ほどがUPZに含まれている。

 それなのにほとんど対策されない京都府内の避難路整備を進めることや福井県同様に同意権を要求すべきだということはまさにその通りで、京都府も上品に申し入れるだけでなく、いつまでも無視されている訳にはいかない局面に来ていると思う。

 

 代表質問後、綾部に戻り、19時から綾部市PTA連絡協議会の臨時総会に出席した。

 昨年7月の臨時会長会で提案したように、今日の総会では形骸化していた専門委員会を廃止し、新たに会長会を新設すること、1学期に開催する会長意見交換会を綾部市PTA研修会に位置づけて、秋に行っていた研修会を廃止すること、綾部市の各種委員会への当て職は毎年、各単位PTAに割り振って、その中から誰かが出向することなどが規約改正などされて決められた。

参考:2024年7月6日付blog「綾部市PTA連絡協議会の改革」

 

 提案したのはPTA役員の負担を減らすためではあるが、「何もするな」という意味ではなく、何かしたいことが出てくればどんどん挑戦してほしいと思うし、綾部市PTA連絡協議会の活動を減らした分、単位PTAの活動を充実させたり、単位PTAの役員相互の交流会などはもっと行われても良いのではないかと思う。

 私は末っ子が中学校を卒業するため、綾部市PTAからは卒業することになるが、最後に2年連続で綾部中学校PTA会長を務めたことで、こういう改革もできて良かったと感じている。

 

 教育については、家庭が「自助」、学校が「公助」、PTAが「共助」だと思う。

 「共助」であるPTAが豊かな地域は、子どもの成長にとっても、教育にとっても良い地域だということを14年間のPTA経験を通して、今、改めて感じている。

 PTAの経験や理解は人それぞれだが、理解できないことは放っておいたらいいのに、PTAを攻撃しないと気が済まない人達(議員も)が全国にはそこそこいることも分かり、良い勉強にもなった。

 

 会議の後は事務所に戻って、20時半頃までブログ書きなど。


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「赤」の着物議会

2025年02月17日 | 京都府議会

17日㈪今日は府立高校の前期受験日。温二郎は若干緊張して綾部高校に出かけて行った。良い結果が出ることを願っています。

 10時過ぎ事務所を出て京都へ。12時半から議員団会議に出席。

 今日は2月議会の代表質問の初日。例年、和装振興議員連盟からの呼びかけで「着物議会」となる。

 NPO法人京ごころという団体で着付けもしていただいてレンタルしている議員が多いが、いつも地味な着物なので今年は派手に「赤」にしてみた。

 スーツで「赤」という選択はできないが、着物なら「赤」でもいける。

 現代人にとって「着物」は非日常のものなので、このくらい思い切る方がいいだろうと思った。これで歩くと会う人、会う人に驚かれたが、一緒に写真を撮ろう!といつになく誘われたりして嬉しかった。

 荒巻隆三府議(東山区)、池田正義府議(舞鶴市)と。

 能勢昌博府議(長岡京市、大山崎町)と。

 

 代表質問が終わると着物を脱いで、19時過ぎに綾部に戻った。途中、雪が激しく降っているところもあったが、綾部はまだそんなに降っていなかった。

 明日は朝から若宮神社の厄神さんの祭礼に参列する。その後、議会に行くのであまり降らないでほしい。


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歓喜稲荷神社の例祭

2025年02月16日 | 寺社行事

16日㈰10時から地元、並松町の由良川河畔にある歓喜稲荷神社の例祭を参拝した。明日から大寒波と言われているが、今日は春のような陽気だった。並松の皆さんの精進の賜物だろう。

 歓喜稲荷神社はおそらく江戸時代からここに鎮座し、元は青木稲荷という名前だったようだが、大本の出口王仁三郎聖師が歓喜稲荷と名前を変えられたそうだ。

 約40年前、並松町自治会の石田巌会長の時代に社殿等を再整備し、以後、自治会で護持管理をしている。祭礼は大本本部から神官を派遣して実施していただいている。

 野々垣泰輝自治会長の挨拶に続いて、私も一言挨拶させていただいた。神社の前の由良川堤防工事の状況や綾部高校カヌー部の部室確保のことなどを紹介し、並松町自治会の皆さんのご支援をお願いした。

 自治会役員の皆さんのお世話で、参加者には甘酒接待や紅白饅頭が振る舞われ、子ども会の小学生にも数多く参加してもらって、久しぶりに賑やかな歓喜稲荷の例祭となって嬉しかった。

 

