おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「近隣諸国になめられるな!!」という風潮

2015年05月09日 | Weblog

午前6時の気温はプラス7度。

緑が日々色濃くなってきておりますが肌寒い。

今日も少し風があって、ここんとこ強かったり弱かったり。

いつもならほぼ無風のご当地、そんな状態なもんだから少々うんざりしておる。

おまけにカメムシがこの春は大発生。

家の中を飛び回るカメムシを獲るのに立ったり座ったりとたいした忙しい。

その分、足腰の運動にはなるんだろうけど、出てくる数がハンパなく、往生しております。

我が家のあちこちで越冬していたこいつらも、まもなくみんなどこぞへ飛び去るのでしょう。

でもって、また秋にやって来るのです。

ここらあたり、おぢの山暮らし最大の弱点かなぁ???

さて、

ここんとこ、「近隣諸国になめられるな!!」といった偏狭なナショナリズムが台頭してきておる。

いわゆる右傾化でござる。

安倍総理もそこはかなり意図的で、中道を標榜するおぢとしては、たいした気持ちが悪い。

皆さんよく考えてみてくださいな。

中国や韓国に加え、プーチンの来日も無くなってロシアとの関係もギクシャク。

加えて拉致問題では北朝鮮ともさっぱり。

ってことでも見渡せば、台湾を除いてニッポンの周りのどの国とも仲がよろしくないという異常事態じゃ。

いわば孤立化でござる。

なんだか戦前の日本帝国のような異様さでござる。

唯一違うのが太平洋を挟んだ日米関係だ。

「自衛隊の戦力をアメリカに差し出し」て「アメリカ兵と一緒に自衛隊員は死にます」とこれを手土産に過日訪米した安倍総理。

過日も書いたように米兵は140万人をピークに減り続けておる。

それだも、オバマは大歓迎するわなぁ~

米兵の減少をカバーしてくれるのが自衛隊ってことで、そこは手放しで喜んでおる構図が見えてくる。

そのうち大勢の自衛隊員が死ぬことにでもなれば、隊員のなり手も減ってくる。

そうなりゃ、徴兵制も当然のことながら視野に入る。

…って、そんな風に先のことを想像たくましくしておくことが、あとで泣きを見ないようにするためには肝要なことじゃね。

そんな中、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の著書で知られるハーバード大のエズラ・ボーゲル名誉教授らニッポン研究の大物学者187人が「日本の歴史家を支持する声明」を出したそうな。

内容はというと、まずは戦後日本の歩みを「すべてが祝福に値する」と高評価。

だけど問題はそのあとで「世界から祝福を受けるに当たっては障害があり、それは歴史解釈の問題だ」と指摘おるそうな。

そう、安倍総理を先の大戦の悲惨な歴史を修正し、日本軍の行為を正当化する「歴史の修正主義者」としておるわけだ。

戦後70年のきのう、ドイツが改めてナチスと決別宣言したのとは対象的じゃね

米兵と一緒に血を流してくれる自衛隊はありがたいとはいえ、歴史を修正する動きはオバマも腹の底ではムカッとしておるに違いない。

戦争に負けて、あれは間違いでしたと言っておったのに、「あれは正しかった」と言い出したようなもんだからね。

安倍政権になって、アベノミクスはともかく、日経平均株価は上がって、そこはまことに結構なことではありますが、目指すところが国民の豊かさではなく、改憲ではねぇ、、、

おぢは憲法を変えることを頑なに否定するものではありませぬが、安倍総理「あんただけにはしてほしくない」とだけは申しておきましょう。