心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

京都 広隆寺

2023年03月12日 | 名所めぐり(京都)

 

北野天満宮の花の庭の観賞を終えて

京福電気鉄道(嵐電)の北野白梅町駅から

次の目的地の広隆寺に向かいます。

 

 

 

北野白梅町駅

 

荒電に乗車すると

小学生の頃まで田舎の地域を繋いでいた電車と似ているので

ノスタルジックな気分になれるんですよね。

 

荒電の太秦広隆寺駅のホームに降り立つと

そこから広隆寺の立派な仁王門が見えるので

もう到着したのも同然。

なので仁王門を潜る前に軽く腹ごしらえ。

 

 

 

人間にとって睡眠や呼吸や食事は、

生命や健康を維持するために重要なもの。

 

睡眠や呼吸は忘れていたとしても

身体は忘れないでいてくれるので問題はありませんが、

食については、空腹を麻痺させたり、

食べることや食べたことを忘させたりするのは何故なのか。

 

 

 

京都 広隆寺 南大門(仁王門)

 

広隆寺は、京都市右京区の東映太秦映画村の南、

荒電の太秦広隆寺駅を下車して直ぐの所にあり、

飛鳥時代に起源を持つ京都で最も古いお寺になります。

 

日本に帰化した秦氏族の秦河勝(はた の かわかつ)が

聖徳太子のために創建したお寺であることと、

平安京遷都の以前からあったことは分かっているようですが

正確な創建の年は、分かっていません。



 

広隆寺 南大門 仁王像

 

 

 

 

 

何と言っても広隆寺の見所は、

私の小学か中学の教科書にも登場していた

国宝第1号の弥勒菩薩半跏子思椎像です。

 

 

美術品として見る仏像は、素晴らしいものが無限の如くで、

仏像に嵌り追い求めると際限がなくなる危険性があるので

仏像観賞を主眼に置いた名所巡りをしないようにしていたことも

広隆寺の拝観が今になった理由の一つです。

 

とは言え国宝第1号の弥勒菩薩半跏子思椎像は、

外すことが出来ないし、外すつもりもなかったので

ようやく名所巡りの経路に組み入れることが出来たので

広隆寺を訪れることができました。

 

 

 

広隆寺 境内

 

広隆寺の初拝観、仁王さんに挨拶をして門を通り抜けると

そこには想像していた以上の広い境内がありました。

 

 

 

広隆寺 薬師堂

 

 

 

広隆寺 講堂(赤堂)

 

1165年に再建された講堂【重要文化財】は、

広隆寺で最も古い建築物で『赤堂』とも呼ばれています。

現在、修復工事中。

 

 

 

広隆寺 能楽堂

 

 

 

広隆寺 地蔵堂

 

 

 

井戸舎(右)と太秦殿(河勝殿)

 

 

 

上宮王院大師殿(本堂)

 

1730年に建てられた上宮王院大師殿(本堂)は、

広隆寺で最も大きい建物で、

御本尊の聖徳太子立像は、下着姿の聖徳太子像に

実物の着物を着て安置されています。

 

代々の天皇より即位等の重要儀式の際に実際に着用した

黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)が贈られ、

本尊の聖徳太子立像に着衣してもらう習わしが

平安時代より続いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広隆寺 弁天社

 

 

 

 

醍醐寺、曼殊院、清凉寺、毘沙門堂もそうで

弁天堂と庭園(池)が一緒になっていることが多いのは

何故なのか。

 

 

 

広隆寺 書院

 

 

 

 

書院(非公開)の屋根瓦の菊の御紋

 

仁王門の外側は、車が行き交い街の生活音が溢れる世界、

仁王門の内側に一歩足を踏み入れると静寂の世界。

 

境内にちょっとしたベンチがあると

近所の人達にとっては憩いの場所となりそうですが、

広隆寺は、そういう寺院ではないんでしょうね。

 

 

 

 

広隆寺は、境内に入るだけなら無料ですが

新霊宝殿の仏像を拝観するには拝観料が必要になります。

 

今回の私の広隆寺のお目当ては

国宝第1号の弥勒菩薩半跏子思椎像

実際の眼で拝ませてもらうことなので

拝観料を納めて有料エリア内に前進です。

 

 

 

広隆寺 桂宮院本堂(八角円堂)石標

 

参拝受付を済ませて入り口の立て札を奥へ進み

桂宮院(けいきゅういん)の石碑を左へと進んだ奥は、

聖徳太子が楓野別宮を起こした場所として伝えられています。

 

その場所には、1251年に中観上人が再興した

桂宮院(八角円堂)【国宝】があるのですが、

現在、修復工事中のようなので非公開となっています。

 

 

 

広隆寺 旧霊宝殿

 

新霊宝殿の西隣にある旧霊宝殿は、

1922年に建設されてもので、現在は公開されていません。

 

 

 

広隆寺 庭園

 

新霊宝殿の前に広がる苔に覆われた庭園。

 

拝観料を納めた後は、新霊宝殿で仏像を観賞して

広隆寺の拝観は終えるだけと思っていた所に

現れた立派な庭園をしばし観賞。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広隆寺 新霊宝殿

 

この新霊宝殿に国宝第1号弥勒菩薩半跏思惟像に加えて

約50体もの仏像が鎮座しており、内16体の仏像が国宝です。


新霊宝殿内は、他と同じように写真撮影禁止で

室内の照明は暗めに設定されていました。

 

仏像を観賞する人がそこそこいたのですが

一人で訪れて仏像を観賞する人はもちろんのこと、

数人の仲間で訪れたであろう人達からも

一切の話し声は聞こえず、室内は静寂の世界。

 

撮影禁止とはなっていましたが、

私語禁止とはなっていなかったように思うけれども

話する人は誰もおらず、室内は静寂の世界。

 

 

 

 

新霊宝殿の仏像観賞を終えての感想は、

いや~良かったあ~。

 

拝観前の予定と言うか想像では、

弥勒菩薩半跏思惟像をパッと見て終わりだったので

広隆寺には1時間も滞在しないだろうと思っていたのですが

新霊宝殿の中にどれ位滞在したのだろうか。

広隆寺にどれ位滞在したのだろうか。

 

新霊宝殿の中央奥に鎮座していた弥勒菩薩半跏思惟像は、

思ってた以上に大きく見応え十分なものでしたし、

その他の立ち並ぶ仏像も見応え十分。

 

新霊宝殿は、寺宝を管理保管する場所と言うより

室内の美術館のような雰囲気が

仏像の魅力をより一層引き出しています。

 

この日のこの時間の一般の拝観者は、ちらほら。

修学旅行生か遠足と思われる10人前後の集団が一組。

広隆寺の魅力と拝観者の人数がまるで合って無いんですよね。

 

だからこそ落ち着いて拝観できるのが

また良いんですけどね。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。