 12時からは丹後の与謝野町の山添藤真町長らを招いて会食し意見交換。食事後には大本本部の長生殿にもご案内した。

 山添町長は私よりも7歳若いが、すでに3期の町長で今後もさらなる活躍を期待したい。次世代の北部の政治家同士、今後も交流を深めましょうと約束した。


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自民党綾部支部役員会

2025年02月15日 | 政治活動

15日㈯12時から自民党綾部支部(支部長:四方源太郎)役員会を開催した。種清喜之幹事長の司会進行により、まずは私から情勢報告などをさせていただいた。

 昨秋の衆院選の総括、石破政権の現状と今後、今夏の参院選の見通し、そして、綾部の自民党が団結し、綾部市と政権とのパイプを作っていくかについてお話した。

 綾部支部としては、現場主義(現場から上がってくる課題に対応する)、前例にこだわらない、徹底的にやる、という3点が重要だと考えている。

 その後は意見交換を行い、役員の皆さんがそれぞれの考え等を述べられた。北陸新幹線の敦賀以西の延伸についての発言が多かった。

 「現行の小浜京都ルートは反対が多く難しいだろうが、京都が国土軸から外れることは心配だ」という意見も出された。

 「整備新幹線」は「新幹線のローカル線」であり、本来、国土軸であるならば、東海道新幹線や山陽新幹線のように国が全額負担して国家事業として取り組むべきであって、それを「整備新幹線」でやろうとしていること自体がおかしい。そもそもの議論がすれ違っているのは与党PTの国会議員が「整備新幹線」の性格を理解していないからではないかと説明した。

 自民党員を増やす秘策は?という質問もあったが、「そういう秘策はない」と答えるしかなく、地道に市民や業界団体の皆さんの声を聴いて、それを一つでも実現していくようにすることが党勢拡大につながるのではないかとお話した。

 意見交換の後は高橋輝副支部長の発声で乾杯して懇親会を行い、役員の皆さんと懇談させていただいた。「人が何人集まってもらえるか自信がないが、それでも府議や市議を招いて府・市政報告会を開いても良いか?」という声があったので「もちろん、一人でもゼロでも行きますから」とお返事した。

 締めは大槻俊昭副支部長に閉会挨拶をしていただいた。

 30代、40代、50代、60代、70代と幅広い世代の役員が揃っているのが自民党綾部支部の良さだと考えており、これからも皆さんと連携して頑張っていきたい。


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「源太郎新聞配り」と「米価」のこと

2025年02月14日 | 議員活動

14日㈮議会が始まると2日+土日祝の「議案熟読」と呼ばれる期間があって、議会は休会となる。

 来週月曜日の代表質問から議会が再開されると3月下旬まで連日、京都に行かなければならない。そのため、少しでも「げんたろう新聞」を配っておこうと、今日は午前、午後と新聞配りに。多田町、宮代町、大島町、井倉新町団地、上野団地などを歩いた。

 井倉新町団地ではたまたま知り合いの方がおられて、「団地ぐらいなら配らせてもらう」と言ってもらった。

 数部をご近所にというのでも構いませんので、ご協力いただける方があれば、ぜひお声がけ下さい。多くの方の手を経ることで「新聞」はより暖かい温もりを持つのだと思っています。

【お問い合わせ先】

 四方源太郎事務所 ☎0773-43-1001

 昨夏から米不足で米価が値上がりし、政府が備蓄米の放出を行うという。

※参考:政府、備蓄米21万トン放出と表明 3月末には店頭に並ぶ見通し(朝日新聞)

 そもそも米不足の原因は政府の米政策、農業政策の失敗にあると考える。備蓄米を緊急的に放出することはやむを得ないが、根本原因を反省し農政の見直しを行わない限り、今後も米不足やもっと厳しい食糧危機が必ず私たちの身近に迫ってくるだろう。

 米や野菜の供給を農家・農村の「善意」に頼り、人件費などを考えずに安価で供給されてきたことに安住し、さらに減反や転作奨励を進め、資材の高騰や耕作放棄地、鳥獣被害を放置し、自動車や電化製品の輸出を広げるための取引材料として、外国産の農産物や牛肉、木材等の輸入を広げてきた結果が今の有様である。

 今月発行の「げんたろう新聞」では「農業の担い手確保」のことを1・2面で取り上げており、数年前から綾部での農業事業に取り組んでいただいている㈱足立製作所の足立弘社長の言葉「…工場拡張が従業員の幸せにつながるのかも疑問だ。米や野菜の値段が高騰している今、食べ物を確保する方が従業員を守ることになるのではないだろうか?…」なども掲載している。

 戦後日本の農村はどんどん過疎化し、都市はどんどん過密化していった。

 日本人は「土地」を捨て、マンションという「空間」を財産とするようになった。そんな空虚な時代がいつまでも続くのだろうか?

 「米公方」と呼ばれた江戸幕府の八代将軍・徳川吉宗は庶民のために米価を下げることに頭を悩ませたのではなく、武士のために米価を上げる(維持する)ことに尽力した。当時の武士の収入は米であり、米価が安定することは武士の収入の安定化にもつながったからだ。

 米は日本人の食生活にとって無くてはならないものなので、大きな問題になっているのだろうが、昨今、様々なものが値上げされている中で米が高くなっていることは許容してもらい、高くなった分は中間業者だけを潤おわせるのではなく、農家に還元されることが重要だと思う。


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北陸新幹線と外資のスキーリゾート計画

2025年02月12日 | 京都府議会

12日㈬今朝は空気が凍るように冷たく、事務所のストーブをつけたら2℃。今シーズン最低だった。

 10時過ぎ事務所を出て、京都へ。12時半から自民党府議団の議員団会議に出席。

 13時15分から本会議。2月議会が開会し、知事による令和7年度当初予算案の提案理由説明が行われた。その後、全員協議会総務部長から議案の説明を受ける。

 全員協議会終了後、先議すべき議案についての常任委員会が開催されて質疑を行った。

 

