午前7時の気温はプラス13度。
雨上がりの良いお天気でござる。
ハニーさんと義母に義兄の4人で、きのう、おとといと小旅行をしてまいりました。
道南の松前町に遅いお花見に出かけておったのです。
写真は夜の松前城。
サクラはソメイヨシノがすでに終わってますが、周辺には各種サクラがまだ盛りでござった。
近くには「松前藩屋敷」という時代村みたいなところがあって、中には江戸時代の民家や商家、奉行所などがあるのです。
商家の土蔵では「松前杉」を使った民芸品の販売店があるのですが、この店の主人が説明員を兼ねておって、あれこれ詳しいお話を聞きましたです。
それによると、松前が開けたのは、江戸時代かと思ってましたけど、さにあらず。
実は1400年代というから室町時代。
このころ武田氏が松前を開いたのだそうな。
当時、この辺りには蝦夷(えみし)とアイヌが住んでおったそうで、そこに和人が来たわけ。
松前にそんなに古い歴史があるとは知りませんでした。
あちこちにある松や杉の木も、やはり本州の趣でござる。
杉は札幌の円山公園にあるものが「北限」と昔習ったような気がしますが、いまはさらに北にもあるようです。
ただし、この辺りで見る松の木は、函館周辺までだね。
こういう松の木は、ニッポンだよなぁ~としみじみ感じさせるのです。
「羽衣伝説」はこういう松に羽衣が引っ掛かっておったのでしょうねぇ、、、
泊ったお宿はこの松前城のすぐそばにある温泉旅館「矢野」。
温泉付きが良かった。夕食は豪華海の幸でござった。
ここは津軽海峡に面しておりますから、高級黒マグロの産地でもござる。
それにヤリイカやらウニ、アワビなどなど食べ切れない海の幸尽くしでござった。
ムラサキウニは、季節がら味はいまいちでしたけどね。
ビールにお酒もいただいて、〆のおこわとニシンそばは、もう食べ切れんとキャンセルいたしました。
でもって、おぢが感激したのは、実はこの夕食ではなくて翌朝のご飯。
これがビックリ仰天の旨さだった。
七飯町の「ふっくりんこ」だそうだけど、とにもかくにも美味。
これが食べられるなら、いま我が家で食べておる「らんこし米のゆめぴりか」は止めちゃうね、ってぐらい旨かった。
この七飯町のふっくりんこに、元祖「松前漬け」はご飯が止まりません。
お茶わん4杯食べてしまったのでした。
松前までご当地から250キロはあるわけで、結構なドライブでしたけど、印象に残ったのは初めて食べた「ふっくりんこ」。
卑しいじーさんだねぇ、、、