午前7時の気温はプラス10度。
いまんとこよいお天気ですが、午後からは雨だそうな。
ゴールデンウイーク中とあって、ご当地の交通量は国道5号線を中心に混雑しておる。
ま、普段はガラガラですから、こんなこともないと寂しいことになってますけどね。
きのう夕方からは、旧友らとデッキでジンギスカンを楽しみましたです。
北海道民も昔に比べて、ずいぶん食べなくなりました。
食べないから、値段もお安いかというと、さにあらず。
ニュージーランドの輸入ラム肉でしたが、100グラム280円前後とずいぶん高い。
柔らかくて美味でしたけどね。
昔はニュージーランド人が捨てるような安い肉を冷凍輸入。
この輸入に携わった旧友の父は、彼に「あの肉は食うな」と申しておったそうですから、どんだけ怪しい肉だったか。
これをおぢたちは「うまい、うまい」とモリモリ食べておりましたです。
100グラム30~50円だったような…
本州に比べりゃなかり貧乏な北海道民にとっては、貴重な蛋白源でござった。
なにせおぢの高校同期の公務員の息子でさえ、高校卒業するまでビーフステーキなんぞ食べたことも、見たこともなかった時代なのです。
その彼が大学時代に東京で初めてステーキを食べたとき、こうグチっておりました。
「全然焼けてない肉を出すんだぜぇ」。
おぢは「………」
言葉もなかったね。
当然貧乏だったおぢ、ステーキなんぞ食べたことはなかったけれど、「レア」とか「ミディアムレア」は映画やドラマの世界で知っておりました。
そう彼にとっての「初ステーキ」は、「生焼け肉」に過ぎなかったってことなのだ。
貧乏臭い時代じゃのぉ~
けどバブル以前、昭和40年代後半の北海道民、ま、そんなもんでござる。
ですから、山でも海でも、花見でも、何かイベントがあればジンギスカンと相場が決まっておりました。
いまはというと、牛肉もお安くなりましたし、ラム肉の匂いが気になる人もいたり。
さらには中国人が食べだして、価格は急上昇しておるのだそうな。
10億人が食い出したら、そりゃ値段も上がるわなぁ~
いずれにしても北海道のジンギスカン文化は、廃れる一方。
お花見でしか食べない時代が来るかもね!!