空師(そらし)という仕事を私はまったく知らなかった。2007年1月5日のNHKにんげんドキュメントを見て始めて知った。寺社や屋敷林などの巨木や狭い敷地内にある木を切ったり、枝を払う職人が空師だ。
病院建て替えの邪魔になった巨木や、落ち葉が迷惑になるなど周りをビルに囲まれ取り残されたケヤキなど人の生活の都合で伐採されることが多い。
空師はチェーンソーを持って数十メートルの木に登り、枝や幹をクレーンからのロープで吊りながら切っていく。高い木のすぐ近くに家やお墓が建っていたり、電線が枝の間を走っているような場所で、伐った枝を目的のところへ降ろし、木の幹を安全な場所に倒す。
もしクレーンからのロープがうまくかかっていなければ、木が落下し、逆にクレーンがロープを引っ張りすぎていた場合、切ったとたんに木が跳ね上がってしまう。
空師は木の所有者から木を丸ごと買い取り、切り出して売ることで利益を出している。切り方ひとつで原木としての価値は大きく変わってしまう。また、高所での作業なので熟練の技を要する。空師は、高齢化し、年々減ってきている。
熊倉さんは、数少ない空師の中でもとりわけ若く、腕も良い。職人に憧れ、中学を出てすぐに親方に弟子入りした。
街中などでは、木の枝を切っていると、通行人から「木を切るな」と言われたり、白い目で見られることが結構多いという。
木には切り倒し時がある。すぐそばが道路になり大きな根を切られて、木の周囲10cmほどを残し中は全部空洞になってしまい、ようやっと立っているような木はもっと早く切ってやり、材木として役に立つ第二の人生を送れるようにすべきだという。
木を切る時は、落ちた木が住宅に傷をつけないように工夫するし、同時に枝や幹を材木としてもっとも良く利用できるように切る。枝は幹に近いところなら安全に切れる。しかし、切り口から腐食が起こり幹に達すると木は枯れる。そこでなるべく幹から遠いところで枝を切る。
空師の仕事は命がけだ。
「今もこわいですよ。恐くないときが逆に危ないですね。ヒヤッとすることはしょっちゅうですね」
「住宅地にある木は100年を越える木でも、自然に生えた木はほとんどなくて、遠い将来役立つとして昔の人が植えた木なんです」
熟練の技を持ち、危険に飛び込み、大切な木の植物としての命を絶ち、材木としての第二の人生をより良い状態で出発させる、それが空師だ。
病院建て替えの邪魔になった巨木や、落ち葉が迷惑になるなど周りをビルに囲まれ取り残されたケヤキなど人の生活の都合で伐採されることが多い。
空師はチェーンソーを持って数十メートルの木に登り、枝や幹をクレーンからのロープで吊りながら切っていく。高い木のすぐ近くに家やお墓が建っていたり、電線が枝の間を走っているような場所で、伐った枝を目的のところへ降ろし、木の幹を安全な場所に倒す。
もしクレーンからのロープがうまくかかっていなければ、木が落下し、逆にクレーンがロープを引っ張りすぎていた場合、切ったとたんに木が跳ね上がってしまう。
空師は木の所有者から木を丸ごと買い取り、切り出して売ることで利益を出している。切り方ひとつで原木としての価値は大きく変わってしまう。また、高所での作業なので熟練の技を要する。空師は、高齢化し、年々減ってきている。
熊倉さんは、数少ない空師の中でもとりわけ若く、腕も良い。職人に憧れ、中学を出てすぐに親方に弟子入りした。
街中などでは、木の枝を切っていると、通行人から「木を切るな」と言われたり、白い目で見られることが結構多いという。
木には切り倒し時がある。すぐそばが道路になり大きな根を切られて、木の周囲10cmほどを残し中は全部空洞になってしまい、ようやっと立っているような木はもっと早く切ってやり、材木として役に立つ第二の人生を送れるようにすべきだという。
木を切る時は、落ちた木が住宅に傷をつけないように工夫するし、同時に枝や幹を材木としてもっとも良く利用できるように切る。枝は幹に近いところなら安全に切れる。しかし、切り口から腐食が起こり幹に達すると木は枯れる。そこでなるべく幹から遠いところで枝を切る。
空師の仕事は命がけだ。
「今もこわいですよ。恐くないときが逆に危ないですね。ヒヤッとすることはしょっちゅうですね」
「住宅地にある木は100年を越える木でも、自然に生えた木はほとんどなくて、遠い将来役立つとして昔の人が植えた木なんです」
熟練の技を持ち、危険に飛び込み、大切な木の植物としての命を絶ち、材木としての第二の人生をより良い状態で出発させる、それが空師だ。