野洲市にある三上山は標高432mの低山ながら「御上神社」の神体山として崇められ、その山容から近江富士と呼ばれてランドマークになっています。
御上神社は第7代天皇・孝霊天皇(伝承の時代)に、天之御影命が三上山の山頂に降臨し、三上山を神奈備として祀ったのが始まりとされている。
三上山の登山ルートは、表登山道・裏登山道・近江富士花緑公園からのルートがあり、今まで登った経験から楽しいのは表参道~裏参道の定番ルートになります。
三上山には当方のように年に何度か登りにくる人もいれば、日課のように登られる方がおられ、この日に出会った方は“ここはホームマウンテン!”とおっしゃっていました。
暑くなるまでに登り始めたいので朝早めに到着しましたが、7時過ぎにも関わらず車はかなり停まっており、靴を履き替えたりスプレーしたりと山登りの準備をしている人もチラホラ。
実際に登山口に向かって歩いて行かれる方も見受けられ、幅広い層に人気のある山なのが実感できます。
集落の中を歩いていくと表登山道と裏登山道の分岐がありますが、これから登ろうとする人が登りたい道に分かれていくのが面白い。
当方が登る表登山道の登山口は民家の隙間から登るような場所にありますので少し特殊な場所にある登山口だと思います。
登山道を登り始めてすぐの場所には「魚釣岩」があって、昔々琵琶湖の水位がここまであった時に神様がこの岩の上から魚を釣っていたという伝説があるという。
琵琶湖には湖中に沈んだ場所や内陸まで湖が広がっていたという話はいくつも残りますし、目の前に野洲川が流れていますのであながち作り話でもないような。
御上神社の鳥居から妙見堂跡という寺院跡までは15分くらいですが、急登や石段が続きますのでまずは体を慣らしながら登ることになります。
妙見堂跡には御堂はもう残っていないものの、手水や石灯籠は残っており、大きな寺院があったことが伺われる場所です。
三上山は1時間もあれば山頂に着けますので気楽に立ち寄ってしまいますが、時間や距離はともかくとして表登山道は中々しんどい道が続きます。
表登山道は途中までは急登が多く、後半は岩場を登っていくことになり、巨石の間をすり抜けたりと変化に富んだコースで楽しめるとはいえ楽ではない。
樹林帯の中を通る裏登山道から登る方も多いですが、岩のゴロゴロした道をひたすら登るのみの道で、歩きにくいので楽勝で登れますって感じではなさそうです。(下山時の感想)
表登山道も途中まではどちらかというと単調な坂を登ることになりますので、「割岩」という巨石に到着するのが待ち遠しくなってきます。
ということでお待ちかねの「割岩」に到着。
この岩場の左上(スギの木の裏)に割岩があり、岩場を登って岩の裂けめまでチェーンを頼りに登ることになります。
チェーンが吊るされているのでこの岩の上まで登って、最後は岩の間を通り抜けます。
迂回路があるので迂回することも可能で、岩の上から後続の方を確認したら迂回されていきました。
岩の下には「肥満度確認可能」の看板があり、肥満の人は通れない。
この割岩は、初めて来た時は無事通れて、次は購入したばかりのジャケットとリュックが汚れたり擦れたりするのが嫌だったので迂回。
夏の間に当方は4㌔ほど減量したので今回はあっさり抜けられるか?と思い挑戦です。
途中までは順調にすり抜けたものの、最後の方にあった極狭の場所でつっかえてしまいます。
ズリズリと体を揺すりながら通り抜けることが出来ましたが、リュックを背負ったままというのに無理があったかも。
岩の隙間からエイヤ!と抜けたら先に登られていて割岩を迂回された方が休憩中。
抜けれました!と思わず声をかけ、先を進む当方には気を付けて!の声。ありがとうございます!と登り始める。山はマナーが大事です。
さてここからは岩場の連続ですが、岩場に分岐点。
左楽、右急坂の看板がありましたので、急坂を選択して右にコースを取ります。
岩場の急坂を少し登るといきなり景色が広がる場所がありましたので、ここで水分補給の休憩。
