先日、世界お茶まつりで買った日本の紅茶。
日本の紅茶の発祥は、
明治維新後、日本政府が
海外との貿易を盛んにする方針を打ち出し、
国産紅茶の研究を始め、
1876年(明治8年)にインドに多田元吉を派遣し、
紅茶製造法を習得させ、帰国して
紅茶を製造させたことに始まる。
博覧会に出品し好評を博し、
当時は輸出もしていたという。
1887年に初めて英国紅茶が輸入される。
1906年 リプトン紅茶の輸入。
1927年 三井紅茶(現、日東紅茶)誕生。
一般家庭で飲まれるようになった。
1938年 第2次世界大戦時、
輸入禁止となり、紅茶は姿を消す。
1972年 紅茶輸入が自由化され、
日本の紅茶の生産は衰退していく。
1980年後半 缶やペットボトル入りの紅茶飲料が登場し、
紅茶の需要が増大していった。
日本人が紅茶を知るようになったのは、
緑茶の歴史に比べたら、つい最近なんですね。
紅富貴は紅茶用の品種で、
インド種の「べにほまれ」と「ダージリン」を交配して、
1993年に登録された品種。
紅富貴紅茶の茶葉
紅富貴紅茶の水色
渋みがなく、濃厚で、甘みがあり、
インドやセイロン、中国に
負けない紅茶だと思う。
※静岡紅茶 株式会社
http://shizuoka-tea.jp
ちなみに、この紅富貴で作った緑茶、
抗アレルギー成分‘メチル化カテキン’や
‘ストリクチニン’が多く含まれ、花粉症に効くとか。