バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

乗客じゃないと思ったのに…

2017年06月13日 21時03分31秒 | バス運転士
今朝8時半頃、私は“乗降客の少ない路線”を担当… バス停に4〜5人いても1人しか乗らないとか、2人いても誰も乗らないとか、この世のモノじゃない奴だけは乗ってくるとか…(ウソつけ!) そんな感じだったので、「あぁ、乗らない人は某駅行きを待っているんだな」などと思いながら走っていた。

2〜3分遅れで到着したあるバス停には2人が待っていたのだが、前扉を開けて「◎◎行きです」と案内しても無反応だったので、「あぁ、JR某駅行きを待っているんだな」と思って扉を閉めた。それと同時に、目の前の押しボタン式信号が赤になったのでゆっくりと2〜3mだけ前進…

その時、横断歩道を右から左へ走って渡るお姉さんを見て「あぁ、あの人もJR某駅行きなんだろう」と思っていたら、お姉さんがこちらを見て「アァ〜ン!」と天を仰いだので(アァ〜ンはねぇだろ!)、車外スピーカーを通して「このバスですか?」と問い掛けたところ、お姉さんは「はい」と答えた。

前扉を開けると、お姉さんは「すいません、ありがとうございます、チュッ!」と言いながら乗ってきて(チュッはねぇだろ!)、「一日乗車券ください」と言ったので、私は「ありがとうございます」と言いながら「他の運転士さんたちも言っているけれど、やっぱり“遅れて来た乗客の一日乗車券購入率”は高いよなぁ〜」と思ったのだった…