当方は湖東の山を登ることが多いので、近江盆地の田園風景と琵琶湖の風景、対岸の山々(比良山系)がおなじみの光景になっています。
吹き出すように滴る汗、息を切らしつつ足を止めずに登る、3点支持要注意の場所などを越えていく辛さもこういう風景で一瞬で癒されますね。
...と癒された後は山頂まで露岩の岩場登りが続きます。
急な岩場には岩を削って足場が確保されていたり、手すりが付けられている場所があり、特に危険さは感じませんが、気温が高い中で全身を使って登りますので汗が凄い。
汗は吹き出すものの岩場登りの楽しさを満喫しながら登ることになり、先行する人とも後続の人とも距離は縮まらず、みな同じくらいのスピードで山頂を目指す。
ゆっくりながら同じペースで登っていくのが急登や岩場では有効なのかと思います。
そして下界に向かって平たい一枚岩の巨石がある展望台に到着です。
心地よい程度の風が汗だくの体に気持ちよく、しばし休憩です。
ここから御上神社の磐座や奥宮、三上山の山頂は目と鼻の先です。
巨大な岩の上に磐座が祀られ、その奥には鳥居と祠が祀られています。
登り道の途中で情報交換しながら話をした人が岩の上に腰かけて祠の裏の方を指さして山頂はあそこだよと合図を送ってくださいます。
表登山道~裏登山道で周回すると通り過ぎてしまう場所にありますので、知らないと可哀そうということで合図を送ってくださったのでしょう。
山頂には眺望はありませんが、休憩したり食事したりするのにいい場所です。
展望台の方だと人の出入りが多くなって混雑することがありますので、あまり長居はせず入れ替わった方がいいのかもしれません。
では裏登山道を使って下山しますが、裏下山道から登って来られる方も結構多く、下るだけなのに岩が多くって歩きにくいためスピードは出ませんでした。
近江富士とも呼ばれる三上山は、富士山のようにお椀を伏せたような円錐型ですが、御上神社側から見るとピークが2つあります。
右の低い方の山のピークは「女山(雌山)」(標高260m)で、裏登山道の途中の分岐からすぐに山頂まで登れます。
御上神社は第7代天皇・孝霊天皇(伝承の時代)に、天之御影命が三上山の山頂に降臨し、三上山を神奈備として祀ったのが始まりとされている。
三上山の登山ルートは、表登山道・裏登山道・近江富士花緑公園からのルートがあり、今まで登った経験から楽しいのは表参道~裏参道の定番ルートになります。
三上山には当方のように年に何度か登りにくる人もいれば、日課のように登られる方がおられ、この日に出会った方は“ここはホームマウンテン!”とおっしゃっていました。
暑くなるまでに登り始めたいので朝早めに到着しましたが、7時過ぎにも関わらず車はかなり停まっており、靴を履き替えたりスプレーしたりと山登りの準備をしている人もチラホラ。
実際に登山口に向かって歩いて行かれる方も見受けられ、幅広い層に人気のある山なのが実感できます。
集落の中を歩いていくと表登山道と裏登山道の分岐がありますが、これから登ろうとする人が登りたい道に分かれていくのが面白い。
当方が登る表登山道の登山口は民家の隙間から登るような場所にありますので少し特殊な場所にある登山口だと思います。
登山道を登り始めてすぐの場所には「魚釣岩」があって、昔々琵琶湖の水位がここまであった時に神様がこの岩の上から魚を釣っていたという伝説があるという。
琵琶湖には湖中に沈んだ場所や内陸まで湖が広がっていたという話はいくつも残りますし、目の前に野洲川が流れていますのであながち作り話でもないような。
御上神社の鳥居から妙見堂跡という寺院跡までは15分くらいですが、急登や石段が続きますのでまずは体を慣らしながら登ることになります。
妙見堂跡には御堂はもう残っていないものの、手水や石灯籠は残っており、大きな寺院があったことが伺われる場所です。
三上山は1時間もあれば山頂に着けますので気楽に立ち寄ってしまいますが、時間や距離はともかくとして表登山道は中々しんどい道が続きます。
表登山道は途中までは急登が多く、後半は岩場を登っていくことになり、巨石の間をすり抜けたりと変化に富んだコースで楽しめるとはいえ楽ではない。
