nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

ケアマネジャーに笑顔をもたらす会社です
https://nikkourei.jimdo.com

ケアマネジャーの専門性の発揮と事業所の勤め

2007-11-07 17:36:48 | 経営
昨日はケアマネジャーの待遇に事業所がどのように関わるかを書きました。
事業所がケアマネジャーの働きを支援することとケアマネジャーがいかに作業を進めるかは表裏の関係でしょう。

ケアマネジャーは専門職ですからその専門性を遺憾なく発揮する作業環境を整備するのが事業所の勤め、ケアマネジャーは専門性を発揮してケアを実現するのが勤めです。
事業所に頼るばかりのケアマネジャーではなく、専門職としての自覚を持ち、専門職として何ができるかを考え、そのもてる力をどのようにしたら発揮できるのか、行動するケアマネジャーであって欲しいものです。

少なくとも専門職としての自覚あるケアマネジャーに対しての支援は惜しんではならないでしょう。
「共に」お客様のケアを実現していくパートナーです。

効果を得られるケアプラン作成はケアマネジャーの能力と作業環境を整備し業務支援を行なう事業所との共同作業だと思います。
いままで事業所としてその共同作業がなおざりになっているのが現状ではないか、もうここらで事業所の勤めにも関心がいっていいころだと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山本周五郎の言葉、石垣を積む努力

2007-11-06 19:13:22 | 雑感
今日のある新聞の社説に山本周五郎の言葉が紹介されている。
彼が山すそを巻いている長い歳月を経た石垣をさして、石垣を黙々と築いた人々に思いをはせて「こんな石垣はどこにでもある、と君は思うだろう。」「だが、名利をもとめない縁の下の力持ちたちの努力によってこの世の中が維持されていることが、むしろ多いのだ、わたしは石垣をみるのが好きだ」と。

今日の介護の制度がとりあえず運営されているのはケアマネジャーが日々苦労しているからで彼らの苦労を考えると何とか彼らの業務に光を当てたいと思う。
そのためにケアマネジャーが働き易い環境を整備すること、彼らの邪魔にならないようすること、そして彼らの業務を評価する仕組みを作ること、これらが当社が取り組むべき事業だと思っている。
ケアマネジャーが安心して、その能力を発揮できる場がなけらば、どんなに優秀といわれるケアマネジャーでも疲弊してしまうだろう。
むしろケアマネジャー誰でもが優秀な業務ができるよう仕向けるのが事業所の責務、そのためにがんばる。
その結果、お客様に効果のあるケアプランを提供でき、お客様に喜んでいただき、評価をいただくことができる。
そして最後に当社に利益がもたらされることになる。
ここに存在価値があるのだろう、と思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハイエンド競技用車椅子メーカーのこと

2007-11-05 14:06:34 | 経営
今日も気になるサイトの記事を紹介する。
NBonlineの記事「川口盛之助のニッポン的ものづくりの起源」「車椅子界のポルシェのカッコ良さ」http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20071031/139206/
である。
ここで紹介されているのは千葉市にあるオーエックスエンジニアリングという競技用車椅子メーカー。
ハイエンド向け競技用車椅子で参入、将来のビジョンとしてハイエンドで培った技術を一般障害者向けセミカスタムの車椅子へ、その結果、身障者がアクティブになることを目指しているようである。
汎用品もオーエックスエンジニヤリングは製造しており価格は10万から50万という。このような企業があって少なくとも消費者から支持を得ているということは確実にこの市場はあることを意味している。

すでに障害者の市場ではこうような動きが出てきている。もう少しで高齢者の市場もアクティブな考えの消費者が出現するだろう。
その時の消費者の需要にこたえるケアが用意できるだろうか。いろんな準備をしないとこうした消費者の需要に答えらず、介護業界は信頼を失うことになるのではないかと思う。

その車椅子や戦略は記事を見ていただくとして、川口氏はあえて制度疲弊の話として車椅子は「保健補助の予算の枠組みで製造できるもの、また、4年ごとに買い換えるという制度になっていたので、車体の寿命が4年持てばいい、という考え」で設計されていた。「嫌味な言い方をすると『福祉の枠内で安かろう悪かろう、カッコ悪くても仕方なかろう品』的になるメカニズムがあった」と。

中長期的展望で介護事業を考える必要があるが、なかなか介護の現場からの発想では展望を持つことは難しい。
しっかりと現実を見、介護の常識にとらわれず、世間一般の発想と常識で見るとそれほど難しいことではないと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

社会保障・制度と基礎研究

2007-11-03 11:17:08 | 提言
昨日の日経朝刊5面に「補正予算編成にからみ、高齢者医療費など健全化進まず」とあり同15面には「『着る』エアバッグ・高齢者の骨折防止」という記事が載っていた。

医療費や介護保険など社会保障費の制度についてあれほどの叡智を集め時間をかけて
議論をし、改定を行ってもいまだに解決の見通しが立たない。ということは制度の設計で対応しようとすることに限界があるのではないか。

またまた同じ日経紙面に制度の記事と技術確信の話が記載されていることに示唆がある気がする。

転倒で骨折し寝たきりになる。転倒の原因となる疾病に対する治療、骨折の治療、そして似たきりの介護とそれぞれ医療費や介護費用がかかり、その場面その場面で医療制度
、介護保険制度を利用するが、その運用や給付のあり方の議論ではすでに対応ができないレベルにまで拡大しているのであろう。
議論はより深め、転倒にいたる病理的解明を進める、骨折治療の進化(完成域かもしれない)、寝たきり状態からの脱出するケアの研究といった制度の周辺に議論の対象を持っていくべきではないだろうか。

こうした議論は総務省や厚生労働省の個々の対応では対処の外に置かれるだろう、ゆえ、たとえば少子高齢担当大臣といった特命大臣に社会保障費担当の大臣で職掌、制度のみならず基礎研究、技術開発と予算処置、そしてあ制度の議論を行わないとこれ以上の社会保障費の適正化は望み得ないと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

誠・商人の心

2007-11-02 12:32:33 | 経営
ここにきて会社の不正な行為が続いている。人を騙して儲けることはなにも最近のことではなく、古くからあったことで日本の商人の欠陥といってよい。
というようなことを思っているときわが母校の校歌を思い出した。この商人の他人をだましても儲けるという根性に警鐘の気持ちをこめて校歌を作詞したのは森林太郎(鴎外)で大正5年の作詞、
その1番の歌詞を紹介する。
「栄行く(さかゆく)御代の民草(たみくさ)我等
  事業(ことわざ)こそ種々(しなじな)かはれ
   かわらぬものは心の誠
    誠を守る商人(あきびと)我等
 いでや見ませ朝な夕な
  撓まず(たゆまず)ともにいそしむ我等」
というものである。

森林太郎(鴎外)は、事業は時代とともにいろいろ姿形をかえるがその心は誠であり、商人は誠を守ることと諌めをこめて若人に送ったものと思う。
大正の昔から普通に商売には騙すことがあり、今の会社のさまざまな不正につながる。商人の気持ちは変わらないものだと思う一方、自戒をこめて不正な行為で商売をし、儲けることは反社会的行為であると、久しぶりに校歌を聴いて思った次第である。
ちなみに森鴎外は夏目漱石と並び賞せられる明治の文豪。「雁」「山椒大夫」「高瀬舟」が代表作
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本の美術館名品展