バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

最後の返答

2008年10月16日 21時13分17秒 | いろいろ

最近、このブログ内で何処の誰だか分からない人から「どんなにバスが遅れていても回復運転などせずに、法定速度を守って安全運転するべきだ」ときつくお叱りを受けました。詳細については重複するので省きますが、正直なところ、今の私の中では「絶対に法定速度を守るぞ!」というよりも「全体の流れに逆らわない」という気持ちの方が強いのです。「バスが遅れているのに、何をノロノロ走っているんだ!」というのも、お客様の声だからです。とはいえ、今の私は常にフラフラしています。実際には、バスが遅れているのに社内規程速度を守って走ることもあるし… そうかと思えば、少しでも回復させようと社内規程速度をオーバーして走ることもあるし… 

どうしても回復運転をする運転士が許せないのであれば、署名活動などをされてはいかがかと思いました。例えば、「バスが法定速度を1km/hでもオーバーしたら、即解雇&免許取り消しという法律を作りましょう」というような… もしもそうなれば、私だけではなく、全国の運転士が回復運転をしなくなるでしょう。

何処の誰だか分からない人に「ボケ」だの「てめえ」だの言われて、ずっと付き合ってあげられるほど私の心は広くないので、“あなた様”への返答は、これで最後とさせていただきます。


子供たちに癒される

2008年10月13日 21時57分59秒 | バス運転士

始発点となる某所までの回送中、赤信号のプチ渋滞で止まった時だった。ボォ~ッと前方の信号機を眺めていたら、何やら視線を感じた。前の車の後部座席から、小学生と思われる女の子2名が手を振っていたのである。リアガラスに紫外線防止フィルム(?)が貼ってあったので、すぐに気付かなかったのだ。もちろん私もすぐに手を振った。すると女の子たちは、背もたれに隠れたり顔を出したりしながら手を振った。私も照れながら手を振り続けた。その後、信号が青になって前進したものの交差点通過には至らず、再び私は彼女たちと向き合うことになった。すると今度は、彼女たちが握った手を上下に振り始めたのである。そう、ジャンケンをしようと言うのである。ところが、お互いの声が届かないので、なかなかタイミングが合わない。それでも何度か手を上下しているうちにタイミングが合ったのだが、それが「ジャン」なのか「ケン」なのか分からずに… 「ポン」が合わなかった。と、そこで再び信号が青になり、その車は直進、私のバスは左折… 彼女たちは「バイバイ」と手を振っていました。もちろん私も…

それから約2時間後、某バス停で一人の男を乗せて発車しようとしたところ、かすかに「バイバァ~イ」という声が聞こえた。バス停の左奥にある駐車場に4人家族が立っていて、その中の男の子(推定2~3歳)が手を振っていたのである。もちろん私もすぐに手を振った。そして、その両親と私は、どちらからともなくお互いに軽く会釈をした。知り合いでも何でもないけれど、そういうものですよね。


懲りないオッサン(否、テレビ局か!?)

2008年10月10日 22時54分16秒 | いろいろ

昨夜、「2008年9月13日に、中国か愛知県岡崎市で大地震が起こる」と言った某予言者の2時間番組を、録画しておいて見ていましたが… 前半は「これまでの予言は、こんなに当たってるんですよぉ~」とか「タネも仕掛けもありませんよぉ~」という内容で… 何度も眠ってしまいました。ハッと気がつくと、ビデオテープが1時間以上も進んでいたりして… 眠ってしまったと思われるところまで巻き戻して見直して… 再び眠ってしまって… その繰り返しを何度やったことか… まぁ、それだけ退屈な番組内容だったということでしょう。

で、肝心の“2008年9月13日”の件については「実際に起こらなくて良かった」とか「それによって、みんなの防災意識が芽生えた」というようなことまで… それはお前が言うことじゃないだろう! さらに今回の予言の内容は、近年のニュースを聞いていれば大体予想がつく程度のことであり、驚くようなことは一切なかった。加えて、来年の7月と9月、2011年の9月(だったかな?)には“アジア東部の何処か”で大地震が起こるそうで… こりゃまた広い範囲になってしまいましたね。ハハハ…


拒“触”症!?

2008年10月09日 22時15分05秒 | バス運転士

平日の朝10時前ということもあって、某大手ショッピングセンターの駐車場もガラガラで、人影もまばらであった。私はあと5分ほどで発車時刻になるシャトルバスの運転席にいた。不意に窓の外から「おはようございます!」と、元気なおばさんの声が聞こえた。それは駐車場の誘導員であった。私はちょっと驚きながらも「おはようございます」と言った。それからわずか1~2分後、ある母子が駐車場に停めた車からショッピングセンターの入り口へ向かって歩きだした。そして、ちょうどその母子がバスの前を横切ろうとした時、誘導員のおばさんは先程と同じように… 否、子供を意識してもっと元気よく「おはようございまぁ~す!」と挨拶をした。しかし… その母子は知らん顔して行ってしまった… ひょっとして聞こえなかった? 自分たちに言われたとは思わなかった? いやぁ… 周囲には他に誰もおらず、とても静かだったけど… ただ単に挨拶は苦手!? いずれにせよ、見ていた私がブルーになってしまった。


BGMはFU-JI-TSU?

2008年10月07日 22時10分00秒 | バス運転士
私のバスは30分発の某学校行き“直行便”で、次のバスは35分発の某学校行き“通常便”だった。その駅には運転士休憩室がないので、私は35分発のバスに乗り込み、その運転士と談笑していた。そこへ、一人のスーツ男がやってきて「○○社へ行きたいのですが…」と言った。すぐに35分発の運転士が、私のバスを指差しながら「その“直行便”は駄目ですが、他のバスはすべて行きますよ」と答えた。それから数分後、“直行便”の発車時刻が近づいてきたので、私はバスに戻って準備をした。まずは「お待たせいたしました。某学校行き直行便、間もなく発車いたします」と、車内案内をした。すると、一人の男性が席を立って近づいてきて「このバスは○○社へは行かないのですか?」と言った… そう、先程のスーツ男である。「そのバスは駄目です」と説明を受けたはずなのに… 私は“初めて会ったような顔”をして「はい。このバスは直行便ですので、次のバスに乗ってください」と言った。