JR在来線、新快速を乗り継いで、2時間10分で京都へ。
駅前からJRバス「栂尾」行きに乗車、
約1時間で終点「栂尾」で下車。
往復1000円だけど、
高山寺、西明寺、神護寺の間
乗り降り自由で800円のチケットを買って・・・・・
今日の目的が
「もう一つ」の日本最古の茶園を見ることだったので、
結局、拝観したのは高山寺だけ。
「とがのをさんこうざんじ」
平成6年(1994)に‘世界文化遺産’に登録された。
京都でも名高い紅葉の名所。
京都の北西。山裾を清滝川が流れている。
兎や蛙、猿などの動物を擬人化した鳥獣人物戯画で有名。
明恵上人(1173~1232)が復興、開山。
バス停のそばにある裏参道を登ると最初に「石水院」(国宝)。
料金600円。
後鳥羽上皇より学問所として賜る。
一般の住居にあるような戸がなく、
それに代わるよなのものが、吊り上げられている。
学生の頃、泊めてもらった沖縄の
民家がこんなだったな~と思い出しました。
冬は超寒そ~。
石水院の門を出て、参道の反対側に茶園がありました。
小高い所にあったので、通り過ごすところでした。
写真や記事は「どっちが日本最古?」を見てね。
参道をさら登ると開山堂。
開山堂とは開山した僧の像や位牌が安置されている建物。
そういえば大きなお寺には必ずある。
開山堂の上に明恵上人の御廟。(霊を祭る所、お墓?)
『山のはにわれも入りなむ月も入れ
夜な夜なごとにまた友とせん』
上人の詠んだ歌碑。
もう一つ上人の詠んだ面白い歌があります。
『あかあかやあかあかあかやあかあかや
あかあかあかやあかあかや月』
月を詠った歌が多く「月の歌人」とも言われているそうです。
金堂に行く途中に仏足石。
釈迦を慕った上人が造らせた「釈迦の足形」
写真では見にくいけど、足の中には曼陀羅?が線彫りしてある。
高山寺の最も奥にある金堂(本堂)。
表参道はまっすぐここに通じている。
中は窓越しにしか見れませんが、
本尊の釈迦如来像が安置されている。
暗くてよく見えませんでした。
「世界遺産」に登録されている寺という感じがしない。
一見、変哲もない平凡なお寺に見える。
紅葉の新緑が、陽射しを受けて、鮮やかに輝いていました。
上人の遺訓
「阿留辺畿夜宇和あるべきようわ」の言葉がすごくいい
河合隼雄さんが著書
「明恵 夢を生きる」で以下のように語っておられるそうです。
‘時により事により、その時その場において
「あるべきようは何か」と問いかけ、
その答えを生きようとする’ものであると
これって、すご~く大事なこと
「あるべきようは何か」考えて、「最善をつくす」こと
なかなかできない 自分を優先してしまう。
でも、これも時には大切だと思う。
「明恵 夢を生きる」を読んでみよ。
さっそくインターネットで注文しました。
白州正子さんの「明恵上人」と一緒に。
待ち遠しいな~