“バスレーンくねくね路線”の市内中心部… 終点○○停の一つ手前にある○○北停へ到着する直前は、不器用な私にとって大きな難所の一つである。
○○北停の一つ手前… 中央分離帯沿いにある△△停を出たら、左後方から猛スピードで走ってくる車の流れに入れてもらわなければならない。
そこから“普通に”道路左側にある○○北停へ向かって、二度三度と車線変更しなければならない。他のバスとの位置関係、タクシーの動向、駐車車両などに気を付けながら…
そんなこんなで○○北停に接近… 「ご乗車ありがとう~(後略)」と、いつもと変わらぬ“バス停到着時の案内”をしたのだが… 私の気持ちは、何だかモヤモヤしていた。
前扉を開けて、何人か降り始めた時… 一人のお婆さんが「あのぉ… 終点は…」と言ったのである。「えっ? まさか! やっぱり!?」と思った私は慌てて「あ、すいません。終点はここを左に曲がったところです」と答えた。
実は… 以前、ここで「ご乗車ありがとうございました。終点○○北停です~」と言ってしまい、すぐに気付いて「あ、すいません。終点じゃなかったですね…」と訂正したことがあるのだ。
今回は、自分でも「終点」と言ったかどうか定かでなくモヤモヤ… そのお婆さんも“このバスは次に直進するのか左折するのか”聞きたかっただけで、私の発言とは無関係だったようで…
今、自分が何を言ったのか… 今、自分が何を見たのか… 今、自分が何をやったのか… よく覚えてないことがたまにある。もしも、見知らぬ母子から「お父さん!」なんて言われたら… 身に覚えはなくても「あぁ… そうなのかも…」なんて認めちゃったりして!?(おいおい…)