心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

3つの視点ー現在、過去、未来

2009年06月05日 | 雑感・愚見
私達は、現在から未来へと向かって流れる時間の中に存在し進んでいます。
そして、私達が存在する場所は、当然、常に現在なのですが、
これは私達の身体が現在に存在するのであって心に関してはそうとは言えません。

心は自由気ままに過去、未来へと、想像の世界へと自由気ままに動き回ります。
例えば、誰かが過去にあった話をしていると、
それを受けて、その人の過去を想像し、その想像の世界へと移動し、
また、自分にもそんなことがあったなあと、自分の過去へと移動します。

愛しいあの人のもとに駆け付けるのだって、その人がアメリカにいようが、
アフリカにいようが、隣の駅にいようが移動時間は一瞬ですが、
身体はそうはいきません。

私達の心は、興味引かれるところへと簡単に移動します。
親が注意をしていなければ子供は興味引かれるところにふらふらっと行って、
遊園地や動物園などで迷子になるのとよく似ています。
私達の心が迷子になってどこにいるのか分からないことはありませんが、
興味あるところに惹きつけられてしまって、
なかなか戻ってこないという経験をしたことはあると思います。

この心の動きが楽しいことに惹きつけられているのならまだ良いのですが、
過去の後悔や未来の不安に強く惹きつけられていたりすると、
現在から心が留守がちになって、今のことに身が入らなくなったりします。

また、未来に魅入られしまい後先考えずに行動しすぎたり、
後先を見過ぎて、行動を起こせなくなってしまったり、
また、今しか見ずに行動してしまったり、行動できなかったりします。

あなたには、心がつい魅入られてしまうような時間の場所があったりしませんか。
気が付くと、そこに心が移動しているようなことはありませんか。
そして、そのことがあなたに嫌な思いをもたらしているなら、
その時、その場所以外に自分が立つことはできないか一度検討してみましょう。
バランス良く過去、現在、未来、想像の時空間に立って見て、
それぞれの景色を眺めてみることで何かを打開できるかもしれません。

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計

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