大久保公裕著「あなたの知らない 花粉症の治し方」2009年11月、暮らしの手帖社発行を読んだ。
花粉症全体の解説、根本から直すための減感作療法、新しい減感作療法、症状を軽くする薬、グッズについて、最新の医療情報を押さえて、極めてわかりやすく書かれている。
以下、気になったところを抜き出す。
花粉症には個人差がある。朝起き抜けにくしゃみが出る(モーニングアタック)人、鼻水が出る人、目がかゆい人、鼻が詰まる人などだ。タイプによって対策が異なる。
鼻をかんだ回数などアレルギー日記を付けると、自分や医者の助けになる。
花粉症の本体はアレルギー疾患だが、症状は鼻の形や病気の有無、粘膜の過敏さで異なる。アレルギー以外の原因で症状が強く出る患者に減感作療法は有効でない。現在は、減感作療法でアレルギーが主因の患者の80%が治癒あるいは症状が軽快になる。
市販の点鼻薬で血管収縮薬が入っているものを煩雑につかうとリバウンド現象で鼻づまりがさらに悪化する。
副腎皮質ホルモン、つまりステロイドには副作用があるが、鼻に噴霧したときは身体の中に入る量がかなり少ないので問題ない。
花粉症が始まってから薬を飲むのでは遅い。関東でスギ花粉が飛び出すのはだいたい2月はじめごろなので、1月下旬から抗アレルギー薬を飲み始め、花粉シーズンの終わる5月上旬まで飲み続けるのが良い。
室内に入った花粉は湿気を吸ってすぐ床に落ちる。掃除機や濡れ雑巾でとるのが有効だ。花粉の粒子は大きいので、普通の掃除機のフィルターにほとんどひっかかる。
著者の大久保公裕は、1959年生まれ。日本医科大、同大学院耳鼻咽喉科卒。アメリカ国立衛生研究所留学。2000年日本医科大学耳鼻咽喉科准教授、日本アレルギー学会理事など。
私の評価としては、★★★★☆(四つ星:お勧め)
花粉症で困っている人は、あまた出版されている怪しげな本でなく、最新情報をわかりやすく簡潔に解説したこの本を是非読むべきだ。
私のアレルギーについては、 「アレルギー検査」に書いたように、スギやイネ科だけでなく、ホコリ、ダニにもアレルギーがある。
薬による対処療法でなく、体質から直そうとして、聞きかじったナツメの実を一日一個、一年間食べ続けた。家族に冷ややかにされ、ネットで大量購入したため中華料理屋と間違われ、いろいろな食材の売込みが続き、閉口した。そして、1年後、まったく効果ないことを証明した。
ならば皮膚を強くしようと、朝起きたときに寒風摩擦を始めた。半年ほど続けたところで、アレルギー科の医者にその話をしたところ、大声で笑われ、「花粉症には効きませんよ。まあ、健康に良いかもしれませんがね」とはっきり否定されて、やる気を無くした。
以来、耐えられないときだけ、対処療法の軽めの薬を飲んでいる。この本を読んだので、今後は、1月末からシーズン前の薬を飲み始め、治まり始める5月ごろまでは続けてみるつもりだ。
減感作療法は、近くに適当な病院もないし、最初は週2回、そして約1年も続ける気力はないので、パス。免疫力が衰え、花粉症がでなくなるという80歳までもうすぐだし。
蛇足
鼻水がとまりません I have a runny nose.
目がかゆいのです I have itchy eyes.
涙がとまりません I have watery eyes.
くしゃみがとまりません I can’t stop sneezing.
花粉症全体の解説、根本から直すための減感作療法、新しい減感作療法、症状を軽くする薬、グッズについて、最新の医療情報を押さえて、極めてわかりやすく書かれている。
以下、気になったところを抜き出す。
花粉症には個人差がある。朝起き抜けにくしゃみが出る(モーニングアタック)人、鼻水が出る人、目がかゆい人、鼻が詰まる人などだ。タイプによって対策が異なる。
鼻をかんだ回数などアレルギー日記を付けると、自分や医者の助けになる。
花粉症の本体はアレルギー疾患だが、症状は鼻の形や病気の有無、粘膜の過敏さで異なる。アレルギー以外の原因で症状が強く出る患者に減感作療法は有効でない。現在は、減感作療法でアレルギーが主因の患者の80%が治癒あるいは症状が軽快になる。
市販の点鼻薬で血管収縮薬が入っているものを煩雑につかうとリバウンド現象で鼻づまりがさらに悪化する。
副腎皮質ホルモン、つまりステロイドには副作用があるが、鼻に噴霧したときは身体の中に入る量がかなり少ないので問題ない。
花粉症が始まってから薬を飲むのでは遅い。関東でスギ花粉が飛び出すのはだいたい2月はじめごろなので、1月下旬から抗アレルギー薬を飲み始め、花粉シーズンの終わる5月上旬まで飲み続けるのが良い。
室内に入った花粉は湿気を吸ってすぐ床に落ちる。掃除機や濡れ雑巾でとるのが有効だ。花粉の粒子は大きいので、普通の掃除機のフィルターにほとんどひっかかる。
著者の大久保公裕は、1959年生まれ。日本医科大、同大学院耳鼻咽喉科卒。アメリカ国立衛生研究所留学。2000年日本医科大学耳鼻咽喉科准教授、日本アレルギー学会理事など。
私の評価としては、★★★★☆(四つ星:お勧め)
花粉症で困っている人は、あまた出版されている怪しげな本でなく、最新情報をわかりやすく簡潔に解説したこの本を是非読むべきだ。
私のアレルギーについては、 「アレルギー検査」に書いたように、スギやイネ科だけでなく、ホコリ、ダニにもアレルギーがある。
薬による対処療法でなく、体質から直そうとして、聞きかじったナツメの実を一日一個、一年間食べ続けた。家族に冷ややかにされ、ネットで大量購入したため中華料理屋と間違われ、いろいろな食材の売込みが続き、閉口した。そして、1年後、まったく効果ないことを証明した。
ならば皮膚を強くしようと、朝起きたときに寒風摩擦を始めた。半年ほど続けたところで、アレルギー科の医者にその話をしたところ、大声で笑われ、「花粉症には効きませんよ。まあ、健康に良いかもしれませんがね」とはっきり否定されて、やる気を無くした。
以来、耐えられないときだけ、対処療法の軽めの薬を飲んでいる。この本を読んだので、今後は、1月末からシーズン前の薬を飲み始め、治まり始める5月ごろまでは続けてみるつもりだ。
減感作療法は、近くに適当な病院もないし、最初は週2回、そして約1年も続ける気力はないので、パス。免疫力が衰え、花粉症がでなくなるという80歳までもうすぐだし。
蛇足
鼻水がとまりません I have a runny nose.
目がかゆいのです I have itchy eyes.
涙がとまりません I have watery eyes.
くしゃみがとまりません I can’t stop sneezing.