おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ジンギスカン

2015年05月04日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス10度。

いまんとこよいお天気ですが、午後からは雨だそうな。

ゴールデンウイーク中とあって、ご当地の交通量は国道5号線を中心に混雑しておる。

ま、普段はガラガラですから、こんなこともないと寂しいことになってますけどね。

きのう夕方からは、旧友らとデッキでジンギスカンを楽しみましたです。

北海道民も昔に比べて、ずいぶん食べなくなりました。

食べないから、値段もお安いかというと、さにあらず。

ニュージーランドの輸入ラム肉でしたが、100グラム280円前後とずいぶん高い。

柔らかくて美味でしたけどね。

昔はニュージーランド人が捨てるような安い肉を冷凍輸入。

この輸入に携わった旧友の父は、彼に「あの肉は食うな」と申しておったそうですから、どんだけ怪しい肉だったか。

これをおぢたちは「うまい、うまい」とモリモリ食べておりましたです。

100グラム30~50円だったような…

本州に比べりゃなかり貧乏な北海道民にとっては、貴重な蛋白源でござった。

なにせおぢの高校同期の公務員の息子でさえ、高校卒業するまでビーフステーキなんぞ食べたことも、見たこともなかった時代なのです。

その彼が大学時代に東京で初めてステーキを食べたとき、こうグチっておりました。

「全然焼けてない肉を出すんだぜぇ」。

おぢは「………」

言葉もなかったね。

当然貧乏だったおぢ、ステーキなんぞ食べたことはなかったけれど、「レア」とか「ミディアムレア」は映画やドラマの世界で知っておりました。

そう彼にとっての「初ステーキ」は、「生焼け肉」に過ぎなかったってことなのだ。

貧乏臭い時代じゃのぉ~

けどバブル以前、昭和40年代後半の北海道民、ま、そんなもんでござる。

ですから、山でも海でも、花見でも、何かイベントがあればジンギスカンと相場が決まっておりました。

いまはというと、牛肉もお安くなりましたし、ラム肉の匂いが気になる人もいたり。

さらには中国人が食べだして、価格は急上昇しておるのだそうな。

10億人が食い出したら、そりゃ値段も上がるわなぁ~

いずれにしても北海道のジンギスカン文化は、廃れる一方。

お花見でしか食べない時代が来るかもね!!