現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

ことば遊び 1 「木阿弥」

2015-07-11 08:38:03 | 「八重の桜」

「しまったしまった 島倉千代子」
「困った困った こまどり姉妹」
これは吉本の「島木譲二」のギャグとか。

「ゆかいゆかい湯川秀樹」は私の新作。ついでに
「秀樹かんげき」

「あ、異常児(アイジョージ)に 最上(さいじょう=西条)秀樹」

「アッと驚く為五郎」これはハナ肇でした。
ところで「為五郎」って誰?「森の石松」に出てくる悪党だそうです。

「遅かりし由良之助」は、私の父母がよく使ってました。私も
使いますが、もう誰も通じません。

「仮名手本忠臣蔵」四段目。塩冶判官(浅野内匠頭)が切腹する際、
「大星由良之助(大石内蔵助)はまだか」と、時間をかせぐが、
「もはやこれまで」と、腹を切ったところへ、「由良之助」登場。
舞台では「遅かりし由良之助」というセリフはありません。
どうやら客席から掛ける言葉のようですが、You-tubeを見ても
かかりませんな。今の人も、掛けるのをご存知ないのか、


「とんだ所へ北村大膳」は「北村大善が来た」と掛けている。
これも歌舞伎を知らないとダメ。

「とんだ目に太田道灌」

「元の木阿弥」という言葉も調べてみました。

戦国時代、大和郡山の城主「筒井順昭」が亡くなった時、
喪を秘すために「木阿弥」という盲目の老人が影武者に
仕立てられました。「木阿弥」は、突然の環境の変化に
浮かれてしまって、溺れるような暮らしを送っていました。

ところが、順昭の息子(順応)が成長し、もはや順昭の死を
隠す必要がなくなったため、木阿弥は再び 身ひとつで
放り出されたのだそうです。

黒澤明監督の『影武者』と同じですな。



虚無僧って伝統芸?

2015-07-10 20:43:35 | 虚無僧日記

「一路さんは、虚無僧という“伝統”にこだわって
いるようですが」というコメントをいただいた。

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「日本の伝統文化を辿って行くと、その多くは一休さんに
行き着くように思えます。そして一休さんは固定的な伝統や、
家元制など望んでいなかったと思うのですが。
一路さんは、虚無僧という、伝統にこだわっておられるようにも
思います。今や絶滅危惧の虚無僧ですので、それは素晴らしい
ことだとも思えますが、一方で、それを解き放った活動も
されているのかどうか、知りたいです」
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また以前、「あなたは、虚無僧をやりながら虚無僧を否定している。
真意が知りたい」という質問もありましたので、お答えします。

東京には「虚無僧研究会」があり、600名ほどの会員がいます。
また京都の明暗教会には200名ほどの会員がおります。
しかし、会員の多くは「虚無僧」が吹いた「尺八本曲」を
吹くことを楽しんでおり、「虚無僧」で門付け(托鉢)は
しません。所詮「旦那芸」で、趣味の世界と考えておられるからでしょう。

虚無僧を職業にしているのは、私一路が 世界で「Only One!」。
しかも、どこの会派にも属さない、一匹狼の虚無僧です。

ところが、私は、伝統的な5孔尺八ではなく、9孔の
ドレミファ尺八で、虚無僧が吹いた曲だけでなく、童謡、唱歌、
演歌、ポピュラー、「コンドルは飛んでいく」なども吹きます
ので、「虚無僧研究会」や「明暗教会」の会員の方からは
「インチキ虚無僧」と、批難中傷を浴びています。

つまり、カタチは「虚無僧」でも、中身は「伝統」を外れた
異端児です。それは「一休の常識を否定し、こだわりを捨て、
自由自在に生きる生き方」を真似ているからです。

私の「虚無僧」観は、一休の「風狂」、一休が賛美した
「普化禅師」の「瘋癲(ふうてん)」の所業であって、
伝統的な虚無僧を否定して、新たな、現代の「風狂」を
目指しているのです。

