おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

聞いて呆れる「地球を俯瞰する外交」

2018年10月16日 | Weblog

午前7時半を回っております。

昨夜はお酒を休みおとなしく就寝いたしましたが、寝坊しております。

体調はイマイチなのでしょう。

きょうはあれこれ外での作業を予定しておりましたが、止めといた方がいいのかもしれません。

そんなただいまの気温はプラス7度。

あたりは今朝も深い霧に覆われております。

霧の朝は晴れることになってますけど、予報によるときょうのご当地、曇り時々晴れのお天気で、最高気温は14度だそうな。

日々秋が深まります。

さて、

北朝鮮の核問題を話し合う「6か国協議」ですが、ロシア外務省は朝鮮半島の緊張緩和のための「5か国協議」が必要だと、ロシア、中国、北朝鮮の3か国が一致したと発表した。

5か国とは,上記3か国に加えて、米国と韓国の2か国だ。

ロイター通信が10日付のモスクワ発で伝えておる。

あれ!? これってそもそも6か国協議でしたよね。

我がニッポン国はどこへ行った?

ロシア、中国、北朝鮮の3か国は一致したそうだけど…

ニッポンはすっかり蚊帳の外だ。

安倍さんは、大好きなプーチンさんと、これまで22回も会談しておる。

なのに今回ロシア外務省の発表には、我がニッポン国が入ってないのです。

北朝鮮との交渉はどうなるの?

拉致問題は「最優先課題」と申してきた安倍さんよ、どうなってんの? これってば!!

北朝鮮との核問題交渉にニッポン入ってませんけど???

それで拉致問題は解決するのか?

北方領土問題だって、今年9月にウラジオストクで開かれたフォーラムで、プーチンさんはいきなり「前提条件なしに年末までに平和条約を結ぼう」と申したのでした。

これに安倍さんは苦笑いしただけでした。

領土問題を解決して、それから平和条約を結ぶというのが、これまでに日本の主張ですから、直ちに反論しなきゃならんところだった。

悪いけど安倍さん、外交センスがない。

もっとも、反論しなかったのには理由があると、文藝春秋11月号で「赤坂太郎」氏が指摘しておる。

これによると、

「実は領土問題を後回しにした条約締結は、安倍官邸の対ロシア交渉の切り札だった」からだというのだ。

これまたびっくり仰天です。

領土問題を後回しにして、平和条約締結して、北方領土が帰ってくる可能性なんぞあるのかね?

しかも「切り札」をプーチンにペラペラ喋られて、面目丸つぶれではないのかね?

ニッポンはプーチンにいいようにあしらわれておるような感じすらいたします。

加えて、拉致問題を抱えるニッポンが、北朝鮮との協議から外されてしまってどうするの?

さらには、アメリカとの通商交渉もややこしいことになっておる。

2国間協議を求めてきたアメリカに、とうとう応じざるを得なくなり、新しい通商協議(FFR)に入りました。

 安倍さんは、「FFRは日米自由貿易協定(FTA)とは別モノで、その予備協議でもない」と国会で答弁した。

ようは、「幅広い品目の関税や投資拡大などで協議を開始する」としたけど、アメリカ側は「ニッポンとFTA協議に入った」としておる。

なんだかなぁ~

…って感じなのです。

「地球を俯瞰する外交」とか申してますけど、疑問符ばかりの安倍外交なのでした。

このままで、大丈夫かニッポン!!