夕方になると、それなりに交通量も多くなり… 始発地点から二つ目のバス停で早くも2分くらい遅れてしまった。それでも、そこでパパッと乗車扱いを終え、シャシャッと発車して、ササッと交差点を左折すれば定時に回復…
と思っていたら、パパッと終えるはずだった乗車扱いの時に、一人の男性から「ICカードに入金お願いします」と言われてしまった。(チャラリ~ン、ホニャララブ~ブゥ…) その瞬間、定時回復を諦めた私は運賃箱のボタンを押して「はい、どうぞ…」と言った。
すると、彼はセンサーの上にICカードを置いて、千円札を1枚ジジッ… もう1枚ジジッ… さらに1枚ジジッ… またまた1枚ジジッ… と、4千円を入金した… の、だ、が… 入金額と残額との合計が1万2千円以上だったのである。私は「おいおい… 今、入金しなきゃ駄目なのか!?」と思いながら、座席に向かう彼の背中を目で追った…
「滅多に電車に乗らない(駅へ行かない)ので、バスで入金するしかない」という人もいるだろうし、「とにかくバスが好きなので、バスで入金したい」と思っている人もいる… かもしれない。しかし“機械の操作を苦手としている人”が意外と多いかもしれないとも思った。
駅の機械を前にして… 画面の文字も目に入らず、コンピューター音声も耳に入らず… 苦手意識とはそういうものである。私は機械に対する苦手意識はないが、その気持ちは分かる。なぜならば、私には機械以外に“苦手なモノ”がたくさぁ~~~んあるからねぇ… 犬、雷、刺身、プール、アレやコレや…