午前6時の気温はプラス3度とたいした涼しい。
お天気はよろしいし、風もない。
小鳥のさえずりがあちこちから聞こえて、気持ちもよろしいです。
清々しい山の朝でござる。
さて、
国会でござる。
きのうもラジオでしっかり聞いておりましたけど、野党の質問にちゃんと答えない安倍総理には呆れかえって言葉もない。
何々について質しておるわけだから、何々について答えればよいのだけれど、それとはまったく別の聞いてもいない話ををべらべら喋りまくるから、わけが分からんのです。
そこへもってきて、詭弁に告ぐ詭弁ですから論戦も何もあったもんではござりません。
例えば「アメリカの戦争に巻き込まれることはない」と安倍総理はきっぱり言うわけですが、これは以下のような意味となる。
「アメリカの戦争には積極的に参加することになるので、巻き込まれることはない」
また「イラクのような戦争に参加することはない」と安倍総理は言い切るわけですが、これまた詭弁。
「同じ様な戦争」などそもそも世界のどこにもないのです。
「イラクのような戦争」は、もうありません。
だから「イラクのような戦争に参加することはない」と言い切るのです。
そして、この先自衛隊が参加するであろう戦争は、「イラクとは違う」と言い募るのです。
酷いと思いませんか?
さらにはこの安保法制が通ると、明らかに自衛隊員のリスクは高まるけれど、「自衛隊員のリスクは高まる」とも決して言わないのですなぁ~この政府は!!
自衛隊はこれまでのPKOと違って、「兵站」(へいたん)を担うことになる。
兵站は、最近ではロジスティックといいますが、ようは「補給に輸送」といった後方支援のことでござる。
第2次大戦で旧日本軍は、東南アジアの国々を侵略しましたが、その目的は石油などの資源を確保し、ニッポンに送ること。
石油など資源を積んだこのニッポンの輸送船を、米国の潜水艦や空母から発進した航空機が撃沈し、資源はニッポンに届かず、輸送に携わった多くの一般人に犠牲者が出た。
補給を断つ、輸送を妨害する、それが戦争に勝つための手段でござる。
したがって、補給と輸送は、まさに「戦争そのもの」なのでござる。
これを、この安保法制の下では自衛隊が担うというのです。
どっからどうみても、自衛隊のリスクがこれまでより高まるのは当たり前田のクラッカーだけど、決してそうは言わないのです。
リスクが高まると言ったら「法案が潰れる」と言うのですから呆れます。
バカをこくでない!!と申しておきましょう。
総理大臣は、自衛隊の総司令官でもあります。
最高司令官が、大ウソこいて、自衛隊員にあれこれ命を懸ける命令を下すってどうなのよ?
自衛隊員は、意気に感じで使命を全うする気になるかぁ???
そんなアホンダラの司令官の言うままに、命を賭けて敵と戦えますかぁ???
ここは正々堂々、「命の危険もリスクも高まるがニッポン国のために戦ってください」というべきではないのかね。
「リスクは変わらん」と姑息に言い続けて、自衛隊員を死地に向かわせる司令官ってなんじゃらほい???
安倍総理、自衛隊員になり代わり、この際おぢは「司令官としてあんたはクズだ!!」と申しておきましょう。