 委員会の終了後、17時前に綾部に戻り、午前中に事務所に電話がかかっていた高倉町の自治会長さんからの府道関係の相談について対応。

 自治会長さん、そして土木事務所長と連絡を取り合ったが、要望箇所についてハッキリしない点があったため、現地を確認した上で自治会長さん宅を訪問。詳細が分かったので、土木事務所長に電話をして善処をお願いした。

 

■北陸新幹線と外資のスキーリゾート計画

 北陸新幹線に関して、長野県在住で友人の大関松男くんがある情報を教えてくれた。

「北陸新幹線沿線沿いのスノーリゾートでは外資ファンドによるスノーリゾート再開発事業も始まってますから、京都につなげたい人は、京都以外にたくさんいるんだと思いますよ」

「現在、高度経済成長真っ只中の東南アジアにとっては日本への旅行は夢ですからね。金沢延伸、敦賀延伸でここまで欧米豪、東南アジアが増えれば、京都関空へとつなげたい勢力もたくさん出てくると思いますよ。うちにくる外国人も大概は関空⇔成田羽田を動いてます。私個人的には、新幹線は敦賀までで十分だと思いますが😆」

 

 そうなのか…外資か…と思って、「北陸新幹線、外資、スキーリゾート」で検索すると「元GICの日本代表、2000億円をかけて妙高高原にスキーリゾートと高級ホテルの開発へ」という記事などが上がってきた。

 

 大関くんとは、私が東京で働いていた23才の頃、都議選の選挙事務所で知り合った。

 今は国民民主党の代表代行になっておられる古川元久さんから「源太郎くん、古川事務所からということでボランティアに入ってくれないかな?」と頼まれて、28才の民主党候補の事務所に手伝いに行っていた。

 大関くんは当時まだ大学生だったが、その後、実家の長野県湯田中温泉に帰って、家業の旅館を経営している。

 彼は私が府議になってすぐの2011年に「インバウンド」のことを初めて教えてくれた人でもある。

参考:2011年7月27日付blog「視察二日目」

 今でこそ「公害」とまで言われるほどになった「インバウンド」も当時は新しい言葉だった。「うちみたいな田舎の旅館でも、欧米からの外国人客で平日も満室です」と2011年当時の私たちには考えられないようなことを言っているので驚いた。

 

 なぜ彼が「インバウンド」を早くに知っていたかというと、彼の温泉の近くには地獄谷温泉があり、ここはサルが温泉に入ることで有名。その写真が欧米では「スノーモンキー」としてすでに有名になっていて、外国人が押し寄せていたのだ。

 大関くんとは日頃はほとんど連絡を取り合っていないが、時として大変有益な情報をくれる友人であり、彼が教えてくれた外資ファンドが北陸新幹線にも影響しているのかもしれないなと思って、記事を読み進めていくと「あれ?」と思った。

 これは「米原ルート」(それも複々線化)を想定している地図ではないのかな?

 そりゃ、外資が30年後にも完成しない「小浜京都ルート」を求めるはずはないな。上の方ではすでに「米原ルート」で話がついているのかもしれない。

 

出典:Former GIC Japan head Ken Chan to develop ¥20 billion ski resort in Myoko with luxury hotels


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建国記念の日

2025年02月11日 | 論評・研究

11日㈫建国記念の日。

 13時半から中丹文化会館にて、「建国記念の日(紀元節)を祝う集い」(芦田文雄実行委員長)に出席した。今年は田所卓先生の謡曲「賀茂」で始まった。

 記念式典の後は記念講演が行われ、「憲法改正と日本の近未来」と題して、フジテレビ客員解説委員の平井文夫が講師を務められた。

 講演は最近のフジテレビに関わる報道も「さもありなん」という内容だった。

 平井石破総理のことを嫌いなのは理解できたが、いくら何でも我が国の総理大臣に対して、公の場で変な写真を使ってあげつらうのは中立な立場のジャーナリストとは言えないと思った。

 石破総理の所作や服装のことを批判されていたが、スーツの前ボタンを座った時には外すことを私は知らなかったし、そういえばボタンがはちきれそうになっている自分の写真が何枚もあったなと思い出した。

 講演の結論保守とは川の流れを堰き止めないこと」と安倍元総理の言葉を引用しておっしゃったが、ちょっと意味がよく分からない結論だった。

 憲法改正は自民党にやる気がないのでしばらく進まず、選択的夫婦別姓は立憲民主党にやる気がないので進まないだろう、という予測を述べておられた。

 

■北陸新幹線に関する新たな動き

 北陸新幹線の敦賀~新大阪間の延伸ルートを協議する与党PTのメンバーが昨日、京都府庁で西脇知事、松井京都市長と面会するというニュースが流れた。

 与党PTの国会議員がたくさん来られるのかと思っていたら、西田昌司委員長(自民党参議院議員)、竹内譲副委員長(公明党衆議院議員)という京都の二人だけだった。

 昨年暮れに知事らが示した「懸念」を解決する新たな話があるのなら、まずはPTが開かれるだろうと思っていたので、案の定、新しい話はなく、今さらながら「国が府民向けに説明会を開く」ことの協力依頼だったようだ。

