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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

秋も… 飽きもせずにクラクション

2012年10月30日 19時39分40秒 | バス運転士

完全弊社の某営業所で乗務していた時には、いわゆる周辺市町村しか走っていなかった(村は走ってなかったかも…)ので、信号のサイクルが短い交差点ばかりだった。が、市内ばかりを走る“委託された営業所”の路線では、信号のサイクルが長い交差点が多い。だから、ちょっとタイミングが悪いと、すぐにバスの遅れにつながってしまう。

そんな交差点で3番目に並んで待っていたのだが、青信号になっても先頭のマイカーが動かず… 私は「2番目のマイカーがクラクションかパッシングで教えるのかな?」と思っていたのだが、そんな気配もなく… 私の後ろにはズラ~ッと並んだ車の列が… たまらず「プッ」と鳴らした私であった。

ちょっと前、某路線を走っていた時… A駅バス停に乗客の姿があったのだが、そのすぐ前方には駐車中のマイカーがいた。私は「降車客はいないようだから、バスの前扉(乗車口)を“通常は中扉(降車口)を合わせる位置”に合わせれば問題ないか。乗客のお爺さんには、ちょっとだけ歩いてもらわなきゃいけないけど…」と思っていた。

が、お爺さんが私に向かって「ここまで来い!」とでも言うように“手招き”したので、私は駐車マイカーの中を注視しながら前扉を通常の位置へ… すると、運転席に人の姿があったので、私は「もしもバスの接近に気付かなかったら、クラクションを鳴らすしかないな」と思っていた… 案の定、そのマイカーは動かなかったので、軽く「プッ」とクラクションを鳴らした。

その路線の終点B駅で折り返し、再びA駅バス停へ… その直前の赤信号に引っ掛かり、青信号に変わるのを待っていたところ、交差点の右から出てきた1台のタクシーがバス停で止まった。すぐに左後ろのドアが開いたので、私は「乗客を降ろして、すぐに出て行くだろう」と思っていた。

信号が青になり、私は“一応、気を使って”ゆっくりとバス停に接近… 期待通り、その間に乗客が降りたのだが… タクシーは扉を開けたまま、動く気配がなかったのである。私が「もう1人、乗っているのかな?」と思ってタクシーの中を注視したところ、運転手が“ノートを広げた”のが見えたので、思わずクラクションを「プッ」と鳴らしたのであった…

「クラクション禁止」だの「パッシング禁止」だのと、今の時代に今の市内を今の規則で走っていない人たちから言われても… そのクラクションやパッシングで“重大な何か”が起こってしまうならばともかく… ただ「苦情になるかもしれないから!」なんて“禁止理由”には不十分である。

なぁ~んて書いていて… もしも「クラクション1発で減給1万円!」なんて言われたら!? 困るなぁ… 1万円は大きいもんなぁ… 今日、書いた分だけで3万円だもんなぁ… 痛すぎるよなぁ… もしも1か月に20回くらい鳴らしてしまったら、借金して“不足分”を払わなくちゃいけないじゃん!

いや、ホント… コンピューターが全車両のドライブレコーダー映像からクラクションなどのルール違反をすべて探し出して査定するという… いつかそんな時代が来るかも… そうなったら、上司も人間じゃなくてコンピューターだったりしてね。ハハハ…