おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「荘子」は「そうじ」と読むそうな…

2015年05月22日 | Weblog

 

午前5時40分気温はプラス8度。

つい先ほどから雨が降りだしております。

西の空は明るいので、止むのかなぁ?

それにしても、寒々とした朝でござる。

薪ストーブに火を入れました。

写真は我が家でドンドコ増えておる「勿忘草」。

高校同期のマドンナからいただいた可憐なお花で、この時期、おぢもハニーさんもたいした癒されるのです。

ところで、

NHK‐Eテレの「100分de名著」という番組をご存知か?

水曜の午後10時と、翌水曜の午前6時と午後零時からの3回放送しておるのです。

おぢはEテレ朝の体操の前に放送しておって初めて知りましたです。

あとは例によって毎週録画でござる。

「難解な1冊の名著を、25分×4回、100分で読み解く」のが番組のテーマだそうで、これがなかなか面白い。

Eテレ侮れませんです。

番組MCは、タレントの伊集院光さんと武内陶子アナウンサーで、今月は「荘子」を放送中でござる。

ゲスト講師は、玄侑宗久さんという作家で臨済宗の住職。

この方がていねいに説明してくれるのです。

まずは「そうし」と習った記憶がありますが、「そうじ」なのだそうな。

で第2回の放送は「受け身こそ最強の主体性」ってことでした。

「どうしたら人は主体的に生きられるか」。

この答え「全てを受け容れたとき人は最も強くなれる」というのです。

つまりは「受け身」を極めることこそ、荘子が説いたことなのだとか。

あれにもこれにも抗って生きてきておるおぢですが、なるほどなぁ~と感心させられましたです。

荘子は、なんでもヘビを尊敬しておるとか。

なんじゃらほい?と思いました。

凸凹の道をそれに沿って動いていくへびには、一見主体性はないけれど、地に足を付けて進んでおる。

凸凹の道を、「まっすぐ進もう」などというところに、主体性の意味などないというのです。

「己を無くしてこそ主体的に生きることができる」ってこと。

個人の幸せというものをどう考えるかという視点に立つと、荘子の思想は欠かせないそうだ。

誰が付けたか分からん道に沿って、ぬるぬる歩いたとしても、主体性が損なわれることなど、ないというのです。

2300年も前に生きた荘子、なんだか凄い。

そんなこんなで、Eテレの「100分de名著」、たいした面白く観ておるのでした。

おぢ一押しのお勧め番組でござる。