 

 府民、市民の代表たる知事と市長に対して「あなた方は私たちが何度も説明している『科学的知見』を理解せず、住民に正しい情報による説明ができていないようだから、国が直接、住民に説明する場をつくってくれないか?」という、ずいぶん失礼な申し入れだとは思ったが、知事や市長より住民の方が歯に衣着せず発言されるだろうから、その現実を知るためにも説明会をやることには賛成だ。

 ただし、フジテレビの記者会見のようになることを覚悟の上で。中途半端に人数や時間を制限するのならやらない方がいい。

 

 敦賀から新大阪への延伸を急ぐのなら、気の済むまで無駄な時間をかけながらも別ルートの調査を並行してやった方が良いのではないかと、私は思う。


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晋三と貞任

2025年02月10日 | 論評・研究

10日㈪今朝はようやく雪が止んだ。気温は今シーズンで一番低いのではないだろうか。事務所前の雪かきをしてスタート。

 

 石破総理とトランプ大統領との日米首脳会談は「成功」したということだろう。

 予想していたように、土曜朝からマスコミの論調が180度変わっているが何か薄気味悪い。日本はいつまで経っても「植民地」としての立場から抜け出せそうにない。

 安倍晋三元総理が2006年9月に初めて総理に就任した時、「戦後レジームからの脱却」という言葉を掲げた。戦後日本の総理では田中角栄元総理に続いて二人目の「独立」を目指す総理になろうとしたが、大きな力の前には全く歯が立たなかった。

 2012年12月から2020年8月まで続いた二度目の安倍政権は、全く「別人」による政権だと言っていい。「別人」にならないと政権が長続きしないのも現実。石破総理もおそらく、その力に屈服したのだろう。これで参議院選挙はそれほど負けずに済むかもしれないが、日本にとってはどうなのだろうか?

 石破総理が遠くに行ってしまったような気持ちになって、ここ数日のニュースを観ている。

 

 旧「源太郎新聞」の2006年7月6日付で「晋三と貞任」という記事を書いていた。

 安倍さんは「安倍」と「岸」の間に生まれた。それは「縄文文明」と「田布施の王朝」の合流であり、最初の政権は「安倍(縄文)」、二度目は「岸(田布施)」だったのだと思う。

※余談だが、安倍貞任の弟、安倍宗任は陸奥から落ちのびて来て、綾部市東八田地区の八代町で亡くなったと伝えられ、八代神社に祀られている。

 

◆晋三と貞任(2006年7月6日記)

 自民党総裁選の日程も決まって、ポスト小泉への動きが加速している。下馬評では、安倍晋三官房長官が最有力のようだ。福田康夫氏や麻生太郎外相、谷垣禎一財相の名前も挙がっているが、情勢は安倍総裁に向かいつつある。

 安倍家は安倍貞任という東北の豪族に由来がある。貞任は征夷大将軍・坂上田村麻呂によって滅ぼされたアテルイ、モレといった蝦夷の末裔である。

 安倍一族は、中世には秋田県北部、青森全域、北海道南部を支配し、津軽十三湊を拠点としていた。「蝦夷管領」「日の本将軍」と呼ばれて権勢を誇った。

 戦国時代には南部氏の勢力に押されて出羽(現在の秋田県)に移った。安倍愛季の代、天正17年(1589)、現在の能代市から秋田市に居城を移して、以後、秋田姓を名乗るようになった。

 秋田(安倍)氏は愛季、実季親子の時代に隆盛を極めたが、関ヶ原の戦後に国替えとなり、最終的には福島県三春町を領して明治を迎えた。

 安倍貞任は「前九年の役」で、源義家に攻められ滅ぼされた。追いかける義家が詠んだ「衣のたてはほころびにけり」に対して、貞任が逃げながら「年を経し糸の乱れの苦しさに」と、絶妙の返し歌(上の句)を詠んだので、義家に逃がしてもらったとの逸話が有名である。

 安倍一族は東北の野蛮人ではなく、一流文化を備えていたことが推測できる。秋田や新潟、富山、敦賀、小浜、宮津などは、江戸時代まで北前船の寄港地として栄えた。日本海側の航路が日本の海運の主要ルートだった。

 江戸末期、ペリーが黒船で神奈川県浦賀沖にやって来て、開国を迫った。鎖国が終わり、開国された時から、日本はアメリカの方を向くようになり、太平洋側が中心になったが、それ以前は中国大陸を向いており、日本海側が物流の中心だった。安倍一族も東北の地で、大陸と交易して稼ぎ、勢力を築いていた。

 先日、富山市に行った時に、岩瀬地区という回船問屋で栄えた地区に行った。

 富山の回船問屋は米を北海道で売りさばき、昆布やニシンを買い込んで大阪で売り、巨利を得た。1回の航海で約1億円(当時のお金で)を稼いでいたという。

 

◆小浜にもゆかり

 安倍一族は福井県小浜市にもゆかりがある。正暦寺(綾部市寺町)住職のご長男が住職を務める羽賀寺(小浜市羽賀)には、安倍(秋田)愛季、実季親子の像がある。羽賀寺には江戸時代に安倍家が多額の寄進をしている。晋三氏やその母(岸信介元首相の娘)が寺を訪れたこともあるそうだ。

