午前7時の気温はプラス15度。
お天気は曇りですが、いきなり暖かでござる。
2014年上半期のエネルギー先進国の総発電量に占める自然エネルギーの割合は、古賀茂明さんによると以下の通りだ。
スペイン50%、イタリア40%、ドイツ30%、フランス20%、英国18%だそうな。
デンマークは風力だけで41%もあるそうだ。
ドイツの風力発電は、14年末で2823万キロワット、原発38基分に相当する規模になっておる。
そのドイツは自然エネルギーを2030年に50%、2050年には80%にする計画だそうな。
ところが、我がニッポン国では、2030年で太陽光と風力で合わせてわずか9%弱だそうな。
原発の過酷事故があったというのに、世界の流れからは大きく出遅れたままだ。
酷くないか???
理由は、「自然エネルギーは高い」「不安定」というプロパガンダだ。
実際には、風力は世界中でコストが下がって、石炭火力よりも安いのだそうな。
太陽光も火力より安くなる国が増えておるそうな。
ニッポンでは「天候に左右され不安定な太陽光と風力は5~19%が限界」といわれておるけれど、これも「神話の世界」だという。
20年も前の欧米で崩壊した神話を、経産省のお役人さまや権力べったりの評論家が旗振って振りまいておるのが我がニッポン国の実情だ。
ヨーロッパで自然エネルギーがドンドコ増えておる理由は、やはり発送電の分離と小売りの自由化だ。
小売りの自由化はニッポンでもようやく来年に迫っておるけれど、発送電分離はまだ先。
しかも、電力会社が発電と送電を事実上所有するといデタラメぶりで、しっかり分離される気配はない。
競争こそが、電気料金を下げる最も手っ取り早い方法だ。
そこが資本主義の良いところだと思う。
けれど、我がニッポン国では、経産省がいかにそれを遅らせるかに心血を注いでおるかのようだ。
政府も、お役人も、国民の方はまるで見ておらんのが、この国の現実らしい。
どもこもならんね!!