午前6時の気温はプラス18度。
曇り空のお天気で、このあと雨となる予報でござる。
それにしても、昨夜は蒸し暑く寝苦しい夜でござった。
いよいよ北海道も夏本番ってこと。
ですが、きょうはどうやら雨ってことで、暑くはならんそうで、ホッとしております。
さて、
ソフトバンクグループの自然エネルギー財団によると、世界各地で自然エネルギー導入が加速しており、ニッポンはすっかり置き去りだそうな。
これによると「世界的に自然エネルギーが拡大している背景にあるのは、自然エネルギーのコストがどんどん下がっているという事実だ」そうな。
「米国エネルギー省によれば、2013年の報告書では風力発電の平均価格は補助金抜きで1kWhあたり約6セントだったのが、2014年の報告書では1kWhあたり4.5セントに低下した 。高いといわれる太陽光も、2014年11月にブラジルで実施された入札で平均価格が9円で、火力や原子力よりも安かった」という。
こうしたことから「世界各国でこれだけコストが下がっているのに、どうして日本だけ5倍のコストがかかるのか。送電線の敷設費もそうだが、『日本特殊論』を克服していくことが、政府の役割ではないか」としておる。
ニッポンにおける自然エネルギーコストが、なんと世界の5倍もするというから驚いた。
2倍でもびっくりだけど、5倍とはどこか根本的な大問題が潜んでおるってことだ。
しかも恣意的に作り出されておるってことだろう。
「自然エネルギー導入で有名な欧州の国々や、米国のカリフォルニア州やテキサス州などだけでなく、中国やブラジルやインドやチリや、あらゆるところで、自然エネルギーの拡大が加速している」というのに、どういうこと?
ニッポンはこと自然エネルギーに関しては完全に世界の周回遅れ。
原発推進派が「自然エネルギーはコスト高」というけれど、世界ではコスト削減が急加速しておるということ。
そんなニッポンのエネルギー政策、どこか根本が間違っておる。
また、ドイツ再生可能エネルギー・エージェンシーに勤務する日本人の梶村良太郎は、ニッポンのいわゆる「ベースロード電源」について以下のように述べておる。
「私が身を置いているドイツでは、めっきり聞かなくなった話だ。それもそのはず、自然エネルギーが中心となる電力システムでは、ベースロード電源は不要で、むしろ弊害となる」そうだ。
ドイツは、2050年までに電力消費の少なくとも80パーセントを自然エネルギーで賄うという目標を掲げているため、ベースロード電源などという従来の考え方は意味が無くなるとしておる。
考え方としては「フレキシブルな電源こそが価値を持つことになる」のだそうな。
「自然エネルギーが電力の30パーセントに迫ろうとしている現在のドイツでも、フットワークの重いベースロード電源は、早くも電力システムの負担となっている」わけだけど、周回遅れのニッポンでは、なおベースロード電源だ。
平成のバカ査定「新国立競技場」もそうだけど、「世界の非常識」がニッポンにはごっちゃりあって驚くね。
官僚さまのやることだから、ニッポンのエネルギー事情の背景には、天下りとか、その他何らかの利権があるんだろなぁ、、、
「自然エネルギーはコストが高い」って、そりゃもう「時代遅れ」、ってことだけは間違いない。
賢い皆さんは、政府や経産省に騙されないようにしましょうね!!