現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

女は強し

2012-08-12 11:26:19 | 社会問題
サウジアラビアでオリンピックの柔道に女性が
初参加したことで、かの国では「貞淑であるべき
女性が みっともない」と 非難 轟々とか。日本の
100年前のようです。

それにしても、「やまとなでしこ」が柔道、レスリング
で「金」とは、どうしたことでしょう。体格的にも
劣る日本女性が世界を相手に闘って頂点に輝くとは。
サッカーやバレーボール、バトミントンでも大活躍。
“信じられない”の一語です。

「三輪明宏」が、朝日新聞の人生相談「悩みのるつぼ」で
面白いことを書いていました。

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女というのは (男より) はるかに理性的で、現実的で
したたかな強い生きものです。弱い女というのは存在
しません。売れ行きがいいように、弱々しく装って
いるだけです。

サッカーをはじめ、現場の仕事など、女性があらゆる
職種で頭角を現してきたのは、女が本来の姿を発揮し
だしたということ。

「草食男子」というのは、男が男らしくなってきたと
いうこと。男の方が繊細で何事にでも気がつくのだから・・・

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同感です。戦争戦後の生き様をみても 女性の方が、
“強かった”と思います。

You-tube で「ホストの花道」を見て唖然。今や 男が
女に 捧げつくす時代。でも一晩で ウン十万~何百万も
貢ぐ女性って、男に絞りとられているだけでは?と
気の毒にも。

したたかなのは どっち? 所詮、この夜は「男と女の
化かし合い」ですか。


オリンピック予算27億円!?

2012-08-12 10:56:14 | 地球人類の問題
ネットをみれば、「ロンドン・オリンピックの 参加数は、
選手が293人、役員221人、計514人。それに
対して、国家予算が27億円も使われた・・・・」なんて
ことに関心が行ってしまう私めであります。

外国と比較すれば、ドイツは274億で日本の10倍。
韓国150億、イギリス・中国120億。これでは、
金メダルがとれないのも“仕方あんめい”。

連日、銅や銀ばかりで湧き上がっていて、これも
「2位ではいけないんですか?」と予算が 削られた
故のことかと あきらめです。

気になるのは アメリカ。オリンピック選手の強化
費用は165億円と「さすがぁー」ですが、なんと
国家予算からはビタ一文も出ず、国民や企業からの
寄付というのです。さすが個人主義の国ですな。

さてはて、27億円を投じて、経済効果は2千億円
とか。そして国民の健康増進にも一役かっている
とか。

連日のオリンピック報道で、すぐその気になる私、
今毎日 床の上で腕立て伏せをし、風呂の中では 
水かきをして 泳ぎの練習をしています。これで
だいぶ筋肉がついてきました。オリンピックの
おかげです。

近況報告

2012-08-11 03:55:03 | 私の尺八遍歴
毎年8月は 仕事も無く暇なのですが、今年は
5件もあって大忙し。ブログも書けず、それでも
毎日アクセスしてくださる方には、本当に
申し訳ありませんでした。

一つは「朗読の会」で尺八の伴奏。リハーサル
無しのぶっつけ本番。事前に台本はいただいて
いましたので、適当にメロディを考えて行ったの
ですが、全く役に立たず。朗読を聴いての
即興演奏の方が効果的でした。

二つ目は、ある宗教団体での講演。これも、事前に
何も知らされていなかったので、当日会場に行って
初めて「キリスト教係の宗教団体」と知って
びっくり。キリスト教の方に 仏教の法話で
よろしいのか、心配でしたが、結果は 大いに
ウケ、ノリノリで盛り上がりました。「また
次回も」と 喜んでもらえたようです。

虚無僧は 風の吹くまま、風に任せて、どこへ
でも。経典も教義も宗派も無く、ただ尺八の音
によって 人々の心の中の善なるものを引き
出し、心と心の絆を結ぶのです。

さて、9月9日の「能楽堂公演」も間近に迫り、
プログラムの作成、案内状やチケットの送付。
それ以前に 曲がまだできていない! で、
とうとうオリンピックを観る暇もありません
でした。(テレビが無い 生活っていいですね)


自動車盗

2012-08-03 09:19:17 | 社会問題
私のマンションの駐車場から、お隣さんの車が盗まれた。
プロの「自動車盗」にやられたようです。窓ガラスの細かく
砕けた破片だけが残っていました。

「自動車の盗難が多い」とは聞いていましたが、
まさか こんな身近で起きるとは・・・。
盗まれたのは「トヨタ・クラウン」。高級車ほど
狙われるようです。私のは「カリーナ」。ほどほどの
車だったことが幸いでした。

毎朝3時には起きて、4時には家を出ますので、
3時半頃、トラックが走り去る 騒音を 聞いたような
気がします。

もし、私が出て行って、現場を目撃していたら、
どうなっていただろうか。トラックのナンバーを
控えて、即座に警察に通報して、犯人逮捕に
つながれば、“英雄”になれたのに・・・。

相手は複数のプロ集団。「泥棒!」と騒ぎたてたら、
殺られていたかも。うまく、追い払ったとしても、
こちらの住まいは 知られているから し返しにくる
かも。

遭遇しなかったのが“幸い”だったのかと、いろいろ
考えても、後のまつり。

それにしても、事件後、実況検分に 警察のパトカーが
来るわけでもなし、ご近所が騒ぐこともなし。なにごとも
なかったように 毎日が過ぎていくことに、そら恐ろしさを
感じます。










オリンピックに思う

2012-08-01 00:48:55 | 社会問題
1964年(昭和39年)の東京オリンピックの時、私は
高校2年で、体育の授業は、テレビでの観戦でした。
なにしろ、慶応高校の体操の先生は「小野清子」さん
だったのですから。( 2児の母として出場し、体操
競技の団体で 銅メダルでした。のち参議院議員に
なられた方です)。

東京オリンピックで金メダルに輝いた重量挙げの
「三宅義信」氏。(今回のオリンピックで「銀」を
とった「三宅宏実」選手の伯父にあたる方です)。
その三宅義信氏は 千代田生命に勤務していたことが
あったと記憶しています。ネットで調べても、
そのことは 出てこないのが 不思議です。

当時は、オリンピックは「アマチュア」規定が厳しく、
企業が宣伝に利用することは禁じられていたからで
しょうか。千代田としても「三宅」氏の名声を
利用することもせず、「飼い殺し」だったように
思います。

その後、千代田は、オリンピック出場選手の育成を
目的として「体操クラブ」を作りました。結局、
誰も育たず、あの子たちのゆく末はどうなったので
しょう。オリンピックに出場するということは、
すべてを犠牲にして、大変な覚悟のいることです。

東京オリンピックの頃は、選手は“国”を背負っての
出場でした。それが今は、個人勝手の出場になって
きたように感じられます。

今大会には293人もの選手と 関係者あわせて
500人以上の人が行っているとか。明らかに
メダルに手の届かない人まで “参加することに
意義”では、少々“異義”ありではないで
しょうか。

「前畑」さんの時代は自費でした。国や企業の
金で、「物見遊山の気持ちで行ってきま~す」
では、応援する熱も冷めるものです。

これは、私のやっかみのようです。先日行われた
「尺八の国際大会」には、どこからも補助金が
出ないのですから。