いつか“運行途中でクラッチの繋がりが早くなり、終いにはギアが入らなくなってしまうのは、私のギアを入れるタイミングが早過ぎることが原因だった”という話を書いたと思うけれど… 昨日の勤務後半、そのバスに乗って走っていた。すると案の定、終点まであと僅かというバス停からの発車時に、突然クラッチの繋がりが早く(低く)なり、「グィ~ン!」と急加速っぽくなってしまった…
前回「ギアを入れるのが少し早くない?」と言われて以来、気を付けてやっているつもりなのだが… 30分くらい乗り続けていると、どうしても“長年のクセ”が出てしまうようで… だから「グィ~ン!」発進した後の信号待ちで、キーを回してエンジンを切った。それでクラッチの繋がる位置が“リセット”されるからである。
「あぁ、ずっとこんなことを繰り返すしかないのか…」と思った私は、前回のことがあった後の某運転士との会話を思い出した。私の体験を聞いた彼が「僕は加速する時に3000回転くらいまで引っ張るから、そんなふうになったことありませんよ」と言っていたことを… その時は「えっ!? 私がギアを強引に入れてしまうことと話が違うんだけど…」と思ってしまったのだが…
昨日の私は「ひょっとして、ギアを入れるレバーを操作するタイミングが早い(強引に入れてしまう)ということではなく、発進してから次のギアへ入れるタイミングが早い(10~20m走っただけでギアチェンジしてしまう)ということなのか? つまり、彼が言ったように“発進したギアのままブォ~~~ンと加速”した方が良いということなのか!?」と思ったのである。
これまでの私は“回転数を上げ過ぎないように”早め早めのギアチェンジを心掛けていたのだが、昨日は「物は試し!」と思って“回転数が上がってもいいから”グイグイと引っ張ってみた… すると、クラッチの繋がりに変化はなく、安定していたのである。私は「そういうことだったのか!」と、今更ながら嬉しくなり… ブォ~~~ン! ブォ~~~~~ン! と回転数無視の加速を続けていた。
乗務終了後、営業所で“デジたこ先生の採点シート”をプリントしたのだが… 最低評価はもちろんのこと、エンジンの回転数オーバーが100回を超えていたのである(あらやだ、こんなの初めて! だいたい50回くらいなのに…)。他の運転士はどんな感じなのだろうか… 全員のファイルが並べてあるから、勝手に見ることはできるのだが… それらを見て「みんなもこんな感じなんだ!」とホッとできればいいけれど、逆に「あれ? なんで? どうして? 私だけ…」とショックを受けるかもしれないから… 見ない方が身のためかもね。ハハハ…