終点の一つ手前から終点までの一区間は、運行時間に余裕を持たせてある場合が多い。まぁ、それだけ遅れる可能性が高いから、そうしてあるのだろう。実際、ちょっと前にも書いたように、途中のバス停では5分も遅れていたのに、終点で「遅延証明ください」と言われて時計を見たら1分しか遅れていなかった…(または、到着予定時刻よりも早い!) というようなことが多い。
また、路線によっては、それよりも“もう一区間手前(終点の二つ手前から一つ手前まで)”で“1分あれば十分なのに、2分も時間が取ってある”ところがある。バスが必ずと言っていいほど遅れる時間帯ならばともかく、まず遅れない夜遅い時間帯でもそうだったりするので、終点の一つ手前のバス停で「誰も乗らないよなぁ~」と思いながら、約1分間の時間調整停車をするのである。
そうかと思えば、逆に「こんなの1分で行けるわけないじゃん。夜遅くても2~3分かかるよぉ~!」というところもある。例えば、夜の某駅発… 右にハンドルを切りながらバス停から発進、駅前バスターミナルを右折で出る。そして、すぐの交差点を左折して上り坂、上り切ったところの交差点を左折して下り坂、下り切ったところの交差点を右折する。そこから最初のバス停まで直線の約800mのコース… F1チャンピオンのセバスチャン・ベッテルでも無理! だって、マシンがマシンだもん…