バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

遅延案内のタイミング

2011年10月19日 22時16分40秒 | バス運転士
今朝は、営業所前からA駅を経由してB駅へ行く路線を往復していた。その3回目、時間通りに営業所前を発車したのだが… 一つ目のバス停に到着する前に、車の流れが止まってしまった。


原因は、二つ目のバス停の先にある大きな交差点の手前で工事をやっていて、直進二車線の内の一車線が潰されていたからである。それによって、一つ目のバス停で3分遅れ、二つ目のバス停で早くも10分遅れであった。


当然、そこからず~っと「お待たせしてすいません」の連続… しかし、不機嫌そうな表情や態度で乗ってきた人はとても少なく、ほとんどの人は普通に乗ってきたのである。中には「お願いします」と言いながら乗ってくる人もいたりして…(オジサン、泣きそう…)


このように明らかな原因がある場合は、「工事による車線規制の影響で…」と説明するのは簡単である。しかし、午前中は各バス停から次々と乗車があるので、そのタイミングが難しい。


私が「どのタイミングで説明しようか?」と考えていたところ… 一人のお婆さんから「○○へ行きたいんだけど、何処で降りればいい?」と聞かれたのである。私でも即答できるくらい分かりやすい場所ならば良かったのだが… 他のことを考えていたせいもあって、少し迷ってしまったのだ。


私はとりあえず「△△停か☆☆停だと思いますけど… ちょっと待ってくださいね」と言って、その後の長い赤信号で地図を見ながら「☆☆停が近いですね」と正解を導き出すことができた。また、遅延理由については“降りる人が多い”途中のA駅到着時と終点のB駅到着時に説明した。


それはそうと… バスが10分以上も遅れていたら、もっとブーブー言われるかと思ったのに… たまたま私のバスには優しい人ばかり乗ったのかな!? その分、他のバスの運転士が…??? そんなことないわな。ハハハ…