 羽賀寺には有名な十一面観音像があり、観光客も多く訪れる。この観音様は女帝・元正天皇(680~748)をモデルにしている。元正天皇は美人で有名だったらしい。観音様の顔は仏様というよりも、確かに誰か人間をモデルに作られたようなリアル感がある。

 天武天皇と持統天皇の息子である草壁皇子と阿閉皇女(後の元明天皇)の間に生まれたのが元正天皇(日高皇女)であった。

 草壁皇子は病弱で、即位せずに亡くなった。後を継いだ文武天皇が亡くなった後、母と姉が間をつなぎ、草壁皇子の孫が即位した。聖武天皇である。彼は奈良・東大寺の大仏を建立する。

 安倍家に話を戻すと、晋三氏の父、晋太郎氏は竹下登元首相の盟友で、自民党の要職、重要閣僚を歴任した。ゆくゆくは総理就任が確実視されていたが、病魔には勝てなかった。

 安倍総理・総裁が誕生することは、朝廷に迫害された蝦夷の復権にも見える。明治以後、「裏日本」と呼ばれるようになった日本海側の復権とも思える。

 その日本海の端っこに、遠慮がちに撃ち込まれた北朝鮮のミサイルは、拉致問題などで強硬姿勢をとる安倍総裁実現への援護射撃のようでもある。

 安倍政権は、世代交代を印象づけることにもなる。それだけにつまらないことでつまづき、歴史の流れを元に戻さないように、身辺整理をきちんとした上で、総理を目指してもらいたいと思う。(了)


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私市自治会の初午行事

2025年02月09日 | 議員活動

日㈰昨日で雪は終わりかと思っていたら、今日の方が圧倒的に大雪だった。雪かきをしなければ車を出すこともできない。

 10時過ぎに家を出て、豊里地区の私市町へ。本町通も西町もまだまだ道に雪が残っていたので、豊里はどんなことになっているのかと思ったが、案外、道路は豊里の方が開いていた。

 市町村駅伝のコースになっていたので、特に丁寧に雪かきがなされていたのだろうか。さすがに駅伝はこの雪では危ないので中止となった。

 

 私市公会堂では恒例の私市自治会(村上嘉規会長)主催の初午行事が行われ、毎年お招きいただいて府政報告をしている。今日も地元の後藤光市議、綾部市の岩本正信副市長と共に話をさせてもらった。テーマは「京都府北部における綾部市、豊里地区、私市町のこれから」について。

 「日本全体はともかく、綾部をどう発展させるか。豊里、私市をどうするか」ということと、「法律や制度は人間が決めたもので、変えられないことはない」ということを中心にお話した。

人口増には住むところを増やすことが必要

綾部市都市計画マスタープランの改定(2024年3月)※2013年12月に策定
土地には「向き」「不向き」がある。
空き家、空き地、農地、山林の活用(いかに個人の権利を組織化、情報化できるか)

産業振興

府農林水産技術センターの綾部移転
フードテック構想(府北部産業創造センター、府立農大、府畜産センター、民間企業など)※2025年1月31日「中丹フードテック推進交流会」(あやテラス)
企業誘致、課題は「人手不足」

福祉・医療

中丹医療圏(綾部市立病院、福知山市民病院)
健康長寿(綾部市民を健康にするプロジェクト、高齢者の生きがいづくり)
あやべ福祉フロンティアの福祉移送など「共助」活動による福祉増進

教育

綾部高校の充実(学力、スポーツ、農業)

 

 「少子化」は第二次ベビーブーム世代(1971年~74年生まれ)が社会人になる頃に、バブル崩壊(1990年代前半)の影響で「失われた30年」とでも言うべき「超デフレ時代」になったことが大きな原因。

 個人所得の減少(サラリーマンの平均所得が1993年/477万円 ➡ 2023年/414万円)は非婚、共働き、そして「少子化」へとつながった。

 しかし、これは一概に「悪い」ということではなく、医療や福祉の進歩によって、日本が「成熟した長寿社会」になったことの証でもある。

 第二次ベビーブーム世代が50才となった今から「少子化対策」をしても、さほど効果は出ない。むしろ高齢化(成熟)社会を乗り切る対策にシフトする方が社会には安心感が生まれると思う。

 国全体として「自然増」を目指すのなら、移民に頼るしかない。それに舵を切るにはまだ国民議論が必要だろう。

 自治体としての「社会増」はできる自治体とできない自治体があるが、綾部市にはその可能性があると思っている。中丹3市(綾部市、福知山市、舞鶴市)で考えれば、その可能性はさらに高くなる。

 私市町は福知山市に隣接しており、綾部市、福知山市の両方に通勤、通学、買い物、通院などがしやすい。住宅地を増やせる場所はないが、既存の空家を自治会で情報化し、早めに不動産業者等に委ねることによって、新しい住民を増やすことは可能だと思う。

 終了後には懇親会があり、14時頃まで私市自治会の皆さんとお話をさせていただいた。

 綾部市中央公民館や保健福祉センターの調理室が使いやすくならないか、府立農大の学生と消防団との交流会ができないか、都市計画マスタープランの実現についての質問、介護保険制度での介護度が低い方々への支援のことなど、お話をお聴きした。

