おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

再エネが世界の潮流というのに遅れてないか九州電力!?

2018年10月12日 | Weblog

午前8時の気温はプラス11度。

雨上がりです。

青空ものぞいておりますが、ほぼ雲に覆われた空模様。

予報によると、きょうは雨のお天気で午後から時々曇りのお天気だそうな。

パッとしない空模様です。

写真は我が家の煙突、ほやほや薪ストーブが燃えております。

あたりはすっかり晩秋の趣でござる。

ところで、

北電は来年2月から石狩湾新港でLNG発電をするときのう書きました。

これに先んじてきのう、北ガスは同じ石狩湾新港で同様のLNG発電を開始したそうだ。

LNGはロシア・サハリンから輸入し、20基の発電機で発電するというのです。

北ガスは北海道内では北電に次ぐ第2の電力会社になっておる。

これが稼働したことで、北ガスは販売する「電力を自力」で賄えるようになるそうだ。

とにもかくにも電力が自由化となって、北電による地域独占状態が解消されて以降、より競争原理が働くようになるのはいいことだ。

ただし、今回の北ガスも化石エネルギーですわ。

再生可能エネルギーの普及は、北海道でもイマイチだ。

その一方、こんな話もある。

九州電力は「再エネの出力抑制」を実施する可能性があるときのう公表したそうな。

ようは、再エネの発電停止を求めるというからビックリなのです。

なぜかというと、九州電力管内では今週末、お天気が続き「太陽光の発電量が伸びる」と見られること。

その一方、工場の稼働が減るなど電力の使用量は落ち込むことが想定されるからだそうな。

シロウトとしてはなんだか変な気がします。

理由は朝日新聞電子版にこう書いてありました。

「電気はためることが難しく、常に需要(使用量)と供給(発電量)を一致させる必要がある」

「このバランスが崩れると、電気の周波数が乱れ、故障を防ぐために発電所が停止し大規模な停電につながるとされる」

ようは電気を溜めておけないから、再エネはダメだということらしいのです。

再エネの活用がジャンジャン進んでおる欧米で、こんなことあるんだろか?

ニッポンの現状は九州電力のご説明の通りか知らんけど、世界レベルはどうなんだ?

再生可能エネルギーの比率が3割を超え、2050年までに再エネ比率を80%にしようというドイツでは、そんなことはありえないようだ。

電気を溜めるシステムができておるためらしい。

ニッポンだって、余った電力で水をくみ上げて発電する「揚水式発電所」というのがある。

余った電気で水を溜めておいて、電力不足の時に稼働させる事実上の蓄電池だ。

「電気を溜めておく」こうしたシステムを構築すれば、今回の九電のようなことはないはずだ。

ヨーロッパでは、電気自動車の中古蓄電池を大量に使った蓄電システムが稼働しておる。

九電、世界標準からみれば、1周遅れてるんではないの?

再生可能エネルギーを、発電の中心に据えるのが、世界の潮流というのに、なにしてだろか? 

…って感じますけど、どうよそのあたり???