おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

日米地位協定

2013年12月26日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス4度。晴れております。

きのうのクリスマス、ひらふ坂あたりを散策しましたら、セレブな美人の奥さんと娘があっちにもこっちにも。

ビキニとビーサンの真夏を過ごしておるオーストラリアから、絵に描いたような「ホワイトクリスマス」を求めて、ごっちゃり人がやって来ております。

皆さん、シュッとした美人で、デブチンは皆無。男性もマッチョでカッコよろしいのです。

坂道を行き来する外国人、東洋系のシンガポールも含め、パッと見で8割くらいでしょうか。

そんなヒラフスキー場のホテルニセコアルペン内に、東急ハンズのトラックマーケットが20日オープンしておったです。

この会社のブログも日本語と英語の併記。

ハンズの広告は、風よけカバーの付いた「クワッドリフト」にもあったのですが、こちらは英語オンリー。

東急ハンズの出店、どうやら外国人への知名度アップが狙いのようです。

確かに外国人が喜びそうなものがありますわ。

おぢも欲しいものがあるもんねぇ。

これまでは札幌に行かないと、東急ハンズで買い物はできなかったわけで、品数が少ないとはいえ、冬の間はご当地でも買い物の楽しみを味わえそうなのです。

そんなこんなで震災後、すっかり冷え切った冬の観光は、すっかり元の状態を取り戻した、というより、さらに盛り上がりを見せる気配でござる。

それもこれも、円安と観光客の誘致が、うまく絡んでのことでしょう。

この調子だと、この好循環がこの先しばらくは続くことになる。

まことに結構でござる。

さて、

沖縄の基地をめぐる問題でござる。

政府は「日米地位協定を捕捉する新たな政府間協定」の交渉締結を進めるのだそうな。

これを受けて、沖縄県は辺野古の埋め立てを承認することになりそうでござる。

そんなんでいいのか???

日米地位協定とは、日米不平等条約のことでござる。

アメリカの軍人がニッポンで犯罪を犯しても、アメリカの法律で裁かれることはあっても、ニッポンの法律ではどもこもならんというとんでもない条約でござる。

最近は性犯罪を犯した米兵が、米軍からニッポン側に身柄を引き渡されることもあるようですが、基本的には米兵が日本人を殺そうが、日本女性をレイプしようが、ニッポン警察は逮捕すらできないことになっておる。

世界に類を見ない差別的条約なのでござる。

イタリアでは1998年、スキー場にあるゴンドラのケーブルを米軍機が切断し、乗客20人が死亡した。

これ以降、イタリアでは米軍は行動をイタリア軍司令官に通告するように地位協定が改正されておる。

韓国でも2度、在韓米軍との地位協定が見直されておる。

翻って我がニッポン国では、地位協定は延々と放置されたままだった。

今回は、「地位協定を補足する新協定の交渉締結を進める」というのですから、よくわかりません。

「地位協定の全面改訂の交渉をスタートする」なら納得だけど、「補足する」わけで、なんでこうもアメリカに対して卑屈なのかが分かりません。

日米関係が重要なのは誰しも納得するところなのでしょうが、だからといって、米兵がニッポン女性をレイプしても逮捕できないってのはおかしいだろ。

ニッポン政府も外務省も、何してきたんだか、してこなかったんだか、ったくもう、どもこもなりませんです。

プンプン!!