サヨナラ。

ファイターズ、ウチのご近所、函館での楽天戦、延長10回サヨナラ勝ち!!
稲葉選手がやってくれた。よかったなあ。
先週の約束守ったダルビッシュ投手もすごかった。
明日は今季たしか2度目のマー君対決。今度は勝ってくれ。勝つと書いてマサル投手!!

今日は天気がイマイチで、午前中も用があったりして、バイクにはさわれなかった。
午後はファイターズ戦観ながら、気まぐれに刃物研ぎなど。


いわゆる「肥後守」、ウチ中のをかき集めたらこんなにあった。
この手の折込小刀を「肥後守」と通称しているが・・・。


「肥後守」は、ホントは右のに刻印されているカネ駒の登録商標らしい。「登録商標 肥後守定カネ(┐)駒」と刻印されている。肥後守といえば本来これをさす。
しかし、ある特定用途の類似品が代表ブランドで通称されるのは珍しい事ではなかろう。
たとえば、小型四輪駆動車がどれも「ジープ」と呼ばれていたのはそんなに昔の話じゃない。
左のやつは「登録商標 肥後瓢学王 切味本位」と刻印されている。しかし今ググってみてもこの名は見当たらない。
こいつは、いつだったか定かでないが、たぶん30年かそこら前に文房具店で買ったものだ。柄は黒色酸化皮膜仕上げの鉄板。
何百円という値段だったが、新品からまあまあまともな刃がついていたし、研げばさらにものすごくよく切れた。
当初半片刃とでもいうのか、両刃ベタ研ぎの刃先だけ片刃の小刃をつけたような形に研がれていたが、後に自分で両刃のベタ研ぎに直した。鋼材は悪くないようで、切れ味はカミソリ級で永続きする。
右の本家肥後守は、10年くらい前に札幌の秀岳荘という登山洋品店で買ったと思う。青紙鋼割込に真鍮の柄で、けっこういい値段だったと思う。千円以上はしたな確か。


この3本は、本家の品だが廉価版。ホームセンターあたりで買ったやつだ。めっき鉄板の柄がつく。
パック入りで売ってるので、買って開けてみるまで出来が分からない。
本家の看板を背負っている割には、刃はどれもグラインダ痕が粗く、刃付けは雑だった。きちんと研ぎなおさないと鉛筆も満足に削れないようなシロモノだ。いちばんでかいやつは切っ先が欠けてたし。ひでえもんだ。
柄とカシメを調整し、刃を研ぎ直して、なんとか使えるようになった。看板だけで信用してはいけない、ということか。

一番上の写真のいちばん右のやつは、ホームセンターで買った肥後守の刃を使って、ジュラ板の柄を付けてライナーロックにしたものだ。切っ先も角度を鈍くしてある。子供の工作用にと思って作ってみたのだが、残念ながら鉛筆を研ぐくらいしか需要がなかった。


そのライナーロック部。
この程度のジュラ板なら、ライナーロックを子供でも解除できる。


自作小刀。
ずっと以前、七輪を使った炉で古い組やすりを鍛造したものだ。
物は試し、でねじったり丸めたりして、悦に入っていた。
こんなのでも結構切れるのだ。
捻りのピッチが不揃いとか、細かいことを突っ込んではいけない。本人喜んでんだからいいのだ。


タバコと比較。元が細工用の組やすりだから小さいのだ。


肥後守ライナーロックと並べてみた。


オピネル2本。
フランスの肥後守みたいなお手軽折込小刀だ。
刃を開けば柄の首のとこを回してロックできるようになっている。柄は木だ。
上のは30年近く前のやつで、遊び半分で柄を指型に削って蝋をしみこませてある。
下のは10年くらい前に買った物だ。キャンプででも使おうかと思ってな。


切っ先は本来下の形が正しい。
上のは、若い頃に部屋でダーツの的に投げて遊んでいて切っ先を折ってしまい、ドロップポイントに削りなおしたのだ。
サイズは上がNo.9、下がNo.8。今は店でNo.9は見かけないが、廃盤なのだろうか。数字が大きいほどサイズも大きくなるので、本来なら上のは下のより少し長いはずだった。


今日研いだ刃はどれも錆びやすいので、こいつを塗って保存する。
刃物の手入れだけでなく化粧品や整髪料にも使われる「椿油」で、こいつは化粧品でもおなじみの黒ばら本舗の、刃物用製品だ。
椿油は非乾燥性で、防錆と潤滑に効果がある。植物油なので料理用刃物にも安心して使える。もちろん、その場合使う前には洗わきゃなんないだろうけどな。
肥後守はSK材などの炭素工具鋼か黄紙白紙といった刃物用炭素鋼、オピネルもステンレス刃のモデルはあるが、俺のは炭素鋼系だ。青紙は合金鋼だが、ステンレス系ではないのでやっぱり錆びやすい。

で、こんなにあっても全部使うわけではない。机上には1本あれば沢山だし。こんな集めちゃって、バカだねえ俺。

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