喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

正倉院展

2007-11-05 | 美術館・博物館
 

8世紀半ば(奈良時代)に
「正倉」と呼ばれる倉庫が建てられた。
正倉がいくつも集まった場所が「正倉院」
現在、正倉院と呼んでいる建物は、
東大寺に建てられていた、
いくつかの正倉の一つが残ったもの。
世界最古の木造の倉庫。
9000件以上の宝物を1200年以上、
風雨から守ってきた。
正倉院宝物の多くは現在、1962年に建てられた、
鉄筋コンクリート造りの西宝庫に
収められているのだとか。

古来行われた曝凉(虫干し)の伝統に則り、
毎年秋に開封され、
正倉院展はこの期間に合わせて行われる。

 



10月22日の朝日新聞には
「君は天平を見たか」という見出しで、
正倉院展が紹介してあった。

今回、出陳された70件の品々は、
今でこそ宝物だけど、
当時は生活の中で大切に愛用され、
生き生きと輝いていたんだろうな。



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京都・奈良

2007-11-04 | 京都の寺・神社・仏像

今日の旅の目的は、
1.奈良国立博物館の正倉院展
2.宇治市の黄檗山萬福寺にあるという、
   隠元禅師が中国から持参した茶道具
3.今日の日本茶の製法(焙炉で手もみ製法)
    を発明した永谷宗円の生家

2.は残念ながら常設されてなく、
2001年に入間市博物館で開催された
「煎茶」の歴史と文化について紹介した展覧会の時に
貸し出され、その時、発行された
書物に載っている写真を見せていただいた。

3.はJR奈良線の宇治で下車。
工業団地までは土日バスがなく、
その先まだ25分ぐらい歩く。
タクシーでは4500円ぐらいかかると、
往復だと・・・・行くのはあきらめた。

結局、目的達成できたのは正倉院展だけ。
しかし、長蛇の列。入場まで30分ぐらい待って、
会場内はすごい混みよう。じっくりと観れなかった。

せっかく宇治に来たので、平等院へ行ってきた。




屋根の鳳凰


宇治川の屋形船


平等院参道で


さすが宇治、茶壷のポスト(宇治駅で)

平等院の中の拝観(別料金)は1時間待ち。
13時に普茶弁当を予約してあったので、
中を観るのはやめた。

宇治駅に戻って、
宇治駅から一つ京都よりの黄檗で下車し、
黄檗山萬福寺へ。
萬福寺は
日本三大禅宗(臨済・曹洞・黄檗)の黄檗宗の大本山。


総門


三門



回廊



煎茶道と書いてある。
隠元禅師が中国から持参した茶道具は、
日本の煎茶道の原型だとか・・・・


雲版(うんばん)


開版

普茶弁当をいただいて(事前に要予約)、




梅干の天ぷら

「普茶」とは普く衆にお茶を供すると言う意味があり、
料理を仲立ちとして総合親睦を深め、
その日の労をねぎらう
といった意味合いを含むと同時にそれが目的だと。

最近、我が家は銘々、時間帯がばらばら、
一堂に会して食事をするということが無い。
土日ぐらいはみんなで食事できるように
提案してみよう。

今日は何だか、充足?未充足?
どちらか分からないような一日だった・・・・・

反省!毎日、感謝してすごさなきゃ罰が当たるね。
















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世界お茶まつり

2007-11-04 | お茶関係
2001年、2004年、2007年、
3回目の「世界お茶まつり」
3年毎に開催されるのかな?







出店ブースの素敵なテーブルコーディネート。
中国茶ではなくて、煎茶でした。
宇治から来られていたようです。
今年も買ってしまった、しずく茶。


 茶碗に玉露を4g(茶さじ山盛り1杯)程度を山型に入れます。
 そこに、体温程度にさましたお湯20ccを周りから静かに注ぎ、
  ふたをして2分ほど待ちます。
 お茶を飲むときには、左手で茶碗を持ちます。
  蓋を取らずに少しずらし右手の人差し指で蓋を軽く押さえながら
  水滴のしずくを頂きます。トロリとした甘さと
    緑のふくよかな味わいが楽しめます。
 ゆっくりとふくらむお茶の香りを楽しんだら、二煎目を入れます。
  蓋を取り、山型に盛った茶葉の上から50℃のお湯を20cc注ぎます。
   再度、蓋をして2分待つ間、お菓子を頂きます。
  (このお菓子には干菓子や巻き柿などがあいます。)
  三煎目も、同じようにお召し上がり下さい。
 四煎目は80℃ほどのお湯をたっぷり注ぎます。
  苦み、渋みの成分が溶け出し、煎茶のような味わいが楽しめます。
 最後に残った茶葉は酢醤油や酢みそなどをかけて
    お召し上がり頂けます

  酒の肴としても最適です。



紅富貴は有名だけど川根紅茶。日本の紅茶です。



書籍も沢山販売されていて、
『チャの絵本』を買いました。



もちろん、食欲も
いろいろ茶葉を使ったメニューがあったのですが、
残っていたのはこれだけ。


鮪とシラスの和風茶スパゲティ

メイン会場はJR東静岡駅のすぐそばのグランシップ。

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陸羽のお茶の再現

2007-11-03 | お茶関係



固めた茶葉を火であぶって、それを、薬研で粉にし、
水を沸かし、塩を少し入れて、
粉にした茶葉を入れて煮込む。
あくを取って、



塩で渋みがおさえられ、芳ばしく、
さっぱりとした味でした。

当時は、姜や葱、柑等を加えて飲んでいました。
陸羽はこの飲み方はお茶の本来の味が分からず、
排水溝の廃水と変わらないと、激しく批判し、
考案したのが先の方法です。

陸羽は茶聖とたたえられ、
お茶の成分、効能、製法、
飲み方や道具などを集大成した、
中国茶のバイブルといわれる
「茶経」を書いた唐の時代の人。

茶経の始まりに
「お茶は南方の嘉木なり・・・・・」とあるように、
お茶は南方で採れ、
馬に乗せて都や北方に運ぶには、
固めたほうが持ち運びやすく、
当時は小さく固め乾燥させた
固形茶が主だったようです。

今でこそ黒猫大和や佐川急便などの宅急便が、
数日の内に届けてくれるけど
その当時は・・・・・・・・
そういえば、敦煌だったか蘭州だったか、
日本の宅急便(どちらだったか忘れましたが)が、
走っていたのを思い出しました。





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「ラペッ」

2007-11-03 | お茶関係





静岡で開催されている「世界お茶まつり」で、
ミャンマー風のお茶の葉サラダを体験してきました。

グレープシードオイルのかかったラペッに、
トマトが数切れ入った物が運ばれてきて、
写真②のキャベツや焼きピーナッツ、
写真には写っていませんが、炒りゴマを加えて、
写真①のようによく混ぜてからいただく。

ラペッとは湿したお茶の葉を発酵させたもの。
②の白いお皿に入っているのがラペッ。

ミャンマーでは日常、
軽食として食前に、おかずとして食事中に、
デザートとして食後に、
幅広く食べられているのだそうです。
ミャンマーを代表する食べ物だそうです。

焼きピーナッツを沢山入れるほうが美味しい
と先客に教えられ、私たちも沢山入れました。

発酵した茶葉だけど、全然、癖がなく、
美味しかったです。


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