不幸は忘れた頃に

以前、塞翁が馬で書かせて頂いたように、
どんなに注意、備えをしていても、
人間生きていれば良い時もあれば、そうでない時もあるもので、
さらに、良いという事と悪いという事の違いも、
その多くは、出来事に対しての受け取り方でしかなかったりします。

そして、良いことがずっと続くこともなく悪いこともずっと続くこともありません。
どんな偉い人だって、かしこい人だって、高名な人だって、
みんな、みんな、同じです。

ですから、不幸な出来事？は、大なり小なり必ず、
自分の身に起きるものだと始めから想定しておくことも必要です。
これ、塞翁が馬の精神です。すると望まないことが起きた時に、
「自分にはそんなことが起きるはずが無い、何てこった。」的な、
必要以上の悲しみや絶望感を感じなくて済むかもしれません。

しかし、そうは言っても
人間、出来るだけ嫌な思いはしたくないものです。
そこで、それをちょっことだけ防ぐポイントなのですが、
人が失敗する時が多いのは緊張が緩んだ時に多く失敗する事が多いようです。

就職して１～２年して仕事に慣れてきた時にだとか、
スキーで骨折なんていうのも初心者の時ではなく、
ちょっと滑れるようになってきた時に多いようですし、
彼女（彼氏）との付き合いでも、ある程度の付き合いが続いた頃に、
危機が訪れるのも安心から来る緩みが原因ではないかと。

あらゆる危険は心の隙に忍び込むと言われています。
よくもまあ、と思えるぐらい見事にその隙を突いてきます。
隙あり、め～～ん。一本！奴は剣道の達人級の腕を持っているようで、
自信過剰、分かってくれるだろう、分かってくれるはずは、
本当の実力、本当の繋がりが出来るその日まで禁物。
その方が良さそうです。

催眠療法＆心理療法　神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計