午前6時の気温はプラス22度。
毎日毎日蒸し暑い朝でござる。
きょうも梅雨空、すっかりエゾ梅雨でござる。
うっとおしいのぉ~
さて、
参院の特別委員会は、先日「法的安定性は関係ない」と発言した礒崎陽輔首相補佐官を、参考人として招致することを決めたそうな。
礒崎補佐官は講演で「考えないといけないのは、我が国を守るために必要な措置かどうかで、法的安定性は関係ない」と述べておる。
そもそも礒崎補佐官は、安倍総理の「お友だち」。
基本的な考え方は安倍総理も礒崎補佐官も一緒でござる。
法的安定性は「法治国家において、法律の解釈を安定して適用し、信頼を保つ」こと。
モノを盗んだら罰するという法律が安定的に運用されておるから、泥棒は犯罪となり警察に逮捕される。
極端な話、法的安定性がないなら、きょうは盗みをして逮捕されたけど、あすは盗んでも犯罪じゃありませんみたいな話でござる。
そりゃいかにもまずいだろ!!
論議されておる安保法制はまさにそこだ。
戦後70年間、現行の憲法9条の下では認められないとしてきた集団的自衛権を一内閣で認めようというのだから「法的安定性は関係ない」となる。
本来の手続きとしては、集団的自衛権行使容認は憲法を改正してからだ。
今回の発言は、ついつい洩らしてしまった礒崎補佐官の本音であり、同時に安倍総理の本音でもある。
だから総理は礒崎補佐官を更迭しないわけ。
「法的安定性は関係ない」と総理も心底思っておるに違いない。
そんな輩が法治国家のトップを務めて委員会!?
とんでもない話でござる。
今週号の週刊現代、魚住昭の誌上デモ「わき道をゆく」は「SEALDs」の若者たちを取り上げておる。
7月15日の夜、国会正門前の集会である学生はこう述べたという。
「僕はあと30年経って戦後100年になったとき、ついに100年間、戦争をしてこなかったという祝いの鐘をならしたいんですよ」
そうですね。
ニッポンにはこの先そうあってほしいとおぢも思いますよ。
きのうも書きましたけど、60年安保、70年安保と決定的に違うのはここ。
今度の安保法制は、戦争に直結してしまうってことだ。
週刊現代のように「安倍晋三 あっけない退場」がいち早くやって来ることを望むばかりです。