私たちの勤務ローテーションは「仕事1日目」「仕事2日目」「仕事3日目」「仕事4日目」「休日1日目」「休日2日目」の6日間で1サイクルとなる。が、基本的に「休日1日目」は“休日出勤”になることが多い。
営業所の運転士の人数をキッチリと揃えれば、その必要もほとんどなくなるのだが… 常に“少し人員不足”の状態だから仕方がない。では、みんなが「運転士をキッチリ揃えてくれ!」と思っているかというと、そうでもなかったりする。
というのも、ある程度は休日出勤をしないと給料が… す… 少… 生活が… く… 苦… なのだ。もちろん、私用で休日出勤を断っても問題ない。理由を言う必要もない。あくまでも“休日”なのだから… ただし、そこはお互いに人間なので、事前に伝えておくなどの配慮も必要である。
その休日出勤を「やってくれ!」と言われるのは、その6日前(つまり休日出勤をやっている時)が多いような… 今週、私は「来週の休日出勤は、どんなコースをやることになるのだろう? もしも比較的早く帰れるコースだったら、夜のテニススクールへ行けるかも…」などと考えていた。
しかし、何も言われないまま4日前になり… 私は「ひょっとして私に言い忘れているのか? その日が土日ならばともかく、平日に“休日出勤しなくていいぞ!”なんてはずがない」と思って、その日の勤務の一覧表を見てみたのだが…
なぜか、私の欄には“×”が書かれていたのだ。それは、私が「その日は休日出勤できません!」と言った場合に書かれる印で… 思わず私は「えっ!? なんで×なんだ? そんなこと言った記憶はないのに…」と言った。すると、ちょうどそこにいた上司が「あぁ、今月は休日出勤や追加勤務を多くやってきただろう? これで来週もやってしまうと、制限時間オーバーになるから×になっているんだと思うよ」と言ったのである。
なるほど… そうだったのか… 実は私… その一覧表を見る前に「ひょっとして11月1日付で転勤させられるのかも… 休日出勤せずに、次の営業所への挨拶とか何とか… 弊社には“転勤する本人が最後の最後まで知らされない”という悪しき風習があるからなぁ…」と思っていたのである。
ま、とにかく… これで一安心… ん? 待てよ。その上司は“推測”で言っただけで、確かな情報とは言い切れないのか!? ゲゲッ… 11月1日まで、あと6日… 弊社には“転勤の2~3日前に呼ばれる”という風習もあるから… まだ油断できないではないか! あぁ~、くわばらくわばら…
すると、お爺さんが「△△は行くんか… 葬儀場があるなぁ?」と言ったので、私は「はい、バス停の目の前にありますね」と答えた。ちょっと間をおいてから、お爺さんは「じゃあ、これ…」と言いながら、フリーパスを見せて乗車した。
発車してすぐ… 最初の信号に引っ掛かった時だった。車内から「××には行かんの?」と言う、お爺さんの声が聞こえてきたのである。私は「えっ!? さっき…」と思ったが、乗客のおばさんと話し中だったので、とりあえず静観することにした。
信号が青になり、一つ目のバス停へ… 私はとりあえずバスを止めて「どうされますか?」と、お爺さんに尋ねた。しかし、おばさんとの会話が“先程の私との会話と同じ展開”になっていて、私に対する返事もなかったので発車した。
そこから2つ先の△△停に到着… 私が「葬儀場はそこにありますけど…」と言うと、おばさんも「ここで降りるんじゃないの?」と言い… お爺さんは「あ、あぁ… ここで●▲■※★…」と何か呟きながら降りて行った。
私は最初「行き先よりも葬儀場が目的なのか? 最近流行りの生前見積もりにでも行くのかな?」と思っていたのだが… 違っていたのかもしれない。こういう場合、バスはマンツーマンじゃないし、時間は決まっているし… △△よりも遠くへ連れて行くわけにもいかないし…
現在の私のボケは、まだまだ笑っていられる程度だからいいけれど… 10年後、20年後はどうなっていることやら… ん? 10年後は定年前か!? う~む、笑っていられないよなぁ… その時、私自身は何も分からずに笑ってるかもしれないけどね。ハハハ…
あるバス停で… カーディガンを羽織った白衣の天使が乗ってきた。が、私はすぐに違和感を覚えた。「白衣のイメージは、まず第一に清潔感だよなぁ… もしも通勤に着ているとしたら、それはちょっと…」と思ったのである。
が、またすぐに「いや、仕事着は仕事着でも… 医療関係じゃなく… コスプレかもしれない! テレビCMでは“某アイドルグループの一人が被り物をして電車に乗ってきた”という設定があるくらいだし… 彼女は朝帰りの堕天使かも!?」とも思った。
↑↑↑ おい! なんだって? オマエの言う堕天使のお店(お酒を飲みながらお喋りするところ)に、かつてせっせと通っていたのは何処のどいつだよ! “堕”は余計だろう、堕は! 会話とかメールとか… たとえ女性の方は仕事だったとしても、オマエは癒されていたんだろうに! 感謝せぇ!
