現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

キャッチセールス

2017-02-27 09:07:41 | 虚無僧日記

虚無僧で立っていると、目の前をウロウロ、
行ったり来たりしている男女が何人もいる。
「アンケートお願いします」一人で歩いて
いる若者を狙って近づく。断られても、断
られても笑顔で近づく。すると、まれに引
っかかる人がいる。これを毎日7時間やって
いる。すごい、虚無僧より大変な仕事だ。

私もすぐ引っかかる方だ。「パソコン教室、
いつでも好きな時に、マンツーマンで」と
いうので申込み、70万のローン契約をした。
行ってみると英会話とセットで、時間も
ほとんどふさがっていて取れない。
結局3回行ったきりでパーとなった。もう
30年以上も前の話。

通行人を狙って、この手のキャッチセールス
やスカウト、テッシュ配り、名古屋駅前の
路上は花ざかりだ。だが最近はもう誰も私に
声をかけてくれなくなった。

           


カリスマ販売員

2017-02-27 09:01:21 | 社会問題

物が売れない、お客が来ないと嘆く店が多い中で、繁盛している店とは。
他と同じことをやっていてはダメ。客の心をつかむ接客。商品情報に
精通することなど、当然、当たり前のこと。

A子さんは、靴は 東京のD店まで毎年買いに行く。
1年に一度の客でも、店員は「〇〇さん、いらっしゃいませ」と
名前はもちろん、A子さんの足のサイズも記憶しているのだ。
そして新しい流行のデザインの中から、A子さんにピッタリの
靴を出してきて勧めてくる。「これがいい」と自分で選んでも
「それは合いません」と。履いてみると確かに合わない。

服は、J店。こちらも同じ。今まで売った服を全部記憶している。
「〇〇さんには、これがピッタリですよ」と服を選んでくれる。
「こっちがいい」と手にとっても、「ダメです。似合いません」、
「サイズが合いません」とはっきり云う。着てみるとやっぱり似合わない。
もっとすごいのは、「一昨年買われたジャケットに、合わせられますよ」と
今まで買った服を全部覚えていて、それとコーディネートさせることだ。

これがプロの販売員だ。だからわざわざ東京まで買いに行く価値がある。
それに比べて、どうしようもない販売員が多い。まずお客の方を見ていない。
商品を熟知していない。聞かれたことに答えられない。

それでは、売れない。客足も離れて当然。プロの条件は、“記憶力”。