午前7時の気温はマイナス7度。
晴れの良い天気ですが、久々に寒い朝を迎えております。
きのうは体調不良で午後7時には就寝いたしました。
このためストーブに薪を入れずに寝てしまったのです。
おかげさんで今朝の室温はプラス15度しかなかったのでした。
室内はこの冬最低気温を記録、ずいぶんと寒く感じる朝なのでござる。
さて、
3月14日号の週刊現代、酒井順子さんの「気付くのが遅すぎて」と、大橋巨泉さんの「今週の遺言」がいずれも「夫婦別姓」を取り上げておってまことに興味深いのです。
酒井順子さんは「苗字を変えられますか?」と題して、女友達の苗字が突然変わってしまった違和感について書いておる。
そう、我がニッポン国では結婚すると途端に女性の苗字が変わってしまうという、まことに奇妙、奇天烈な社会なのです。
酒井さんは「夫の姓を名乗りたい人は名乗ればいいし、元々の苗字を名乗りたいならそうするべき」という、いわゆる「選択的夫婦別姓」にすべきと申しております。
おぢもこれは大賛成じゃね。
女性も、社会人となればクレジットカードから預貯金の通帳に至るまで、あれこれ元々の苗字をあっちでもこっちでも使ってきておる。
これを結婚を契機にすべて変更しなきゃならんってどうよ???
相手の男性の苗字に変えるだけでも、たいした手間に違いない。
おまけに社会人として働く女性なら、苗字が変わるのでは取引相手のと商談にも支障をきたす。
小さいころから名前で呼ばれておる女性はいいか知らんけど、苗字で呼ばれておる人が突然別の名前になってはどうなのか?
だから、夫の苗字を名乗りたい人は名乗るけど、そうしたくない人は元々も苗字で良いとする「選択的夫婦別姓」はまことに合理的でよろしいとおぢは思うのです。
大橋巨泉さんも「『女性の輝く社会』宣言の安倍政権が、夫婦別姓も出来ないのは『二枚舌』だ」と厳しく批判しておる。
巨泉さんは「何故なら夫婦別姓を禁じている国は、地球上日本だけなのだから」としておる。
えっ!! ニッポンだけなのこれって!! とおぢはびっくりじゃ。
韓国や中国、欧米やイスラム世界の夫婦についても紹介しながら「共通しているのは、条件付きで、別姓や同姓(結合性)を認めているという事だ。そして頑なに同姓以外を認めないのは、世界中で日本だけになってしまったという事である」としておりました。
これについての自民党保守派の言い分は「日本の家族制度を毀す」だそうだけど、巨泉さんもご指摘のように、そんなもんはとうに壊れておる。
「女性が輝く社会」を標榜するなら、トットと選択制の夫婦別姓を認めるべきだとおぢも思うのです。
選択制ですから、苗字を変更したい人はすればよく、そうしたくない人は元のまま。
自由主義国家なら当然のことだと思うけど、どうよそのあたり???