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特別養護老人ホームと生活サービス付き高齢者住宅は同列か

2011-07-08 19:15:18 | 経営
高齢者専用賃貸住宅協会から6月16日介護給付費分科会に提出された資料に他の施設、住宅と高齢者集合住宅との違いを上げている。
それは安全性と便宜性の側面から見ており住宅は便宜性は高いが安全性は低い、施設は安全性は高いが便宜性は低いとしているのに対し高齢者集合住宅では安全性、便宜性ともに高いとしている。ここでいう便宜性は自由度ということを指すらしい。
住宅でも安全性を確保する方法はあるが、一方施設での自由度は他の居住空間に比べると制限がある。
さらに資料ではこれからは住まいとケアとの分離という考えを出している。資料では明確な説明になっていないが、資料を読み解くと、いままでの介護の考え方を介護状態が軽い状態のときは住宅で介護状態が徐々に重篤化するにつれて特定施設から介護施設へ、という考えから、住居部分で一定の安全性を確保しつつ介護を介護状態に応じて手厚く提供するという考えを示している。
この考え方からすると住宅に居住する要援助状態の高齢者へ安否確認の方法や生活相談の仕組みをつくること(地域包括ケアシステム)を講じ介護状態が重篤になったときにはこれらか開始される「定期巡回・随時対応型サービス」や「複合型サービス」を利用することで解決する構図を描いている。こうした考えからは施設のあり方も様変わりすることが間がられる。おそらくこの協会がそこまで考えていないと思うが施設介護は明治以来の介護の方法を覆す予想もつかないものへ変貌することが読み取れる。
生活サービス付き高齢者住宅は特別養護老人ホームに影響を与えるだろうか、将来、生活サービス付き高齢者住宅は特別養護老人ホームのコンペシターとして登場してくるかもしれないと考えておいたほうがいいかもしれない。
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