「虚無僧」とか、「尺八」はこうでなければならない、と
いったこだわりを捨てると、「虚無僧」でも生きられる、
新たな世界が開けてくるのです。伝統的な「虚無僧」そのまま
だったら、今の世の中、食べていけないでしょう。
世の中「無常」。「常なし」です。世の中の変化についていき、
革新、改革あるのみです。


「ガン患者」に歌で勇気と希望を「KEIKO」さん

2015-07-10 20:37:27 | 虚無僧日記

Tホテルで「KEIKOさん」の歌を聞いてきました。
彼女は、自ら 癌に冒され、乳房も子宮も摘出。
歌で 癌で苦しむ人に勇気と生きる力を与えてあげれば、
と活動している。

抗癌剤で 髪の毛が抜け落ちる。女性にとって、身を
切きられるほどの苦痛。そんな痛みも知っているから、
歌に言葉に説得力がある。

笑顔を絶やさない。歌の途中で、ニコッと微笑み、
そして語りかけるように歌う。こんな歌い方が
あったのか、と感動する。

乳癌と診断された女性。「私左の乳房をとらなければ
ならないんです」と不安におびえた声。KEIKOさんは
「ホラ、私もとっちゃったのよう」と左胸を叩いてみせる。

「手術をしたら、左手がここまでしか上がらなくなって。
もう死にたい」という女性に、「私もそうだったわ。
でも今はホラ」と左手を高く伸ばしてみせ「大丈夫よ」と
優しく微笑む。

「何の為に生きていくのか分からなくなった」と言われる方。
絶望している人に、「誰かが、一人だけでも、“あなたに
会えて良かった”と言ってくれることがあれば、それが幸せ」。

「乳房も子宮も失ったけれど、その何倍も、たくさん 得たものも
あったわ。手と足の指、全部使っても数え切れないほどの幸せ。
あなたがいてくれる」と語りかけ、また歓びの歌を歌う。


今年には、また手術をしなければならないというのに、あの
笑顔。その精神力に脱帽。

8月20日のディナーショーは チケット15,000円~で もう完売とか。


笑いの健康法師「昇 幹夫」さん

2015-07-03 09:06:25 | 虚無僧日記

「日本笑い学会副会長」の「昇幹夫」さん。

以前お会いしたことがある。「笑い」が リウマチや癌に

効くということを医学的に証明してくれた方。

特に噺家の「林家木久蔵」の落語が効果大だったそうな。

そりゃそうだ、「効くぞう」だもの。

糖尿病の患者さんに、食事の後、糖尿病に関するマジメで

面白くない講義をしたら、血糖値が急上昇したが、

漫才を聞かせたら下がったとか。

癌の原因は「がんばり過ぎ」が2割、「食の乱れ」が

3割、「心の持ち方」が5割とか。健診でひっかかったら

青くなり、急に病人になる。正に「病は気から」。

雨が降れば、心が滅入る人。傘屋は喜ぶ。幸か不幸かは

心の持ちよう。

「人は いつか必ず死ぬ。その最後の時は楽しいことしか

思い出さない」のだそうだ。人生は、楽しい思い出をいくつ

作るか。

「こうでなければ」というものは無い。すべてどうにでもなる。

「~ネバ」は体に悪い。「ネバネバ食品は体にいいのにね」

「白黒つけるのは マジメな生き方。だけど 敵も作る。

「“正しい生き方” より “楽しい生き方” をしよう」

「許さないから眠れない。許して忘れる。これができれば

眠れるようになる。笑顔にもなれる」

 

などなど、私の「尺八漫談」と同じだ。落語や漫才に学ぼう。


女子サッカー準決勝 速報

2015-07-02 11:10:12 | 虚無僧日記

テレビの無い私。スポーツ音痴だが「女子サッカーの準決勝戦」は気になる。

ネットを見ていたら、速報が載った。イングランドがオウンボールで、蹴り込んで

くれた。日本にとっては超ラッキー。でもイングランドの選手は、あわれこの上無い。

責めては悪いし、なんとなく手放しで喜べない結果。

 

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