午前6時の気温はプラス15度。
少し風がありますが、朝から晴れのお天気でござる。
ですが不安定なお天気のようで、一時雨が降ったり、雷雨も予想されるそうな。
きょうはスカッとした陽気にならないようでござる。
さて、
ちょっと旧聞になりますが、6月23日の沖縄慰霊の日のことでござる。
沖縄戦終結から70年のこの日、安倍総理は沖縄全戦没者追悼式会場で演説をしておる。
翁長雄志知事の「平和宣言」には参列者からの拍手が何度もわき起こったが、安倍総理のあいさつでは、参列者から怒号とヤジが飛びかったそうな。
ところが、この日午後7時と9時のNHKニュースでは、この怒号がさっぱり報じられなかったというのだ。
現場にいたAFPの記者を含め、外国メディアはそこはちゃんと報じておったのに。
NHKニュースはこれを完全にスルー、怒号を消して放送したというのだ。
太平洋戦争の末期、アメリカ軍との戦闘で住民を巻き込む地上戦が行なわれたのは、この沖縄戦だけでござる。
中学生やひめゆり学徒隊など、日本軍は10代の子どもたちまで戦闘に徴用し、計20万人もの沖縄県民が犠牲になっておる。
「がま」と呼ばれる洞窟の中では、住民の集団自決なども相次いだ。
そのがまでは、赤ちゃんの泣き声が米軍に聞こえては困るからと、口を塞いで殺してしまったという悲劇も一つや二つではない。
だから6月23日沖縄慰霊の日は、学校はお休みとなり、沖縄県民は喪に服する。
喪に服しておる沖縄県民、安倍総理の登場に怒ったのです。
この怒号を報じなかった7時と9時のNHKニュースのデスクと編集長、「恥知らず」と申しておきましょう。
実際に現場で起きた事実を「なかったこと」にしてしまったNHK、すっかり信用を失ったわけだ。
さっぱり共感することのできない、ごまかし、脅しの「安倍語」がなぜ共感できないのか、毎日新聞は以下のようにしっかり伝えておる。
http://mainichi.jp/shimen/news/20150605dde012010022000c.html
一方、この日のNHKニュース編集長の行為、情報を操作し事実を正確に伝えなかったあの「大本営発表」に通じるものがあってまことに不快でござる。
公平中立を旨としたNHKニュース、もはや風前のともしびでござる。