はい、おっしゃる通りで… 私こそ、子供の頃には駄菓子屋のくじ引きに熱中し… 大人になったら駄馬の馬券を買うという無駄遣いを繰り返し… テニススクールではラケット振らずに駄弁ばかり… 駄洒落を交えた駄文を書き続け… 肝心な仕事はイマイチの駄目な運転士… 略して“駄転士”でございます。
「ところで、他のバスではどうなんだろ?」と思った私は、最近の私のデジタコファイルを見直してみた(いつも見てないのかよ!)。すると、エンジン回転数オーバーは多くても50~60回であった。
また、古いバスに乗った時にも同じように運転しているはずなのに… というか、パワーがないので「いつも以上にやっちゃったかな?」と思っていたら、回転数オーバー0回(もちろんA評価)だったりして… 結構いい加減なものである。
で、今回の記録はというと… 「129.7回/時」のE評価であった(その日そのバスでは4時間くらい乗ったので、総回数はその4倍…)。もっとも、僅か10回程度でも最低のE評価が出てしまうので、評価自体はあまり意味がないというか何というか…
もしもE以下の評価も設定されたら、今回の私は… Z評価? 否、アルファベットだけでは足りず、ハングルとかアラビア文字とか象形文字とか… 果てはウルトラサインとか…(オマエの評価は地獄の閻魔様がやってくれるから心配するな!)
先々月にも2枚の採点シートを受け取ったのだが、運転士監視員(モニター)のコメントが機械的で面白くなかったので… 私の中では“なかったこと”にしました。ハハハ…
さて、先月の採点シートは1枚だけで、点数は77点… 私にしては“かなりの高得点”である。気になるコメント欄には「乗客に対して“はい、どーも”ではなく“ありがとうございます”の方がいい」という内容のことが書かれていた。
んが! そんなこと、言われなくても分かっている。私だって、ずっと「どーも」と言っているわけではなく、基本的には「ありがとうございます」と言っている。しかし、フリーパスなどの提示だけで次々と乗車された時には、一人一人に「ありがとうございます」と言っている時間がなくなってしまうのである。
そういう場合、“全員に言わなくてもいい”という考えもあるだろう。確かに、それはそれでありだと思う。が、私は“言葉を変えてもいいから、全員に声を掛けた方がいい。なるべく顔を見ながら…”と考えている。だから、時間がない場合には「ありがとうございます」を繰り返す合間に「どうも」や「どうぞ」という言葉を織り交ぜているのだ。
もしも、全員に「ありがとうございます」を言おうと思ったら… テレビ番組で某お笑いタレントが言っていたような「あざ~っす!」になってしまうだろう。いや、もっと短く「あざす!」とか「あず!」になってしまうかもしれない。あるいは英語で「サンクス!」なんて… でも、ちょうど外人さんが乗ってきたら「???」だろうな。所詮、昔の学校教育のカタカナ英語だから! ハハハ…