 私の曾祖母みつえ(旧姓大島)は私市町出身なので、私の身体の中には私市の血も流れている。


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ギャラリー落紫舎「名品展」、2月11日まで。

2025年02月08日 | アート・文化

日㈯昨夜、NEXTの例会後の懇親会からの帰り、すでに道には雪が積もり始めていた。

 「明日朝にはどんなことになっているだろうか?」と思った。

 8日の朝、起きてみたら、積もってはいたが道は開いていたので、何とかこれくらいならと感謝した。自宅前と事務所前を少し雪かきした。

 

 11時から、大島町に建設される末日聖徒イエス・キリスト教会綾部支部教会堂の鍬入れ式に参列した。綾部支部会長会の平元竜雄会長の挨拶の後、来賓としてご挨拶させていただいた。

 これまでは福知山と舞鶴の貸しビルを教会にしておられたそうだが、今回、その2つをまとめて綾部市大島町の空き地に教会堂を建設されることになった。京都では京都市の下鴨と伏見、城陽市に次いで、北部では初の教会だとおっしゃっていた。

 「西の聖地・エルサレム市と友好都市でもあり、市民憲章に平和を願い、祈りのあるまちを掲げる東の聖地・綾部市を選んでいただいた皆さんはお目が高い」と述べた。

 末日聖徒イエス・キリスト教会は以前はモルモン教と呼ばれていたキリスト教団で、本部はアメリカ・ユタ州ソルトレイクシティにあるとのこと。

 今日も参加してみると、何人か綾部の知り合いの方々がおられ、京都や大阪から教団の方々や工事関係者含め、40名ほどの方が来ておられた。

 式典の後、鍬入れ、記念撮影して、昼食会は近くの「讃岐うどん吾平」にて。

 

 その後はグンゼ集蔵へ。綾部バラ園も雪に埋もれていた。

 グンゼ集蔵で2月11日まで開催されているギャラリー落紫舎「名品展」を鑑賞した。1週間ほど前に主催者の堀井量未さんからメールをいただいた。福知山の井上重典前府議とは仕事を通しての昔からの知り合いだそうで、先日も井上さんに会われた際に「綾部なら、ゲンちゃんによろしく!」と言われたからとご案内していただいた。

両丹日日新聞:2025年2月7日付:福知山市野家出身の人間国宝・神農巌氏ら名工の陶磁器集め グンゼ博物苑で落紫舎名品展

 先ごろ、人間国宝になられた神農巌さんの青磁の作品も飾られている。神農さんは福知山市で生まれ、小学生の頃に綾部市に転校して来られた。

 他にもたくさんの「お宝」が展示されています。丹波焼、萩焼、備前焼、京丹後市久美浜町出身の陶芸家・前田正博さんの作品もあります。

 ぜひ!集蔵へ足を運び、目を肥やしていただければと思います。


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「今日、人類が初めて、綾部に降りたよ」

2025年02月07日 | 歴史の探求

日㈮今朝も寒いが雪は積もらなかった。しかし、今夜未明から明日は夜まで降雪の予報。さすがに明日は積もると思う。

 先日、金沢で購入した七尾市の和ろうそくを使ってみた。細いろうそくなので、数日、仏壇で使うとなくなってしまうが、炎は大きいように思う。

 

 午前中綾部市木材同業組合の上原久明組合長らと国交省福知山河川国道事務所へ。本田太郎事務所の西地秘書の手配で副所長らと面会し、組合としての要望を伝えるのに同席した。

 午後事務所に本田太郎事務所の小谷秘書が来られて近況の意見交換。

 その後は綾部市教委の大槻伸一教育部長らが来られて意見交換。

 久しぶりにNEXT(今川信吾代表)の例会に出席する。

 

 現在の「げんたろう新聞」は、最初の府議選で落選した後、2007年6月13日に発行を始めて、最初は月刊、今は3ヵ月に1度の発行で最新の2025年2月3日付で第162号となっているが、実はその前身の「源太郎新聞」というものがあった。それは2004年2月4日に第1号を発行し、月刊で2006年12月4日付の第45号まで、主に知り合いへのメール添付という形で発行していた。

 

 その第44号(2006年11月2日付)「今日、人類が初めて、綾部に降りたよ」というタイトルで発行している。今から約18年前、32才の時に書いた文章です。

◆国の成り立ち

 最近、『誰も知らなかった皇帝たちの中国』(岡田英弘著、ワック発行)という本を送っていただいた。中国は漢民族の国だと思っていたが、秦の始皇帝から清の宣統帝溥儀までの2132年間のうち、漢人の治世は秦、前漢、後漢、三国、晋、北宋、南宋、明など、4分の1ほどしかないそうだ。

