おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

道内企業は「原発再稼動不要41%」

2018年10月17日 | Weblog

午前6時の気温はプラス2度。

あたりはすっかり朝霧に覆われております。

今朝は北海道内の峠などで雪が降ると予報がありましたけど、どうだろ?

ご当地羊蹄山も雪を頂いておるかもしれません。

季節は晩秋から初冬へ移ってまいりました。

そんなことで、この季節恒例ですが、大量のカメムシですわ。

いまんとこ、そうでもないのですが、これからわんさかやって来る可能性がある。

カメムシ退治がこれから昼夜を問わず日課となりそうで、クラッといたします。

ところで、

きょうの北海道新聞電子版が、「道内企業、泊再稼動不要41%」と伝えておりました。

道内主要企業を対象に実施した「胆振東部地震の影響」調査で判ったそうだ。

泊原発の再稼働の必要性について、道内の有力企業に尋ねたところ、41.1%が「災害や北電の対応に不安が残るため、再稼働すべきではない」と回答したという。

早期に再稼動すべきは22.2%に止まっておる。

当たり前だけど、企業の間にも、「危険な原発は不要」という認識が広まってまいりました。

いまや「原発は役目を終えた前世紀の遺物」というのが世界の潮流だ。

そもそも使用済み燃料をどこにどうしていいか判らない異常な事態を放置しておいて、50基を超える原発がニッポンにあるのがおかしい。

そんなことだけど、今年に入って本州のあちこちでは原発の再稼動が相次いでおります。

今年は九電の玄海原発3、4号機など7機が再稼動しており、四国電力の伊方原発が今月中に再稼動するという。

まもなく8機が動き出すのです。

胆振東部地震にみるように、北海道でも従来の活断層とは別の活断層で大きな地震が起きた。

巨大地震の危険が迫る中、こんな危ないもんを動かしていいのかね?

2011年に過酷事故を起こした福島第一原発では、「燃料プール」から燃料を取り出すこともままならない現状が続いておるそうだ。

キチンと保管してあるはずの燃料プールで、無事なはずの核燃料でさえ取り出せないのです。

こんな状況で、ドロドロにメルトダウンしてしまった原発の本体から、ズブズブの燃料を取り出すなど、どう考えても出来そうな気がいたしません。

少なくとも今世紀中はそんな技術は間に合いそうにない。

福島第一原発もチェルノブイリ同様「石棺」で覆い、22世紀以降の人類の知恵を待つしかないのだと、腹をくくるべきでしょう。

融けた燃料をきれいに取り出すなどという技術、人類はまだ持ち合わせておりません。

出来るかできないか分からんことに、妙な期待を持たせておく方がよほどおかしいとおぢは思う。

第一、取り出した燃料はどこに保管するんだい!?

次々再稼動する中、もしもう一度巨大地震と津波によって、原発の過酷事故が起きたなら、ニッポン政府は世界の笑いものとなりまする。

しかも福島第一原発に続く、地球規模の広域大気汚染ですから、中国の大気汚染の比ではございません。

福島の原発は石棺で覆い、ほかの原発はトットと廃炉にし、再エネで電気を賄う方向に大きく舵を切るべきでしょう。

国が再エネ中心に舵を切れば、次々イノベーションが起こり、新産業が育って、経済も活性化するような気がしますけど、どうよそのあたり???