樹林帯の中を通る裏登山道から登る方も多いですが、岩のゴロゴロした道をひたすら登るのみの道で、歩きにくいので楽勝で登れますって感じではなさそうです。(下山時の感想)
表登山道も途中まではどちらかというと単調な坂を登ることになりますので、「割岩」という巨石に到着するのが待ち遠しくなってきます。
ということでお待ちかねの「割岩」に到着。
この岩場の左上(スギの木の裏)に割岩があり、岩場を登って岩の裂けめまでチェーンを頼りに登ることになります。
チェーンが吊るされているのでこの岩の上まで登って、最後は岩の間を通り抜けます。
迂回路があるので迂回することも可能で、岩の上から後続の方を確認したら迂回されていきました。
岩の下には「肥満度確認可能」の看板があり、肥満の人は通れない。
この割岩は、初めて来た時は無事通れて、次は購入したばかりのジャケットとリュックが汚れたり擦れたりするのが嫌だったので迂回。
夏の間に当方は4㌔ほど減量したので今回はあっさり抜けられるか?と思い挑戦です。
途中までは順調にすり抜けたものの、最後の方にあった極狭の場所でつっかえてしまいます。
ズリズリと体を揺すりながら通り抜けることが出来ましたが、リュックを背負ったままというのに無理があったかも。
岩の隙間からエイヤ!と抜けたら先に登られていて割岩を迂回された方が休憩中。
抜けれました!と思わず声をかけ、先を進む当方には気を付けて!の声。ありがとうございます!と登り始める。山はマナーが大事です。
さてここからは岩場の連続ですが、岩場に分岐点。
左楽、右急坂の看板がありましたので、急坂を選択して右にコースを取ります。
岩場の急坂を少し登るといきなり景色が広がる場所がありましたので、ここで水分補給の休憩。
当方は湖東の山を登ることが多いので、近江盆地の田園風景と琵琶湖の風景、対岸の山々(比良山系)がおなじみの光景になっています。
吹き出すように滴る汗、息を切らしつつ足を止めずに登る、3点支持要注意の場所などを越えていく辛さもこういう風景で一瞬で癒されますね。
...と癒された後は山頂まで露岩の岩場登りが続きます。
急な岩場には岩を削って足場が確保されていたり、手すりが付けられている場所があり、特に危険さは感じませんが、気温が高い中で全身を使って登りますので汗が凄い。
汗は吹き出すものの岩場登りの楽しさを満喫しながら登ることになり、先行する人とも後続の人とも距離は縮まらず、みな同じくらいのスピードで山頂を目指す。
ゆっくりながら同じペースで登っていくのが急登や岩場では有効なのかと思います。
そして下界に向かって平たい一枚岩の巨石がある展望台に到着です。
心地よい程度の風が汗だくの体に気持ちよく、しばし休憩です。
ここから御上神社の磐座や奥宮、三上山の山頂は目と鼻の先です。
巨大な岩の上に磐座が祀られ、その奥には鳥居と祠が祀られています。
登り道の途中で情報交換しながら話をした人が岩の上に腰かけて祠の裏の方を指さして山頂はあそこだよと合図を送ってくださいます。
表登山道~裏登山道で周回すると通り過ぎてしまう場所にありますので、知らないと可哀そうということで合図を送ってくださったのでしょう。
山頂には眺望はありませんが、休憩したり食事したりするのにいい場所です。
展望台の方だと人の出入りが多くなって混雑することがありますので、あまり長居はせず入れ替わった方がいいのかもしれません。
では裏登山道を使って下山しますが、裏下山道から登って来られる方も結構多く、下るだけなのに岩が多くって歩きにくいためスピードは出ませんでした。
近江富士とも呼ばれる三上山は、富士山のようにお椀を伏せたような円錐型ですが、御上神社側から見るとピークが2つあります。
右の低い方の山のピークは「女山(雌山)」(標高260m)で、裏登山道の途中の分岐からすぐに山頂まで登れます。
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