 「国家」「国民」「国土」という概念もそんなに古くからあるものではない。西洋でもナポレオン以後のものらしい。それまでは皇帝の私領が「国」と呼ばれていた。

 「国」の旧字は「國」である。口の中に「或」という字がある。「或」は土偏をつけると「域」という字になる。國は城壁の中の範囲という意味で、城郭都市のことを指した。

 国は独立した存在だったが、皇帝が誕生してそれが変わる。皇帝制度の下では、国は「県」となった。県は本来、「縣」である。縣の下に心をつけると「懸」となる。鉄棒の「懸垂」はぶらさがることだが、県という漢字には「ぶらさがる、つらなる」という意味があり、皇帝の下に「ぶらさがる都市」が「県」であった。

 皇帝はいくつかの「県」をまとめる「郡」を置いた。これは「軍」であり軍管区のことである。皇帝が派遣した太守(軍管区長官)が軍事力でその地域を押さえた。秦の始皇帝は天下に36の郡を置いた。この「郡」が日本語の「くに」の語源となっている。

 

◆聖徳太子以前の「創史」

 秦の始皇帝が即位したのは、紀元前231年。その頃、日本はどうなっていたのか、いまだによく分かっていない。邪馬台国の卑弥呼が、魏の皇帝に使いを送ったのが紀元後239年。始皇帝即位から500年ほど後のことだ。

 最初の天皇である神武天皇の即位は紀元前660年、76年の在位とある。6代孝安天皇は紀元前392年から291年まで102年在位している。102年というのは、疑問が残る。16代仁徳天皇も87年在位、110歳まで生きた。この時代の歴史はまだまだ分からないことが多い。

 『皇帝たちの中国』では、有名な「日出ずる国の天子から、日没する国の天子へ」という国書を送り隋の煬帝を激怒させたのは、聖徳太子ではないとする。『隋書』の「倭人伝」には、国書を送ったのは「阿毎・多利思比狐・阿輩鶏彌」(天足彦大王)という男王で、鶏彌(きみ)という妻と利歌彌多弗利という息子がいたとある。

 聖徳太子が国書を送ったというのは、『日本書紀』の記述であるが、「日本書紀が使った史料は唐の時代になってからでっちあげた信用のならない史料ではないか」と書かれている。

 日本の歴史書はどこをひっくり返しても、国書を送った608年の天皇は女帝・推古天皇だ。聖徳太子以前の歴史は、書き換えられたという生易しいものではなく、「創史」に近いのではないだろうか。

 

◆人類は綾部に降り立った

 僕は綾部には二度、「都」があった時があると考えている。

 一度目は最初に人類が地球に降り立った時、二度目はその人類が日本を発し、ギリシア・ローマを経て、ブーメランのように日本に戻ってきた時。日本の古代神話とギリシア神話の共通点が多いのは、それが同じ出来事だからだ。

 ブーメランは還ってきて、二度目の都を滅ぼし、その歴史を封印した。

 聖徳太子や蘇我氏と争って敗れた物部氏の祖先といわれる饒速日命(ニギハヤヒノミコト)の降臨伝承が、『先代旧事本紀』という書物に描かれている。

 ー 日神、月神、星神、その他大勢の神々を従えて、五部および二十五部の天津物部の兵を従え、呪能のある十種の天津瑞宝を携え、天磐船に乗って威風堂々と河内の「イカルガノ峰」に天下った ー。

 この『先代旧事本紀』という書物は、長い間『日本書紀』と並んで日本最古の歴史書として重要視されてきたが、近世になって、作成年代は平安時代ではないかとされ、信憑性が疑われている。この際、「河内」という地名も後に書き換えられたものだとしよう。

 綾部に住む者として、まず、信じることから始めたい。(了)


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綾部稲荷神社の初午祭

2025年02月06日 | 寺社行事

日㈭今朝は雪は積もっていなかったが、非常に寒かった。

 11時から綾部稲荷神社の初午祭を参拝。綾部商工会議所の材木正己会頭を中心に奉賛会を組織して守っておられる。参拝の皆さんと共に綾部市の商工業の発展を祈念した。

 終了後は直会。「笑う門には福来るで笑顔を大切に一年を過ごしたい」と来賓を代表して挨拶した。

 帰り綾部市役所でマイナンバーカードの更新手続き。5年に1回、更新が必要なようだ。

 「げんたろう新聞」も配りながら帰った。由良川の畔で大きな音がして向こう岸を見ると、旧京綾部ホテルの解体作業が始まっていた。

 昨年から聞いてはいたが、なくなると思うと寂しいものがある。綾部パークヒルホテル→ホテル綾部→京綾部ホテルと経営母体を変えながらも約40年、綾部の様々な催し物の舞台となってきた。

 放置されて廃墟になるのは困るので、これまでの経営者、現在の所有者の皆様には感謝したいと思う。

 

 夕方今週末に依頼されている私市自治会の初午行事での府政報告の資料の準備など。

 先日、KBS京都で正暦寺が紹介された番組がYouTubeでも観れるようになったので、ぜひ!ご覧ください。

自分さがしの「寺泊」|綾部市|【ふるさとDays】

寺の静かな雰囲気を満喫し、日本文化や仏教の体験を通して心身をリフレッシュする「寺泊」が外国人観光客を中心に人気を集めています。綾部市で年間200人近くを受け入れている真言宗の寺・正暦寺の「寺泊」に佐藤彩加アナウンサーが潜入。体験の数々に住職の人柄…「寺泊」人気の理由に迫りました。(2025年1月30日オンエア)

■番組【きょうとDays】について
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 KBS京都テレビ 
 毎週月~金曜日 17:35~18:00 オンエア
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
京都の日々=daysのニュースを中心に地域密着型のスポーツ情報、府内各地の旬の話題を地元目線で伝える新報道番組です。


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フロンティアの運転ボランティア説明会を開催します!

