おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

メダルより新競技場って???

2015年07月08日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス11度。

午前5時過ぎにトイレに行ったとき気温は、一桁の寒さでビックリ。

7月というのに、朝の気温が一桁とはねぇ。

きょうは終日晴れのお天気となりそうですが、最高気温は20度にとどまるそうな。

空を見上げるとありゃりゃのウロコ雲が、あっちにもこっちにも…

もう秋か???

夏というのに、変なお天気が続いておる今年の北海道でござる。

さて、

2520億円というとんでもない巨額な費用で国立競技場が建設されるそうな。

シドニー五輪の競技場が400億円、北京五輪の競技場は540億円だそうで、まさに桁違いの高価な競技場なのだ。

問題はいくつもあって、まずは、この巨額な費用の目途が立っておらんこと。

加えて、五輪選手の強化費を削って建設費にあてるというから、わけわかりませんです。

メダルより新国立競技場ってことで、まったくもって本末転倒なのだ。

さらには、東京五輪前年に開幕するラグビーW杯までに建設しなきゃならんけど、ちゃんと建物ができるのかどうか、すでにそこも怪しいのだそうな。

でもって、最も危惧されるのはすっかり有名になった「キール構造」だ。

建築エコノミストの森山高至さんは、「すでに2019年には間に合わない」と申しております。

スポーツジャーナリストの玉木正之さんも、これを厳しく批判しておる。

しかも玉木さんが問題があるとしたのは2014年の8月というから1年も前のこと。

最初はこのデザインに賛成していた玉木さんだが以下の言葉で疑問を持ったのだそうな。

「サッカージャーナリストの後藤健生さんが『現在のスタジアムは各スポーツの目的に応じて造られるのが世界の考え方。新国立競技場は大鑑巨砲主義、第二次大戦の戦艦大和の発想』との批判を目にしたこと」だそうな。

ここで昭和の三大バカ査定のひとつと言われた戦艦大和がでてくるとはねぇ~

戦艦大和と武蔵は、すでに航空機の時代というのに、軍官僚が巨艦巨砲主義で建設した時代遅れの兵器だった。

その大和、最期は沖縄の海岸に船を座礁させ、大砲としてアメリカ軍と戦うという、ドアホウ作戦の途中でアメリカ軍に撃沈され、乗組員3000人余りが犠牲となっておる。

ついでながらバカ査定の残り二つは、ようやく来年新幹線が通る青函トンネルと、台風の後に大堤防を造ってみたけれど、干拓がその外で行われ、無用の長物となった伊勢湾干拓だ。

このどアホウ新国立競技場、なんとか建設されたとしても、年間維持費が40億円だそうで、今の国立競技場が6~7億円だから、この先毎年30億円を超える赤字を垂れ流す予定だ。

官僚さまのやることってば、一度スタートしたら、もうどうにも止まらないおバカなことになっておる。

こんなアホな計画、山本リンダだって怒るぞな。

ひでーな話だなぁ~