現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「暗」を「明」に「ネガポ辞典」

2016-03-08 21:18:30 | 虚無僧日記

「愛想が悪い」「キモい」「ムカつく」などといったネガティブな言葉を、                                           ポジティブに変換してしまう「ネガポ辞典」が話題らしい。

例えば「愛想が悪い」→ 「媚を売らない」「他人に流されない」

“物は言いよう”。消極的に解釈するよりはポジティブに                                                   捉えられた方が人生ずっと楽しくなる。                                                              まさに「暗を明に転ずる」、これぞ虚無僧の「明暗道」に通じる。

 オンチ    → 誰にもマネできないアレンジ

緊張感がない → 肩の力が抜けている

ぐうたら   → 自分の気持ちに正直

計画性がない → 行動力がある

変態     → ある種の知識に精通している


結婚できない → 一生トキメキ


「ネガポ辞典」はiPhoneアプリとして2011年6月にリリースされ、                                               現在までに約28万ダウンロード(androidアプリを合わせて)を記録。                                          さらに2012年、『ネガポ辞典』として主婦の友社から出版され、                                               11万部を超えるベストセラーになっている。 


 


ぼけたらあかんな

2016-03-08 17:58:24 | 虚無僧日記

デイケアサービス施設で、ひとしきり尺八演奏をしたあと、
来所者の皆さんと一緒にティータイム。はす向かいに座った
ご婦人が、私の方をジィーと見つめている。職員が「尺八の
先生ですよ」というと「はぁー尺八? 聞きたかったわァ・・・」
(えっ!?今さんざん吹いたのに・・・・)。しばらくしてまた、私の
顔をジィーと見て「何かされるのですか? 」「尺八です」。
「はぁ、今日は尺八が聞けると思って来たのに・・・」
こんな会話がエンドレスで続いた。

シャキッとした男性。「いやぁ、あなたの尺八は、すばらしい!
ぜひCDにして、みんなに配りなさい。お金は私が全部出すから」
と、うれしいお話。横で職員が手を左右に振りながら目くばせ。
いつもこの調子で、後で何も覚えていないそうな。

これでは家族も大変だろうな。

別の施設で、蠟梅(ろうばい)の花が活けられていた。私は何を
間違えたか「ボケの花がいっぱい」と言ってしまった。
シマッタ シマッタ。職員の表情が凍りつき、私は狼狽。
そこからは もう次の仕事が来なくなった。
ボケたらあかん。


「秀頼は優(やさ)男に非ず」

2016-03-08 08:38:18 | 虚無僧日記

豊臣秀吉と淀君の間に生まれた御子「秀頼」といえば、
テレビドラマでは「草食系・イケメン」の人気スターの
役どころだが、実は実は、大相撲の「把瑠都(バルト)」
並の巨漢だったという。

江戸時代初期、真田増誉が書いた『明良洪範』にある。

「秀吉公ノ実子ニアラズ 大野修理ト密通シ捨君ト秀頼君ヲ
生セ給フト 」とあり、「身長6尺5寸(約197cm)・体重43貫
(約161kg)の並外れた巨漢であったと書かれている。

三千人もの女と関係しながら、妊娠させられなかった秀吉である。                                                                 淀君が生んだ秀頼が秀吉の子ではないことは、当時の人も                                                思っていたようだ。淀君の不倫の相手は「大野修理」と                                                   明記されていることもすごい。他にも噂の相手はいるが。

さて、『長澤聞書』にも「世に無き御太り」と記されている。

「家康が二条城で秀頼と会見した時に、秀頼の巨体から 
かもし出されるカリスマ性に恐怖し、豊臣家打倒を決意した」と
記録するものもあるほど、武将としての威厳はあった。

秀吉は「身長が5尺(約152cm)もない小兵だった」と言われて
いるので、実子かどうかが疑われる一因になっている。

顔には、天然痘の後遺症である痘痕も残っていたともいう。
「秀頼ファンの歴女」には、失望させて申し訳ない。

NHK大河「真田丸」では、誰が秀頼を演じるのだろう。

尚、加藤清正、藤堂高虎も6尺(180cm)を越える巨漢だった。