2025年02月05日 | あやべ福祉フロンティア

日㈬全国的には「記録的豪雪」のところもあるようだが、綾部市は今のところはほとんど雪がない。しかし、凍るように寒い。

 10時過ぎ事務所を出て京都へ。12時半から自民党府議団会議に出席。2月議会の自民党府議団の代表質問について、質問要旨の説明を受けた。

 

 13時半から政策環境建設常任委員会(宮下友紀子委員長)の月一常任委員会に出席。

 今日のテーマは「住宅セーフティネットと公営住宅をめぐる施策課題について」で、京都府立大学大学院生命環境科学研究科の檜谷美恵子教授を参考人にお招きして、公営住宅の必要性が時代と共に変化していることについて説明を受けた。

 戦後は人口増加による「住宅不足」に対応するのが公営住宅の大きな役割だったが、今は高齢者、障害者、外国人、元服役者など、民間住宅に入りにくい方々を受け入れていくことが大きな役割になっており、そのための住宅も「安かろう、悪かろう」ではなく、快適さを追求していかなければならないというお話だった。

 その割には建設交通部の説明がそういった現代の公営住宅が求められる役割を果たそうとしていないと感じたので「次の府営住宅の計画策定時にはそういう視点をもっと具体的に盛り込むべきだ」と指摘した。

 例えば、府営住宅は府内に住所または勤務先がなければ申し込めないので、外国人はいったん民間住宅に住んで現住所を得なければ府営住宅に入れないということになっている。今後、外国人労働者を日本企業が必要としている以上、制度改正を考えていかなければならないだろう。

 

 また、社会的な課題として、コンパクトシティ化や高齢者の免許返納ということもある。綾部市内でも例えば、西町団地や花ノ木団地は綾部駅にも、アスパにも、市立病院や図書館、水夢にも近い。

 そのため免許返納したり、周辺部から移住してくる高齢者には優先入居してもらうとか、そのために、一部は「駐車場なし」として募集し、駐車スペースに別の住宅や共有の施設をつくるとか、そういうことを考えて、意識的に住居誘導していくことも考えたらどうかと提案した。

 

 上野団地には子育て世帯向けの住宅を1室リフォームして用意してくれるそうだが、1室つくったとしても子育て支援にはシンボル的な意味しか持たない。

 京都府住生活基本計画は令和3年から12年を期間として現在進められているが、令和8年に中間的な見直しを行うとのこと。「京都府の計画は何が書いてあるのかよく分からない、もやっとした抽象的なものが多いので、もっと具体的に京都府の政策の方向性が分かるような計画を作ってほしい」と要求した。

 

 また、綾部市内の西町団地、花ノ木団地、上野団地、井倉新町団地、小倉団地などは建設から30年~50年以上経って老朽化しており、外壁だけでなく、全面リフォームして新たに貸し出すとか、若い世帯も入りやすいように順番にリフォームしていってほしいとも要望した。

 

 府議会からの帰りに、NPO法人あやべ福祉フロンティアの森慎一事務局長があやべ市民新聞の記事を送ってくれた。

 初代理事長の曽根庸行さん世代が亡くなられたり高齢等のために抜けられて、運転ボランティアが世代交代の時期を迎えている。一時期に比べると人数が半減しており、移送需要に対応するにはもう少しボランティアの人数が必要だというのが以前からの課題となっている。

 そのため、2月16日㈰と17日㈪いずれも13時~15時清山荘(綾部市里町)にて「ドライバー説明会」を開催するとのこと。記事ではそれを1面で大きく掲載していただいた。

 ボランティアの参加は月に1回だけでも、空いた時間だけで構いませんので、ぜひ説明会にご参加いただきますようよろしくお願いいたします。

 参加無料ですが、事前申し込みが必要です。

 ☎0773・45・3233まで。


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篠田神社の筍神事

2025年02月04日 | 寺社行事

日㈫今朝は志賀郷の篠田神社へ。こちらでは「筍神事」が行われる。昨日は茗荷、こちらはお宝田の筍の生育具合で、今年の稲の出来具合を占う。

 拝殿での祭礼の後、相根一雄筆頭総代に続いて、挨拶をさせてもらった。拝殿は風通しがよく大変寒かったので挨拶は手短かに、京都府の補助金も活用して境内の樹木伐採を進めていること、神社の下の府道綾部大江線の歩道整備事業を向田町内(約700m)で実施しており、今年度は用地買収に向けた用地交渉を行っていること、来年度には着実に用地買収を進めて工事に向けていきたいと説明した。

 

 午後相談のための来客。先日、宅建協会から要望されていた「街区境界調査」(官民境界の地籍調査を先行して実施し、国土調査法に基づく認証を経て公表する)に関連する話だった。

 やはり、綾部でもまだ土地が動く、綾部地区や中筋地区の住宅街の官民境界の確定は急いだ方が良いと感じた。


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