午後9時に就寝し、午前5時半に目覚めました。
体調良好です。
そんな午前6時の気温はプラス9度。
青空に羊雲がぷかぷか浮かんでおりましたが、それも段々すじ雲に変わってまいりました。
深夜か未明に雨が降ったのでしょう、デッキが濡れております。
そんな朝、いつものように舌の苔をこそげ取り、歯みがきをいたしました。
NHKラジオからはカーペンターズの「プリーズ・ミスター・ポストマン」が流れてきて、これまたたいした心地よい朝を迎えておりまする。
ところで、
きのうNHKが伝えておった「コーさっぽろ」による北電への賠償請求ですわ。
どうやら、北海道新聞が7日の朝刊1面と2面で伝えたものを、NHKなど報道各社が後追いしたらしいとわかりました。
で、当のコープさっぽろは、ホームページでこれをすっかり否定しております。
内部で検討した結果、損害賠償が法的にはムリなことだと判断したのでしょう。
残念なことです。
とはいえ、前代未聞のブラックアウトについて、しっかりした原因究明はいまだなされておりません。
なにせ、北海道内の被害額は1318億円にも上るのだ。
中小のスーパーやコンビニの損害は、場合によっては経営を揺るがすかもしれません。
早急に原因究明して、これを北電ホームページに全文掲載してほしいワン。
電力の専門家によると、「停電というのは避けられない」とか。
ならば、電力各社は利用者である国民に対し、
「停電になることがある。しかも必ずなるので、注意してください」と、しっかり告知する必要があると思うけど、どうよ?
そうすれば、スーパーもコンビニも、ホテルや病院も自衛策を講じます。
自家発電装置を備えて、冷凍庫や冷蔵庫の商品が溶けないようにし、患者や顧客が困らないよう対策する。
消費者に「停電などしない」と錯覚を与えてきた電力会社に問題はないのかね?
なかでも、大手電力会社が推進してきた「オール電化住宅」の皆さんには、これをしっかり伝えるてきたか?
なにせ、厳冬の北海道で停電になれば、電気は点かない、お湯を沸かすことも出来なければ、もちろん暖房もダメ。
オール電化は、一切合財を電気に頼るわけですから、災害でこの状態が1週間も続けば、住民は凍死しかねない。
オール電化を勧めるにあたって、営業する皆さんは「停電のリスク」についてしっかり説明してるのか?
「停電などないから安心してください」な~んてヨタ話はしてないか?
我が家は薪ストーブですから、停電しても暖は取れる。
一方、灯油ストーブといっても、FF式やポット式が主流ですから、これらは電気が無ければまるで役に立ちません。
乾電池で着火するタイプの灯油ストーブを常備しないと、灯油があっても凍えてしまうのです。
いずれにせよ現状では、北国における「オール電化」はリスクが大きすぎ。
最近は、エアコン暖房もテレビCMでやってますけど、エアコンだって電気だワン。
北海道民は、自分の命と生活は自分で守らないといけません。
「オール電化」は自家発電ができるようになって、そんときに始めるものです。
普段は自家発電で電気を賄って、電気が余ったら売る。
何らかの事情により、うまく発電できないときは電力会社の電気の電気を買う。
そうなれば、「オール電化」はリスク回避できる有効なシステムとなりまする。
そんなこんな、大手電力会社には「電気は必ず停電する」リスクがあることを、しっかり告知してもらわんといけません。
コーポさっぽろには、巨大水車に立ち向かう「ドン・キホーテ」になってほしかったけど、残念なことなのでした。