心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

弟の拳

2023年11月01日 | 雑感・愚見

 

2021年 イギリスで27歳の兄が

自分の彼女に性的なジョークを言われて

激怒した弟が、兄を殴殺しました。

 

ジョークの内容は分かっていませんが

兄を殴殺した弟は、元ボクサーだった。

 

 

人間って顔の形が変わる位にボコボコに殴られても

死なない時は死なないものですが、時に『えっ』って思う位に

あっけなく死んでしまうこともあるので

一時の感情にまかせて行動した結果、

人生がトンデモない方向へ激変することがあります。

 

格闘技経験がない人間に突然殴られても

大した傷みもダメージも負うことがなかったりしますが

これが経験者となると破壊力が違ってくるんですよね。

 

日本の場合ではよく知られている

格闘技経験者のパンチは、

凶器と同じ扱いとなるので罪が重くなる。

と言うやつですが、

法律にはそんなことは書かれていないようですが

あれは過去の裁判である裁判官が下した判決で、

日本の裁判は、判例に基いて判決が下されるので

まあ経験者かどうかを考慮される可能性が高そうです。

 

イギリスが日本と同じとは限らないので

量刑にどう影響するかは分かりません。

 

兄弟の両親は、悲しいでしょうね。

一度に二人の子供を失ったようなものですからね。

 

この事件、兄を破壊するまでボコボコにしたのか、

ワンパンがド急所にヒットしたのか、

倒れた時に頭の打ち所が悪かったのか、

その辺のことが分かっていませんが、

日頃の兄弟の関係がどうだったのでしょうか。

 

仮にジョークが『それを言っちゃあ御終いよ。』的な

内容であったとしても兄弟の関係が良好だったら

パンチに特化したボクシングの経験者が

握り拳で殴るってのは有り得るのだろうかと。

 

大好きな彼女のことを馬鹿にされたら

自分のこと以上に腹が立つのも分からんでもないけど、

その怒りが強すぎて

ボクサーのパンチ力を身に付けていることまで忘れて

子供の頃には当たり前のようにしていた

殴り合いの喧嘩の感覚で殴ってしまったのかも。

 

それと弟の彼女も、

よくぞやってくれた。ありがとう。

何て感謝するはずもないしなあ。

 

何も無ければ二人でどこかに出かけたり、

食事をしたりと楽しい時間を沢山持てたはずが、

数年間、あるいは数十年間無くなりました。

 

これ二人の関係は、どうなんだろう。

 

 

人を死に追いやる。自分を死に追いやるは、

当たり前のことですが御法度。

 

嫌いな奴の人生でも奪う権利など有していないし、

自分の人生も一時の感情に放り出してしまうほど

価値のないものじゃないはずなので、

 

その人が、心の中で相手の命も自分の命も、

そして、命とまで言わなくても

相手のことはもちろんのこと、

自分のことも、どれだけ重要なものと感じているかが

強い感情で我を逸した際の

行動の違いとなって現れるような気がします。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



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