バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

貴女はモデルか!?

2017年06月28日 20時04分03秒 | バス運転士
午後3時頃、某所を乗客ゼロで発車… 一つ目のバス停を通過して、二つ目のバス停で止まって後続車を先に行かせてから発進… 「すでに次のバス停の発車時刻は過ぎているけれど、その先でも時間が余るんだよなぁ~ 通過しようか、止まろうか… どうしようかなぁ~???」と迷いながら、緩やかな左カーブを40キロくらいで走っていた。

カーブを抜けて直線道路に入った時、三つ目のバス停の20~30m手前を歩いている女性を発見した。彼女は日傘を差していて、こちらに背を向けたまま… モデルか何かのように颯爽と歩いていたので、私は「よし!」と決断… バス停で止まって前扉を開けた。すると、なんと彼女が私と駆け落ち乗車… 否、私のバスに駆け込み乗車したのである。が、「マジかぁ~」と驚いている私には目もくれず、無言でピッ… ま、そうだろうな… ふん!

そんなモデルぶっている女性(オマエが勝手にそう思っただけだろうがぁ~!)を乗せて発車… その先の交差点の歩行者信号が点滅を開始… 加速して交差点を突破することも可能だったのだが、戦意を喪失していた私は減速して黄信号で止まった。すると、集団下校の小学生(10人くらいのグループ)が、目の前の横断歩道を左から右へ渡って行ったのだが… その中の一人、スリムで背の高い女の子が、これまた颯爽と歩いていたのである。

「なんだなんだ!? キミもモデルのつもりかいな。バスに乗った日傘女の親戚じゃないだろうなぁ~」と思いながら見ていたところ… その子が10cmくらいのハイヒールを履いていたので驚いた。さすがにピンヒールではなかったけれど… それにしても小学生がねぇ… ホント、ビックリだわさ。なぁ~んて書くと、「オッサン! 今頃、何を言っとるんだ! そんなの常識だよ!」って声が聞こえてきそうだなぁ~ ハハハ…