現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「古事記」は名古屋の大須に

2012-11-06 20:35:33 | 虚無僧日記
国宝の『古事記』は、なんと名古屋の大須観音に
あります。でも、1300年も昔の原典ではなく、
南北朝時代に書き写されたものとのことです。

大須観音は名古屋市中区大須にある真言宗・智山派
の別格本山で、本尊は聖観音。“名古屋の浅草”と
いった賑わいをみせています。

正式名称は「真福寺宝生院」で、創建は、鎌倉幕府が
滅びた1333年。現在地に移ったのは、江戸時代の
初めの慶長17年(1612年)。明治25年(1892年)の
大火と太平洋戦争の名古屋大空襲の2度、焼失を
被ったが、なお1万5千点もの貴重な古書を保管
しているとはすごいことです。

でも、それを公開することはなく、所持している
ことをことさらPRするわけでもないので、知る人は
意外に少ないのです。入手経路も不明。

そもそも『古事記』は謎だらけです。奈良・平安時代
には、『古事記』に関する記述は全くなく、鎌倉の末
に突然 世に現れ、書写本だけで、原典が無いので、
『偽書』ではとの疑いもあるようです。

『日本書紀』とともに歴史の教科書に載っている
『古事記』が、皇室にも保管されていないとは、
たしかに“変”?






笑える「シルバー川柳」

2012-11-06 19:36:27 | 私の尺八遍歴
「国有料老人ホーム協会」とやら発行の『シルバー川柳』
(ポプラ社刊)。結構笑えます。

◎第12回入選作品から、私にも当てはまる句

①「目覚ましの ベルはまだかと 起きて待つ」
  そうそう、毎朝3時半に目覚ましをかけているのですが、
  3時頃から、まだかまだかと、鳴るのを待っています。

 「朝起会」の『倫風』11月号巻頭言は「目覚ましで、
  無理ムリ起こされるのは、仕事をやらされて、
  イヤイヤ働かされるのと同じ。自ら目が覚め、
  起きるのは、“喜んで進んで働きます”に通じる」と。
  以来、目覚まし鳴るより先に起きています。

②「年金の扶養に入れたい犬と猫」
  はい、私の食費はゼロですが、毎日、ノラ猫にやる餌を
  買いにスーパーに行っています。

③「ボランティア、するもされるも高齢者」
  今日、一路会会員3人連れて 老人ホームへ行ってきました。
  尺八四重奏団は、84歳、74歳、67歳、64歳。聞く側には
  54歳、61歳の方もみえました。


④「立ち上がり、用事忘れて また座る」
 「立ち上がり、用を忘れて 立ちつくし」
 「万歩計 半分以上 探しもの」
  まさにその通りでございます。