バス停に接近した時には、歩道を歩いている人を見ながら「あの人は乗客だろうか?」と考え、その一挙手一投足に注目する。
しかし、バス停を通過(または発車)して、次のバス停との中間地点あたりまで来たところで… 歩道を歩いていたお年寄りが、こちらを見て急に立ち止まることがある。
普段では有り得ないような大渋滞に遭遇したか何かで“私が壊れている場合”を除き、そのような場所で乗降客扱いをするつもりはない。
だから、そこで目と目が合って“妙な期待”をさせてしまい、手を挙げられるのも何なので… 私はまっすぐ前を見て走って行くのである。
そんなところでいちいち乗せていたらキリがないし、何でもアリになってしまうことは分かっている。だから、目と目が合って乗せなかったからといって、気にすることはないのだが… ただ何となくねぇ…
そう、ただ何となく… すべてにおいて“何となく”な私だから… だから… だから… ぶつかっちゃうんだよ! はぁ~、こりゃ死ななきゃ治ら… 否、死んでも治らんだろうなぁ…