8世紀半ば(奈良時代)に
「正倉」と呼ばれる倉庫が建てられた。
正倉がいくつも集まった場所が「正倉院」
現在、正倉院と呼んでいる建物は、
東大寺に建てられていた、
いくつかの正倉の一つが残ったもの。
世界最古の木造の倉庫。
9000件以上の宝物を1200年以上、
風雨から守ってきた。
正倉院宝物の多くは現在、1962年に建てられた、
鉄筋コンクリート造りの西宝庫に
収められているのだとか。
古来行われた曝凉(虫干し)の伝統に則り、
毎年秋に開封され、
正倉院展はこの期間に合わせて行われる。
10月22日の朝日新聞には
「君は天平を見たか」という見出しで、
正倉院展が紹介してあった。
今回、出陳された70件の品々は、
今でこそ宝物だけど、
当時は生活の中で大切に愛用され、
生き生きと輝いていたんだろうな。